概要
スポーツの強豪、討総学園の創設者にして校長たるセルゲイ・フォスター自慢の一人息子であり、同校野球部のエース。幼少時からの英才教育の結果、あらゆるスポーツにおいて一流の実力を発揮する万能アスリートへと育ち、フルマラソンの大会に出場してから野球の練習に臨むなどスポーツ漬けの日々を送っている。
悪人顔とでも言うべき眉間に皺が寄った陰険な顔つきをしているが、その実性格は非常に素直。スポーツマンシップに則って相手と正々堂々戦うことを好み、傍から見れば明らかに問題人物である父を心から愛する純粋な性格の持ち主である(しかも犬好き)。キャッチャーなしで試合を始めようとしたり、嘘にコロッと騙されてしまったりするなど、抜けている部分も多い。
練習であろうが周囲を顧みず全力で競い合おうとするほどの並外れた闘争心を持つゆえに、生徒同士の熾烈な競争を是とする討総学園においては「学園の理念を体現する存在」と称揚されているが、父の操り人形というわけではなく、彼のやり方に疑問を抱き、学園の体制を改善するために陰で根回しを行うなど、あくまで一人の青年としてしっかりと確立された自我を持って行動している。
なお、練習には欠かさず持ち込み、休憩時も部室に飾ったものを眺めて悦に入るなどといったように、異常なまでにトロフィーへ執着するやや幼い一面を持っており、これが主人公から問題視されることも。
ちなみに、アスレテース高校編で初登場した際は口を開くたび三点リーダー(・・・のこと)を要するほどの陰気で寡黙なキャラクターとして描かれていたが、イベキャラシナリオや討総学園編では周囲と変わらない程度には饒舌なキャラクターに変化している。
選手能力
普段は本来の実力を出し切っておらず、追い詰められて敗北の気配を感じると抑制のタガが外れ驚くほどの集中力と出力を見せるようになる。148km/h→171km/hと最高球速が23km/hも変わることを踏まえると、普段いかに力を抑えているかがよくわかるだろう。
ただし、実際のゲームプレイ上で171km/hを投げることはできず、最高球速148km/hは大西=ハリソン=筋金、猪狩守、木場嵐士、闇野栄剛、阿麻央真、堂江竜河、梶増人といった他の甲子園決勝で登場する投手らに劣り、変化球投手の虹谷誠と同値。そういうわけで物足りなさを感じやすくなってしまっているが、超特殊能力・怪童の効果が乗ったフォーシームは球速表示以上に手元で伸びてきて意外に厄介であるし、変化球に関しても、決め球らしい球は持たないもののツーシーム、カーブ、SFF、サークルチェンジと多彩な球種を手堅く取り揃えており、十分実力者であると言えよう。
また、ミスターゼロと短気からは、ノってくると手が付けられなくなる一方、一旦打たれ始めると崩れるのが早いことが読み取れ、精神面の脆さを抱えていることがうかがえる。
ここまでは賛否両論の感がある投手能力について述べてきたが、野手能力にこそ万能アスリートである彼の真骨頂が現れており、弾道4ミートA80パワーA80走力A80にパワーヒッター/広角打法/威圧感を備えたトリプルスリー級の能力に加え、捕手を含めたあらゆるポジションを最低限守れるユーティリティー性を持つなど、非常に優秀。パワフェスに登場した暁には重宝されることであろう。
アスレテース高校編
父・セルゲイが引き抜き事業の一環でアスレテース高校に在籍中の有力選手や赴任予定の優秀な指導者を次々強奪してしまったことで、同校野球部では打倒・討総学園の風潮が高まることに。必然的に、キリルも目の敵にされるようになった。
パワフルアスリートマッチ(PAマッチ)
高校生アスリートの祭典とも称される、国体やインターハイのように様々な競技が競われる大規模大会。アスレテース高校編と討総学園編でしか触れられないので、野球の大会としてどれほどの格があるのかは不明。少なくともアスレテース高校においては最も重視されている大会である。
キリルは、既に複数の競技においてメダルを獲得している、セルゲイ自慢のスーパーアスリートとしてここで初登場。
アスレテース高校戦では、そのプレイを目の当たりにした相手ナインから「投打ともすさまじい実力」「プレイも、機械のように正確」と評されるが、カイル・モラレスが仕掛けたバスター作戦と矢部の結果オーライなボーンヘッド寸前の走塁に意表を突かれて先制点を与えてしまう。
ここで敗北の二文字が脳裏をよぎったことで無意識のリミッターが外れた彼は、投げては171km/hを記録、打ってはインローギリギリの全力投球を見事にさばいて場外まで持って行く驚異的な打棒を見せつけるが、このままの出力を続けては選手生命に関わるケガをしかねないと危惧したセルゲイの厳命により途中交代させられ、以降の全試合においての欠場を余儀なくされてしまう。
ちなみに、アスレテース高校との試合はパッとしない展開のまま、同点で決着つかず。エースを欠いた討総学園は結局ベスト8止まりに終わった。
負け・・・?
