しんかいいろは
真開彩葉

編集 履歴

登場作品 パワプロアプリ
登場シナリオ フリート高校編 , フリート高校パワーアップシナリオ
所属 シンカイ軍団、フリート高校
ポジション C(メイン)、1B,3B(△)
利き手/足 右投右打
誕生日 11月3週

概要

 姉御肌な気質でチームをまとめ上げる統率力としなやかな筋肉を活かしたパワフルな打撃が売りの女性捕手。とある事情から潜水士として深海に潜る生活を続けており、海に関する知識は館橋水奈都にも引けを取らないという。
 極めて勇敢かつ肝の据わった性格であり、敵方のヘリコプターに単身乗り込んでそれを墜落せしめた上で生き延びる(※パワプロは野球ゲームです)など、その大胆さに見合うだけの任務遂行能力と執念深さを持つ。また、深海と地上を行き来する生活ゆえかサングラスを手放せず、目薬を差せないでいるとすぐに乾燥して視界がぼやけるほどの深刻な疲れ目を患っているのだが、そういった野球をするにあたって致命的なハンデさえも、猛練習の末、目で追わずともフライを捕れるようになることで克服してしまうような、不撓不屈の精神の持ち主でもある。

選手能力

 弾道4、パワーB74、パワーヒッター、打球ノビ◎、強振多用と他の女性捕手の追随を許さない長打力が最大の魅力。強靭なフィジカルは守備にも活かされており、これまた女性捕手最高の肩力C67を誇ることに加え、ホーム死守を所持している。また、キャッチャー○を持つなどインサイドワークにも優れ、抜群の統率力を遺憾なく発揮しているが、その一方で、ミートがE45、走力がE40と確実性と敏捷性には明確な課題を抱えている。






※※※以下ネタバレ※※※




正体

 かつて存在した海底の民による国家の再建を目指し活動する私兵集団・シンカイ軍団の一員。地上人類の父と海底の民である母の間に生まれた2人姉妹の長女で、行方知れずとなった母を探す過程で軍団の活動を知り、妹を残し身一つで飛び込んだ。
 組織内での序列は不明だが、フリート高校編のクライマックスでは同校を制圧するための大船団を率いており、実働部隊のリーダーとしてかなりの地位を築いている様子。ずば抜けた統率力を誇り、部下からの信頼は極めて厚い反面、責任感が強過ぎるあまりとんでもない苦労を背負い込みがちなところがある。

 クルー全員が潜水服を着込んでいるのが彩葉の引き連れている部隊の特徴だが、リーダーの証なのか彼女の潜水服にだけはツノのような突起があり、胸部には"A"と刻まれている(※他クルーのものには"M"と刻印)。この潜水服、顔面を覆う透明部には各種インジケーターが表示されているなど恐らくはハイテク技術の塊。同じくハイテク技術の塊である潜水艦を所有していることも含め、シンカイ軍団にまつわる謎はまだまだ多い。

 また、常人離れした速さで海を泳ぐなど、地上人類には到底持ち得ない特別な力を母から受け継いでおり、そういった海底の民特有の能力を発揮する際には、泡瀬満里南や妹の伊瑠花と同じく瞳にピンク色が差す。海底の民の文化にもある程度通じており、彼らの間で用いられていた文字を読むこともできる。

対人関係

泡瀬満里南との関係

 泡瀬満里南については、「私たちより、ずっと強く海底の民の血を引いてるはず」ゆえ、再建した海底国家を治めるにふさわしい存在であると考えており(実際、満里南は海底国女王の血を引いているのだが)、満里南様と呼んで大変に慕っている。
 フリート高校編では3度強襲をかけた末に拉致するというなりふり構わぬ強硬手段に打って出た結果、物別れに終わってしまったが、フリート高校パワーアップシナリオでは同校に潜入して交流を重ねた結果、深い友情を育むこととなった。

オクタヴィアとの関係

 フリート高校パワーアップシナリオでは、オクタヴィアから密かに疑いの目を向けられていた中、泡瀬満里南の拉致未遂事件を起こしたかどで逮捕・監禁の憂き目に遭うが、その際自らの抱える事情を明かしたことで利用価値があると判断され、武装集団の襲撃に対抗する上で重要なパートナーとして同盟関係を結ぶこととなる。そして、幾度も協力して襲撃を退けていくうちに信頼は絶大なものとなっていき、最終的には「フリート高校の大事な一員」と認められるまでになった