オレが・・・負ける?
・・・そんなこと・・・ありえない!絶対に!
・・・ヌオオッ!!
甲子園到着
夏の甲子園開幕直前、甲子園入りした際に鉢合わせしたセルゲイの告白により、彼が強引な引き抜きを繰り返して有力選手を集めていたのは、かつてトップアスリートだった頃ケガでライバル・目代金蔵(現在はアスレテース高校の校長)との直接対決を果たせぬまま選手生命を終えた後悔から、熾烈な競争の中でキリルを完全無欠のアスリートとして鍛え上げるのが目的だったことが判明(人は弱さゆえにケガをする、すなわち、最強の人間ならばケガをしないという理屈をセルゲイは信じ込んでいる)。
ここにいるキリルを見るがいい。これが私の正しさの証明だ。
仲間も友もなく、互いを蹴落とし合う孤独な環境の中で生まれた、最強の存在・・・
敗北も知らず、ケガで悩まされることもない、まさに無敵のアスリートだ!
キリル自身はアスレテース高校との再戦を楽しみにしているようで、言葉少なながらも、主人公らへのエールらしきものを送る。
・・・勝ち上がってこい。
・・・楽しみにしている。
甲子園決勝
決勝までの全試合大勝を収め勝ち上がってきた彼は、PAマッチでの対戦時、経験のない情熱が滾るのを感じたことを告白。父の思惑などとは関係なく、純粋な個人的欲求としてアスレテース高校との対戦を望む。
・・・やはり来たか。
・・・オレも、お前たちと戦える時を待っていた。
・・・PAマッチでの試合。全身が熱く燃えるような、今までにない感覚を味わった。
・・・ここまでの試合では、あれほどの興奮はなかった。
・・・だが、お前たちとなら、あの感覚を味わえる。限界を超えた、あの力を。
・・・そのときこそ、オレは最強のアスリートになるのだ。
・・・決着をつけるぞ。
アスレテース高校の勝利時
敗北を喫したにもかかわらず晴れやかな表情を浮かべ、初めて知ったライバルと切磋琢磨することの喜びについて語ったキリルは、アスレテースナインから敗北が糧となって更なる強さへと導いてくれることを教えられ、素晴らしい試合を戦えたことについて感謝の言葉を交わす。
同時にセルゲイも自分が大事なことを見失っていたこと、また、目代と戦えなかったかつての無念を今回の決勝戦を通じて晴らせたことに気付き、憑き物が落ちたように晴れやかな笑顔を浮かべるのであった。
・・・完敗だ。
・・・ああ。負けたというのに、やけにすっきりした気分だ。
・・・こんなことは今までなかった。
・・・オレはずっと、頂点に立つことだけを考えてきた。他人と競い合い、高め合うのが、こんなに楽しいとは知らなかった。
アスレテース高校の敗北時
アスレテースナインの健闘を称え、初めて知ったライバルと切磋琢磨することの喜びについて語ったキリルは、彼らから敗北が糧となって更なる強さへと導いてくれることを教えられ、素晴らしい試合を戦えたことについて感謝の言葉を交わす。
同時にセルゲイも自分が大事なことを見失っていたこと、また、目代と戦えなかったかつての無念を今回の決勝戦を通じて晴らせたことに気付き、憑き物が落ちたように晴れやかな笑顔を浮かべるのであった。
・・・お前たち。
・・・健闘を称えたくてな。
・・・他人とこれほどまで、競い合ったことは今までなかった。
・・・こうまで優勝が喜ばしいのは、きっとお前たちのおかげだ。
討総学園高校編
メインシナリオ
クールな戦闘マシーン?
部内ポイントを稼ぐため勝負を仕掛けてきたチームメイトを何とか退け一息吐く主人公を、「なにをぼさっとしている。早く練習に移れ」と叱咤。「クールで迫力あるよな。冷徹な戦闘マシーンって感じだ」という印象を与えるが、その後すぐさま先日獲得したトロフィーをグラウンドに置き始め、彼を面食らわせるのであった。
昨日、陸上競技の大会に参加してな。その優勝トロフィーだ。
これは勝者に与えられる栄冠だ。この輝きが、オレに力を与えてくれる。
部内番付制
これまで敷かれていたポイント制を発展させ、部内順位に基づいて一定期間経過後の成績下位者を退学にするというあまりにも過酷な制度が父・セルゲイの鶴の一声により導入。しかしキリルは、父の考えが間違っているわけがない、ただ与えられた仕組みの中戦い続けるのみだと番付制への支持を表明する。
迷いの影
部員を萎縮させ狡猾な者ほどのさばる現状に、アンチ番付制の風潮が否応なく高まる中、退学にされた元野球部員と出くわした主人公は、成績下位者の退学処分を正当化するセルゲイの主張が机上の空論に過ぎなかったことを思い知ることに。そこへ偶然通りかかったキリルもその元部員に見所があったことを認め、退学になっていなければとifの世界に思いを馳せる。
しかし、実は番付制に不満があるのではないかと問われると、「・・・オレは、父の理念を信じている」とだけ答え去って行ってしまう。
PAマッチ
アスレテース高校編と同様、カイル・モラレスのバスターから失点を喫したことでリミッターが外れ、171km/hの速球を投じる圧巻の投球に特大弾を放つ驚くべき打棒を見せるが、ケガを恐れたセルゲイにより途中交代させられてしまう。
オレが負ける・・・?
そんなことは・・・ありえない!絶対に!
ヌオオオオオオオオ!
シュバリエ無双
番付制の改革を訴える主人公らの動きについてセルゲイから水を向けられたキリルは、確かに現在のシステムは部員同士が足を引っ張り合うのを助長しており、自分に続く優秀な選手を育てることに失敗していると主張するも容れられず、父の指示に従って宮田良哉、佐渡摩智と共に改革派との陸上競技三番勝負に臨むことに。
勝負はシュバリエ1人に3人共撃破されるという驚愕の結果に終わり、仲間のために戦ったことで普段以上の力を出せたという彼から、走りに迷いが見られたと指摘されてしまったキリルは、「オレに、迷いなど・・・」と力なく呟く。
運命の紅白戦
三番勝負で改革派が勝利してもあくまで彼らの主張を受け容れようとしないセルゲイは、改革派と現状維持派の紅白戦で全ての決着を付けると宣言。しかし、決戦を前に姿を現した現状維持派はキリル、宮田、佐渡の3名のみで、試合を行うなど到底不可能な状態に。
するとキリルはなぜかリミッター解除の暴走状態に入り、自分1人で勝ってみせるとマウンドへ上がり始める。
・・・帰りたければ帰るがいい。頼りにならん仲間などいらぬ。
真の強者はオレだけで十分だ!オレ1人でも戦える!
さあ、かかってこい!
オレが全員から三振を奪い、オレがホームランを打てば勝てる!
・・・さあ、来い!
流石に見かねた改革派の一部部員が一緒に戦うと申し出て、結局派閥もしがらみも一切関係のない紅白戦を行うことになる。
すると試合は改革派の勝利に終わり、久々の全力勝負に満足げな笑顔をのぞかせたキリルは、本当に大事なのは何だったのかを父へと伝え、「これこそ私の追い求めていた理想の戦いだ」と称えられる。
見てくれたか?オレたちの勝負を。
恐怖や不安など必要なかった。ただのびのびと競い合い、高め合う。それで充分だったんだ。
そして、今までの自分は間違いを犯してしまっていたのだろうかと後悔を滲ませる父へ、戦いを通じて人が強くなるのは真理であるが、アプローチを誤っていた。なんとか力になろうと自分1人だけでも鍛え上げようとしたが、それでは限界があったようだと語るのであった。
戦いによって、自分たちを高める。その理想は間違っていなかった。
ただ、方法がおかしかっただけだ。オレはそう思っている。
オレ1人が強くなれば、勝てる。そうすれば、父の正しさを証明できると思っていた。
だが、そううまくはいかなかったな。
エンディング
卒業を迎えいよいよお別れというとき、実は紅白戦に現状維持派の部員が全然来なかったのは、負けたら退学だから休んだ方がいいと忠主が脅して回ったことと、変革の一助になればと願いキリルが口添えしたことによるという真相が彼らの口から明かされる。
それでも当時のキリルが試合する気満々の態度を見せたのは、自分1人でどこまでやれるかを試したかったからとのこと。しかし、キャッチャーがいないのでは到底試合になりようがないことを失念していたらしく、そのことを矢部にツッコまれて、「そうか・・・しまった!」と膝を打つのであった。
その他
甲子園2回戦直前の掛け合いでは、「・・・真紅の優勝旗。もうすぐオレのコレクション入りだ」と舌なめずり。さらに優勝を果たすと、「またひとつ、新たなトロフィーを手にすることができた」とほくそ笑む。
ランダムイベント
一流のランチ?