真開伊瑠花との関係

 真開伊瑠花は実の妹。シンカイ軍団に参加する際、危険に巻き込むわけにはいかないと何も告げずに彼女の許を去った。そのため、2人をデッキにセットすると、彩葉は素性を隠すため色波二帆(いろなみ にほ)と名乗り、常にサングラスをかけて行動するようになる。
 しかし、正体には気づかないものの、無意識のうちに惹かれるものを感じているらしい伊瑠花から積極的に話しかけられるようになってしまい、涙を呑みつつあえて突き放すような態度を取っている。

 なお、伊瑠花のイベントにおいて彩葉は「海への情熱がすごくって知識も豊富」な姉として言及されており、妹が彼女の生存を信じ再会を心待ちにしていることが語られている。

フリート高校編

 クイーン・オブ・フェスティバル号(以下QOF号)を襲撃した海賊の首領・イロハとして登場。その際、偶然遭遇した泡瀬満里南が海底の民であると一目で見抜き、悲願達成に必要な存在だとして彼女を追い続けた。この時は詳しい背景が明らかにされず、かつて存在した海底王国の再興が目的であるとのみ語られていた。

最初の襲撃

 11月3週、オクタヴィアによる部員選別の開始によりギクシャクし始めたフリート高校野球部の雰囲気を少しでも良くするため開かれた誕生日パーティの日、最悪のタイミングでQOF号を襲撃。
 階下の騒ぎに気付かず、マスト部で風に当たっていた泡瀬満里南と遭遇したイロハは、「ま、まさか・・・バカな、こんなところで・・・」などと動揺してすっかり固まってしまい、長年追い求めてきた相手をみすみす取り逃したまま退却していくのであった。

再び襲撃

 5月4週、再びQOF号を襲撃。満里南を手荒に扱おうとした下っ端を叱責して非礼を詫び、「今後、あなた様を傷つけるような真似は一切させません。我々の元においでくださいませんか?」と丁重に誘いをかける。理由を問われると「海こそがあなたのいるべき場所だからです」と返答。駆け付けたオクタヴィアに「我々の目的は彼女だけだ。彼女を引き渡すなら、この船に手出しはしないと約束しよう」と持ちかけるも、「誰かの言いなりになるなんてまっぴらごめんよ!」と攻撃されてしまい、潜水服の破損により退却を余儀なくされるのであった。

三度襲撃

 8月1週、前回襲撃時の2倍にも上る大船団を率いて3度目の襲撃を決行。数の暴力でフリート高校の手勢を圧倒して、瞬く間に泡瀬満里南を拉致、そのまま腕を引いて海へとダイブしてしまう。
 海水に浸かったことでにわかに記憶と元の人格を取り戻した彼女が、自らが海底の民であること、かつて住んでいた海底の民の国が滅んで自分しか生き残っていないことを語ったのを受け、海底文明の再興を目指して海底の民の生き残りを探し続けていたことを明かしたイロハは、同文明の素晴らしさを称揚しつつ、自分たちに協力するよう言葉を尽くして口説き落としにかかる。

なんとおいたわしい。では、あなたの他に海底の民は残っていないというのですね。
かつては私も海に心惹かれた身。海底の文明を知り、その再興のために生き残りを探していました。
そして、あなたに巡り会ったのです!その姿形、その高貴なる雰囲気!自在に泳ぐそのお姿!
あなたこそが私が追い求めた人です。
さあ、これより我々はあなたのしもべ。共に海底の文明を復興しましょう。
そうです、地上の文明などよりずっと優れ、そして美しい・・・それをよみがえらせるのです。

 人格交代の影響でイロハの甘言に乗せられかける満里南であったが、フリート高校の仲間たちと育んだ絆の象徴である真珠のブレスレットがふと目に入ったことで普段の人格を取り戻し、フリート高校への帰還を決意。なぜ地上の人間なんかを選ぶのだとの問いに、大切な仲間だからと返答した上で、さらに野球の素晴らしさについて説き、QOF号へと帰っていってしまう。
 結果的にフラれる形となったイロハは、部下とチームを結成して野球を始めることを宣言し、満里南の残した「あなたも野球をしてみてはどう?きっと、素敵な気持ちになるわ」という言葉を反芻するのであった。

・・・お前たち、野球はできるか?
これより、我々は野球部を設立する!