主人公が昼飯をコンビニで買ったもので済ませようとしていると、一流の選手は食事にも気を配るものだと忠主から注意されてしまい、部の中軸たる面々が何を食べているかチェックしに行くことに。
このとき、確率でキリルの弁当を確かめに行くことになるのだが、彼が食べていたのは完全食と呼ばれる一切の無駄を排して必要な栄養素のみを凝縮した固形食料で、そのあまりの味気なさ、ストイックさに主人公も矢部もドン引き。忠主は、食事の楽しみと栄養摂取を両立するため、普通の食事に完全食を混ぜればいいと提案し始めるが、それでは単純にカロリーが倍になってしまうとツッコまれてしまうのであった。
癒やしを求めて
部員同士で互いを蹴落とし合う日々に疲れを隠せない主人公は、癒やしを求めて何か行動を起こすことにするが……。
このとき、「動物の写真を貼る」の選択肢を選ぶと、部室の壁に可愛い動物の写真を貼ることに。すると、効果は覿面で、部の雰囲気も心なしか和やかな方へ変化を見せる。
ただ一つ不思議なことがあり、気づかぬうちに動物写真が増えている。これは誰の仕業だろうかと主人公が訝しんでいると、背後にいつの間にかキリルが。何も言わずそそくさと去って行った彼の手に握られていたのが、写真らしきシートであったことを見逃さなかった主人公は、「キリルが写真を・・・?」「いや、まさかな」と自問自答するのであった。
覚えるのも大変
番付制が導入されてからというもの、部員の出入りが激しくなったため、全員の名前を中々覚えきれないと嘆く矢部。主人公は効率良く名前を覚える方法がないか考えてみることにするが……。
このとき、「覚えるコツを聞く」の選択肢を選ぶと、確率でキリルが登場。「ムダ話をしているヒマがあったら練習をしたらどうだ?」と注意してきた彼に名前を覚えるコツについて尋ねると、実力者の名前は自然と覚えられるので、実力を付けるのみ、かく言う自分も実力者の名前しか覚えていない、となぜか名前を覚えてもらうコツを教えてくる。
それを受けて自分の名前が覚えられているか気になった矢部であったが、案の定覚えてもらっておらず、「え、えーと・・・ド忘れしちゃったんでやんすよね?」とイヤな汗をかく羽目に。漂う気まずい雰囲気に、主人公も「練習がんばろう」と励ますほかないのであった。
眠気への対処法
寝不足のせいで猛烈な眠気に襲われた主人公は、この後控える昼休み~午後をいかに乗り切ろうか思案するが……。
このとき「隠れて昼寝」の選択肢を選ぶと、昼休みにもかかわらず、人知れず素振りに励むキリルを確率で発見することになり、刺激を受けた主人公は「オレも昼寝なんかしてる場合じゃない・・・」「あいつに追いつくためにも負けずに練習しなきゃな!」と闘志を燃やすのであった。
イベキャラ
通常バージョン
148キロの直球と多彩な変化球を武器にする本格派投手。打撃面でも才能を発揮するが精神面には課題が残る。
(パワプロアプリN~PRプロフィールより引用)
父親の偏った英才教育によって最強のアスリートとなった男。その反動でトロフィーに対して並々ならぬ収集欲を持ってしまった。
(パワプロアプリSR~PSRプロフィールより引用)
ユニークボーナス:闘争マシーン
自己紹介
マラソン大会で優勝してきた帰りに野球部で打撃投手を務めるというキリルのタフさに主人公は感心しきり。その一方で、活力を得られるからとその優勝トロフィーをマウンドに置き、たとえ打球が飛んできたとしても自分が全力で守り切ってみせると意気込む姿には、「・・・ほんと変わったやつだよ」と苦笑するのであった。
手に入れたばかりのこの栄冠、そばに置いておけばモチベーションも高いレベルで維持できるのさ。
全レアイベント『アスリートとして』
練習試合の対戦相手が遠方からはるばる移動してくるため試合前には疲れているかもしれないと耳にして、それでは正々堂々とした勝負にはならない、互いが同じ条件で臨めない試合に価値などあるのかと言い始めたキリル。そんな彼を何とかなだめるため、主人公の取った行動は……。
な・・・なんだと!それはダメだ!そんなことが許されるか!
競技は、礼儀をもって正々堂々と!そうでなければ意味がない。
互いが同じ条件で開始できない試合に、どこまでの価値があるんだ!?
- 「説得する」を選んだ場合、わざわざ出向いて来てくれた相手なのだから試合をしてあげてこそ礼儀というものだと説くことに。納得したキリルは手加減なしのピッチングで見事完封を収め、相手チームから完膚なきまでに叩きのめされたおかげで逆にやる気が出たと感謝までされたと聞いては「次に相まみえる時が楽しみだ」と微笑。条件は違えど、野球への熱意はこちらと変わりなかったと対戦相手について振り返るのであった。
- 「話を聞く」を選んだ場合、相手チームが体力を回復する時間を取ってから試合を始めるように予定を変えようかと提案することに。しかし、待たせることも良しとしなかったキリルは、「かくなる上は、相手と同等の疲れをオレ自身が背負った状態で臨もう!」とグラウンドを全力で周回し始め、ヘトヘトになりながらも迎えた試合では完封勝利を収める。敗れた相手にも言い訳をさせないことで次も心置きなく真剣勝負できるのだと語る彼のアスリート魂に、主人公は舌を巻くのであった。
互いに全力で競い合い・・・そしてもちろん最後に勝つ!
これにまさるものはないな。
Rイベント『フォスターズ・リミッター』
1回目
水泳大会に出場したキリルは序盤出遅れてリードされてしまうが、突如の猛スパートでごぼう抜きを見せ、優勝。
今回に限らず、負けそうになると無意識に火事場の馬鹿力のようなものを発揮して勝利をもぎ取ることが何度かあり、どうやらこれはフォスター家の人間に代々伝わる特性らしいと胸を張る彼は、反動が結構堪えるものの、それもまた最強のアスリートへ近づいた証だと気炎を上げる。そんな彼に主人公がかけた言葉とは……。
あぁ・・・敗れるんじゃないかとプレッシャーを覚えた場面は今回だけじゃない。
ただ、そんな時にはオレの中で何かが弾けて、想像を絶する力で勝利してこれた気がする。
親父から聞いたことがあるんだ。
我がフォスター家の人間は代々、極限状態に身を置いたときこそその真価を発揮できる・・・とな。
追い詰められた時こそが偉大なる進化を遂げる好機!それがフォスターの血筋なのさ。
ただ、その直後は反動のせいなのか体がきしむほどなんだが、それもアスリートとして頂点に近づいた証さ。
- 「体を大事にすべきだ」を選んだ場合、もっと体を大事にすべきだと忠告することに。しかし、勝利を追い求めてこそアスリートと信じて疑わないキリルからは拒まれてしまい、あの調子では早晩壊れてしまうと考えた主人公は説得のために何か良い方策はないかと考えを巡らせ始めるのであった。
いや、勝利の瞬間を追い求めてこそアスリートというもの。他のすべてを捨ててでも・・・だ。
肉体の力を最大限に発揮すべき瞬間に、リミッターを外すことを怖がっていては頂点なんて到底極められない。
- 「瞬間の輝きが大事だ」を選んだ場合、一流アスリートのパフォーマンスにはそうやって幾度も流した汗や涙が背後にあるのだろうと理解を示すことに。我が意を得たりといった様子のキリルは、どれだけの苦難があろうと、その先に頂点が待っているのなら耐え忍んでみせるとの覚悟を語り、練習で故障しないよう気をつけてはいるから心配は無用であるとも付言。彼の情熱に影響を受けた主人公は、練習の負荷を少し上げてみることにするのであった。(イベント終了)
競技本番に臨むまでのプロセスには、辛さ、苦しさ、泥臭さが数多くある。
だが・・・その先に、一瞬でも頂点をつかめる時があるのなら、オレは苦痛にだって耐えられるんだ。
2回目
任意にリミッターを解放するための練習を続けるキリルに、やはり一瞬で肉体の限界を超えるようなことを毎日のように続けるのは良くないので、健康とパフォーマンスを両立できるような方法を模索すべきだと主人公は語り、熱い闘争心はそのままに体の負担を抑えることを意識してゆるやかに力を解放していこうと提案。2人で実際試してみることになり、成否判定が発生。
- 成功パターンの場合、心に操られるのではなく、うまく心を操ってパフォーマンスに反映させるコツを掴めてきたというキリル(「ボールにも魂が宿っているよう」だとか)は、アスリートとして一皮むけたことへの興奮冷めやらず、「お前にもこの気迫を伝えたい!」「もう伝わっているさ・・・キリル!」などと情熱的なやり取りを主人公と交わすのであった。
○○、心を制御するコツがわかってきたぞ!
力まかせでなく、気持ちで闘う・・・新しい扉を開いた気分だ!
お前にもこの気迫を伝えたい!