フリート高校パワーアップシナリオ

 味方になるにあたって、口調が姉御肌なものに変化し、海底文明を過度に称揚し地上文明を蔑む悪役然とした態度は一切見せないようになった。

メインシナリオ

プロローグ

 資金が底をつきかけという厳しい状況の中、海底の民らしき目撃情報を得た彩葉は、部下を引き連れそれを確かめに出発。一方その頃フリート高校では、同校の生徒によって救助された泡瀬満里南が目を覚ましていた……。

高速で海中を泳ぐ人影の目撃情報…?
怪しい話だけど複数の船で確認されているようだね。
資金ギリギリだが…燃料は足りているかい?

よし、真偽を確かめに行くよ!
野郎ども、準備しな!

邂逅〜潜入

 どういうわけかQOF号を襲撃した際(後に語られたところによると、資金切れの苦境を打開するためやむを得ず略奪に手を染めようとしていたとのこと)、偶然遭遇した泡瀬満里南を一目見て海底の民と看破して、「ま、まさか・・・バカな、こんなところで・・・」とフリーズ。部下に退却を命令し、「・・・必ず、手に入れてみせる」と呟いてQOF号を後にする。

 その翌週、素顔・本名を晒しつつも素性は隠した上で、乗船希望者としてオクタヴィアに直談判し、船乗りとしての力量に加え、野球の実力をテストされることに。深刻な疲れ目を患っているというハンデを有しながらも、キャッチャー向きの強肩と統率力、館橋にも引けを取らないほど豊富な海関連の知識を披露して乗船を認められ、「よし・・・潜入成功!このまま、上手く満里南様を連れ出してやる!」とほくそ笑むのであった。

私は潜水士でね。もともと船や海が好きだったんだ。
このでっかくてきれいな船にすっかり惚れこんじまったんだよ。
頼む、この船に乗せてくれないか?

そこをなんとか!腕には覚えがあるからさ!絶対役に立てるって!

露見

 襲撃が続いて沈んだ雰囲気の船内を盛り上げるため、毎月誕生日パーティーを開催することが決定。手始めに11月3週を仮の誕生週ということにした満里南と、偶然11月3週が誕生週であった彩葉が祝われることとなる。一緒の誕生日仲間だと感激した満里南にスキンシップを取られ、敬愛する相手からの仲間呼ばわりに得も言われぬ喜びを覚えつつ、彼女はパーティーに乗じて拉致を実行する算段をめぐらせ始める。

 そうして迎えたパーティー当日。満里南と2人きりになった途端、「あなたは海底の民の生き残りなのです!」「私と共に海へ帰りましょう。海底国を復活させるのです!」と説得を試みる彩葉であったが、記憶のない自分にはわからないと困惑される羽目に。業を煮やして強引に海へと飛び込ませ、海底の民としての人格を呼び起こすことに成功するも、ちょうど飛び込むところを目撃していた主人公や、なぜか海岸を張っていたオクタヴィアに追い詰められ、あえなく御用となってしまう。
 そもそもオクタヴィアは最初から彩葉を疑っていたらしく、尻尾を出すまであえて泳がせていたとのこと。誕生日パーティーの開催を許可したのも、警備が手薄になるのを狙って何らかのアクションを起こすだろうと踏んだからだと語り、彼女の拘禁を命じる。が、その一方で実際に被害を受けた立場にある満里南は、「・・・あの子、きっと悪気があったわけじゃないと思う」「手荒なこと、しないであげて・・・」と同情的な反応を示すのであった

和解

 度重なる襲撃を受け、満里南とスクリューの潜水点検を行うことになった主人公。潜った途端彼女の様子がおかしくなったためすぐさま浮上すると、そこに先日襲撃をかけてきた武装集団(※彩葉の率いる潜水服部隊とは別勢力)を連れたオールバックに眼鏡の壮年男性(=ゲノム大学のマッドサイエンティスト・来間博士)が現れ、満里南を引き渡すよう求められる事態に。装備もなく万事休すかと覚悟したその時、捕まっていたはずの彩葉の活躍により救出されることとなる。
 その後、艦内ブリッジにて、海底の民なる海に住む人々が存在すること、彩葉や満里南はその血を引いていること、彩葉は行方不明の母を探していること、その過程でかつて海底の民が暮らしていたという海底国の復活を目指す私兵集団・シンカイ軍団に所属していること、満里南は海底国をまとめ上げるべき血筋の持ち主であることなどが語られる。あまりに突飛な話に困惑する主人公であったが、オクタヴィアも館橋も納得している様子とあってはそれ以上追及できず。