- 失敗パターンの場合、やはり体が先走ってしまってムズムズするというキリルだったが、力をセーブしても技巧派としてやっていけそうだと思わせるのは流石だと主人公にフォローされ、「まぁ、こういうテクニックも持っていて損はしないがな・・・」と苦笑するのであった。
む・・・
どこかで体が暴れたがっているな
あと少しなんだが。
SRイベント『トロフィーコレクター』
1回目
練習中マウンドの周りに(コトッ)(コトッ)(コトッ)とトロフィーを並べ始めたキリルは「あーっ、キリル!またこんなにトロフィーを並べて!」と叱りつけられるも、こうすることでかつての栄光から力を得ながら投げることができるのだと悪びれる様子もなくドヤ顔。
そんな彼に主人公がかけた言葉とは……。
トロフィーを並べる・・・
こうすることで過去の栄冠を思い出し、パワーを浴びながら投げることができるんだよ。
- 「まぁ、価値はあるかもな」を選んだ場合、真剣勝負を経て得た勲章にはそれだけの価値があると理解を示すことに。我が意を得たりとポエミーな言葉を並べて頷く彼のトロフィーに懸ける思いに感心しきりの主人公であったが、1つだけ仲間外れにされているトロフィーがあることに気付く。それは一緒に並べず置いたままにして欲しいと言われ、何か特別な謂れのある品なのだろうかと不思議に思うのであった。
あぁ・・・オレにとってはまさにプライスレスなアイテム。
そばに置いていると、オレに無限のエネルギーをもたらす、そんな存在なのさ。
- 「ものに執着しても・・・」を選んだ場合、本当に大事なのは物なんかではなく胸の中にある勝負の思い出だろうと指摘することに。しかし、キリルはその勝負の記憶を手繰り寄せるための大事な触媒がトロフィーなのだと反論し、ここからトロフィーを二重三重の輪に並べていくから放っておいてくれと主人公を突き放すのであった。(イベント終了)
胸の奥にある思い出をより鮮明にしてくれる鍵。
オレにはそれがトロフィーなんだよ。
さて、オレはトロフィーをさらに並べてこの輪を二重三重にするんだ。邪魔をしないでもらおう。
2回目
部室までもキリルのトロフィーで埋め尽くされている現状について、「ま、グラウンドに置かれるよりましか」と変に納得した主人公は、例の仲間外れになっていたトロフィーが野球大会のものであることに気付く。その後現れたキリル本人から、それが大差のついた試合で心の折れた相手の4番が自分の失投を打ち損じて得たためあまりパワーを感じることができない品であること、内容が最高の勝負だったらそのトロフィーに抱く印象も変わっていたかもしれないことを聞き、新しく最高の勝負をさせれば、過去の勝負にこだわり続けるそのいびつな在り方も変えてやれるかもしれないと考え始めるのであった。
ちなみにこれは野手育成の話であり、投手育成時は、キリルがトロフィーにパワーを感じられなくなった理由が変更。最高のスイングで相手投手のボールを打ち砕いて得たにも関わらず、その投手が当時故障を抱えていたことを知ったせいであまりパワーを感じられなくなったとのこと。
3回目
終わったことについていつまでもこだわるのではなく、新たな名勝負を作っていく方へ意識を向けるべきだと主人公はキリルを叱咤。「最高の勝負」を繰り広げんと一打席勝負を挑むことになる。
- 成功パターンでは、野手育成の場合はキリルの直球を打ち砕き、投手育成の場合は空振りを奪う。いずれにせよ、今回の勝負を通じて主人公の伝えんとする所を完全に理解し、更なる高みへ辿り着く手がかりを得たと直感した彼は、居ても立ってもいられなくなり、主人公との猛練習に繰り出すのであった。
○○。お前との対決は、過去一番の真剣勝負を上回るものだったよ。
トロフィーに残った思い出も大事だが、いま目の前にいる好敵手との競い合いもよりいっそう尊いものなんだな。
オレに火をつけてしまったんだ。
練習、とことんつきあってもらうぞ!
- 失敗パターンでは、野手育成の場合はキリルの直球にバットをかすらせることすら叶わず、投手育成の場合は痛打を浴びてしまう。しかし、いずれにせよキリルは主人公の伝えんとする所を朧気ながら理解してきたと言い、「お前の説得には負けた」と降参。次の勝負では打ち勝ってみせると宣言され、「フ・・・そうはたやすくいかんぞ?」と笑うのであった。
実を言うと、過去最高の勝負にも似た熱をさっきの瞬間に感じた。
お前の言うことも・・・少しわかりかけてきた気がする。
お前の説得には負けたということだ。
オレもお前の言葉に乗ってみるとしよう!
鬼神バージョン
右の本格派投手、キリル・フォスターが一回り成長してやってきた。精神的な弱点を克服し、暴走せずとも剛速球を投げられるように!
(パワプロアプリR〜PRのプロフィールより)
超一流の投手、キリル・フォスターがジャケット姿で登場!父から受け継いだジャケットで一族の誇りも受け継いだようだ。
(パワプロアプリSR〜PSRのプロフィールより)
ユニークボーナス:フォスター家のジャケット
2023年春の討総学園パワーアップに伴い実装。コントロールがA80→C60、スタミナがA80→B75になるなど少なくない犠牲を払い、最高球速を164km/hまで伸ばして暴れ球や投手威圧感などの特殊能力を得るなど出力を大幅に上昇させた。一方、野手能力の方はパワーと肩力が5上昇した代わりにその他の能力が5ずつ下がり、さらには野手威圧感を失ってしまうなど、素直に強化とも言えない変更が加えられている。
別verイベント『ジャケットに宿る想い』
見慣れないジャケットを羽織ったキリルから、それにはフォスター家の誇りが込められているという話を聞かされた主人公は……。
- 「大事にしてるんだな」を選んだ場合、選択肢の通りコメント。自分にとってはトロフィーと同等の価値を持つのだと頷いたキリルであったが、トロフィーと異なり色褪せのリスクを冒してでも洗濯する必要があるのが困りものだと悩みを吐露。「我が生涯を賭けこの問題に向き合い続ける」と大袈裟な決意を語るのであった。
- 「誇りって?」を選んだ場合、選択肢の通り質問。強さを探求し己を鍛錬し続ける精神こそがフォスター家の誇りだと答えたキリルは、強さを追い求めるため単身で南極大陸やアマゾンの奥地を探検した一族の先達に比べれば自分などまだまだ未熟だと語り、「フォスター家の誇りを受け継ぐのは命がけなのか・・・」と彼を驚かせるのであった。
- 「かっこいいな」を選んだ場合、自分もそんな風に何かを託されたいと羨むことに。すると、ただ託されたいと願うのではなく、託されるにふさわしいだけの強さを得ることを目指し生きよとキリルに激励されるのであった。
想いは願って託されるものではない。あくまで託すものだ。だから、想いを求めるのではなくただひたすらに強く生きろ!
オレの先祖は誰から託されるでもなく己を鍛え上げ、数々の偉業を成し今のフォスター家の始祖となった。そして今、その強靭な精神がオレに託されてきたということだ。
お前も強く生き続けていれば、いつか誰かの強い想いを託されるだけの資格を得る時がきっと来る。
SRイベント『トロフィーコレクター』
「まぁ、価値はあるかもな」を選んだ場合の展開が変更され、主人公が仲間外れのトロフィーに気づく代わりに、公式戦のマウンドにトロフィーを並べるわけにはいかないだろうとツッコむように。ベンチに置くので問題ないとの返答を受け、それでは人が座るスペースがなくなってしまうと指摘すると、流石のキリルも別の方法を考えると譲歩。手始めに練習中に置くトロフィーの数を制限すると言い出すのであった。
SRイベント『トロフィーパワーの真価』
『トロフィーコレクター』で「まぁ、価値はあるかもな」を選ぶことでこちらのイベントに派生。
1回目
練習を始めるや否や、主人公は、とんでもない気迫で投打に凄まじいパフォーマンスを連発するキリルに圧倒される。
オレはキリル・フォスター・・・
オレがなすべきは・・・
純粋な勝利!その一点!
(ゴゴゴゴゴゴ・・・)
ヌオオオオオオオオ!
(キュイーン!)(ズババーン!!!!)
(カッキーーーン!)(カッキーーーン!)(カッキーーーン!)
彼曰く、父から受け継いだジャケットを羽織ることで潜在能力を意図的に引き出せるようになったとのこと。そのジャケットにはフォスター家の誇りのみならず、これまで獲得してきたあらゆるトロフィーのパワーがこもっているのだと熱弁するなど、話がオカルトチックな方向に傾いてきたところで、主人公は「り、理屈はさっぱりだけどお前がパワーアップしたことはわかったよ」と相槌を打つ。
そして、彼を見習い何かルーティンでも設けようかと考え始めたところで、キリルの迫力に自信を失ったチームメイトの姿を目の当たりに。「放っておけ。自分で歩みを止めるならあいつらはそこまでだ」「他人を気にして自分の歩みを止めるならお前もあいつらと同じだぞ」との手厳しい言葉を投げかけられ、キリルに食らいついていく覚悟を固めることとなるのであった。
2回目
自分なりのルーティンを編み出し、徐々にパフォーマンスを向上させてきた主人公は、キリルから力試しの一打席勝負を持ちかけられ、受けて立つ。
- 成功パターンでは、ヒットを打たれる(投手育成時)/凡打に抑えられる(野手育成時)も、「あそこまで食らいついてきたのはお前ぐらいだ」「お前はこれからも伸びるはずだ」とキリルからは認められ、自信を喪失していたチームメイト達をも勇気付けることとなる。敗北を受け、より一層向上心を燃え上がらせた主人公は、次こそは勝つとキリルへ向け宣言。「ふん、返り討ちにしてやる」と微笑まれるのであった。
- 失敗パターンでは、場外ホームランを打たれる(投手育成時)/バットにかすりもせず抑え込まれる(野手育成時)結果に。それでもめげずに挑み続ける姿勢を見せ、自信を喪失していたチームメイト達をも勇気付けることとなるのであった。
エピローグ
主人公のプロ入りを祝った後、引き続き複数種目にまたがってアスリートを続け、フォスター家の誇りがこもったジャケットに恥じない戦績をおさめると自分の進路について語るキリル。野球の頂点は譲らないと息巻く主人公に対し彼は、「譲ってもらうつもりはない。実力でねじ伏せるのみ!」「・・・頂点を決めるその日を楽しみにしているぞ」などライバルとしてエールを贈るのであった。
当然のことだ。あらゆる競技の頂点としてフォスターの名を轟かせてやる。
コンボイベント
『キリルがくる』
明智光秀とのコンボ。チームメイトが練習しているのを見かけては競争だと圧倒的なパフォーマンスを見せつけ、彼らのモチベーションを削いでしまっているキリルを見かねた光秀は仲間を萎縮させないよう彼を注意することに。そこで、「何を言い出す・・・!?」「競争とはそういうものだろう。相手が誰であれ関係ない!」と強い拒絶に遭った彼は、主人公へ水を向けるが……。
- 「競争も大事だけど」を選んだ場合、主人公は仲間同士で競争し合うことの重要性を認めつつも、あらゆる練習に割り込むのは部全体を疲弊させるだけだと指摘することに。そこで提案があると光秀は話を引き継ぎ、どこからか用意したトロフィーを先程の練習で卓越した技量を見せた証の茶器だと称して授与し、すっかり騙されてトロフィー鑑賞に現を抜かす彼を部室に隔離することに成功。練習グラウンドに束の間の平和をもたらすのであった。
フフ・・・
またコレクションに逸品が増えたぞ。
・・・・・・
他のトロフィーとこうして比べても美しさが際立っているじゃないか。
それに和風のトロフィーとは珍しい。
見ているだけでうっとりしてしまうな。
フフ・・・フフフ・・・
- 「闘志は試合で!」を選んだ場合、主人公はチームの士気というものも考慮すべきで、その溢れんばかりの闘争心は試合まで取っておくべきだと忠告することに。しかし、「何をいう!オレの闘争心・・・そうやすやすと押さえ込んでおけるものではない!」とキリルが納得する気配はなく、そこで、光秀は燃え滾る闘争心を身内に向けて敵を作るのではなく、己に向けてひたすら自分自身と戦うのが良いのではないかと提案。主人公の加勢もあって彼はすっかり説得されきってしまい、「なるほど、自分自身が相手ならば心ゆくまで競い合えそうだ!限界までやってやるとも!」とブルペンへとウキウキで向かっていくのであった。
『誰に聞けばいい?』
土門季音とのコンボ。打撃投手にもかかわらず打たせる気のない全力投球をしてくるキリルにお手上げの季音から「助けてー」「アドバイスちょうだーい」と相談を持ちかけられた主人公。投げた本人に聞けと言ってみると、今度はどっちに教えてもらうかを決めてくれと頼まれてしまうが……。
- 「オレが教えるよ」を選んだ場合、自らアドバイスすることに。すると、季音のスイングは急激に改善を見せ、見事にミートして快打を放ってみせる。「やっぱり○○くんの言うことに間違いはないね」と主人公を信頼しきった様子の彼女に自分を重ね合わせたキリルは、「その気持ちはよくわかる」「土門にとっての○○はオレにとっての父と同じなのだろう」と頷いてみせるが、「私、いつの間に○○くんの娘になってたの?」というとぼけた反応が返ってくるのであった。
- 「キリルが教えるよ」を選んだ場合、キリルに教えてもらうよう指示することに。「練習しろ」と突き放された季音は、お礼にバラの冠を贈るからと食い下がるも、「・・・冠よりもトロフィーのほうがいい」と彼には効果なし。ついには「・・・○○に聞けばいいだろう」と言われたことで、主人公からはキリルに聞けと言われ、キリルからは主人公に聞けと言われる循環参照の状態に陥り、思考がパンク。「もー、どっちの言うことを聞いたらいいのー!」と頭を抱えてしまうのであった。
『トロフィー論争』
戸草鏡とのコンボ。
トロフィーのような大事なものを地面に置くべきではないと戸草がキリルに突っかかって揉めているのを目の当たりにした主人公は……。
- 「今は練習の時間だぞ」を選んだ場合、「オレたちが一番に考えるべきことは野球だろ?そんなことで揉めてちゃダメだ!」と2人を一喝。すると、勝者を称える想いの結晶 / 努力の果てに得られる栄冠の証を軽んじるとは何事だと想定外の方向で2人の意見が一致してしまい、練習そっちのけで"トロフィーの素晴らしさ"をみっちり教え込まれる羽目になってしまうのであった。
- 「放っておこう」を選んだ場合、選択肢の通りしばらく放置しておくことに。再び2人に目を戻したときには、折衷案としてキリルを称えるため校舎に彼の勇姿を壁画として残すという話になっており、そんなことを無許可でしたら最悪廃部だと慌てて制止。2人は、それならば地面に彫ろうと斜め上の方向に軌道修正してしまうのであった。
その手があったか・・・!
この地球自体にオレの雄姿を刻む・・・すなわち、地球がトロフィーになるということか!
- 「置きたい理由は?」を選んだ場合、トロフィーをグラウンドに置きたがるワケをキリルへ尋ねることに。「そばに置き、目にすればそのときの真剣勝負を思い出して胸が熱くなる」「オレにエネルギーをくれる物だからすぐに見えるようにそばに置いておきたい」との返答を受け、そんな想いのこもった物を傷付けるような真似はやはり容認できないと戸草は改めて主張。トロフィーを直置きしなくて済むよう台座を作れば良いという主人公の提案により、彼が台座を製作することとなる。完成した品は「もはやこれもトロフィーの一部」とキリルに絶賛される出来で、それならばその台座も地面に直置きしなくて済むよう台座の台座も作らねば……と無限ループに陥ってしまうのであった。
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