あんときは必死で手荒な真似をしちまった。でも私たちには、どうしても満里南様が必要なんだよ。
・・・信じられない話をするが、聞いてくれ。
私は、海底の民の血を引いている。満里南様も、その生き残りなんだ。

その昔、この海のそこには海底国ってのがあってな。海底の民はそこで暮らしてたんだよ。
私の母も海底の民で、私は姉妹ともどもその血を引いてるんだ。
けど、母は数年前に行方をくらました。私は妹を置いて単身、その行方を探してたんだよ。
そのうち、海底国を復活させようとしてる連中に出会って協力することに決めたんだ。
母親だって、海底国のウワサを聞けば帰ってくるかもしれないからさ。

 利害関係が一致しているとして、イロハ率いる部隊とフリート高校は未知の武装集団(※この時点ではゲノム大学の差金ということは未判明)に対抗するため同盟関係を結ぶこととなるのであった。

よく聞け!これから我々はフリート高校と協力し船と満里南様をお守りする!
この船に傷ひとつでおつければただではおかん!
総員、気を引き締めてかかれ!

友情の証

 彩葉が部にイマイチ打ち解けられていないことを案じた満里南の相談により、部員一同で作成した真珠のブレスレットを贈ることが決定。「この間の誕生パーティーがお流れになっちゃったでしょう?だから、その代わり」「それに、あなたはいつも私を気にかけて優しくしてくれた。その優しさは本当だと思うから」とのコメント付きで敬愛する相手から真心のこもったプレゼントを贈られたとあって、「あ・・・ありがとう、ございます!一生大切にします!」と大変に感激される。
 しかし、これだけでは終わらず、満里南以外の部員がサプライズで彼女用のブレスレットも作成しており、満里南と彩葉がお揃いのブレスレットを身につけることに。「お揃いだって。2人、つながってるみたいね」「・・・はい」とマジ尊い言葉を交わした後、改めて彩葉の口から一同への感謝が述べられるのであった。

みんな、ありがとね・・・あんたたちの思いやり、忘れないよ。

シンカイ軍団と試合

 多数の襲撃とオクタヴィアの醸し出す圧迫感で張り詰めた空気漂う部内をリラックスさせるため、最近野球を嗜み始めたという彩葉の部下たちと練習試合を構えることになるが……。

勝利した場合

 「うおーっ!やっぱり負けるのは悔しいぜ!」「次は絶対負けませんぜー!」と悔しがる部下に、「よおし、その意気だ!さっそく練習するぞ!」と声を張り上げる彩葉の姿を見て、「あの人たちもすっかり野球にハマってるでやんすね」「ああ。根は悪い人たちじゃなさそうだ」と微笑む主人公と矢部なのであった。

引き分けた・敗北した場合

 「見てくれましたか!オレたちがんばりましたぜ!」「ああ、やるじゃないか!」とシンカイ軍団が大はしゃぎな一方、「素人相手に何やってるの!」とオクタヴィアに叱責されてしょげる主人公。「さっきの打席はいまいちでしたね。もっと腰を入れるんですよ、腰を!」とその"素人"にアドバイスされる屈辱を味わう羽目になるのであった。

決戦〜エピローグ

 地方大会を無事に勝ち抜き甲子園へ向かうフリート高校一行は、再び例の武装集団から襲撃を受ける。対策を練ってきた相手の前にあらゆる防衛手段が無効化され、ついには本丸であるブリッジへの突入を許すことに。最後まで抵抗を続けていたオクタヴィアも頭からピエールが外れたことで無力化、満里南は敵方の手に落ちてしまう。
 相手艦隊を追いかけようにも電磁パルス攻撃と戦闘による損傷でQOF号は航行不能となっており、絶望感に包まれる一同であったが、そこへ巨大飛空挺パワフェース・ワン(※2020パワフェスの舞台)が飛来。デッキに降り立った彩菊花高校の時任幽平と名乗る男から、例の武装集団がゲノム大学の手勢であること、ゲノム大学は様々な人をさらっては人体実験を行なっていること、超能力者が多数在籍する彩菊花高校はゲノム大学により甚大な被害を受けていること、そのためパワフェース・ワンを借り受け、容易には手が出せないであろう空を飛び回っていることなどが語られ、オクタヴィアの要求に従い、泡瀬満里南奪還のためパワフェース・ワンに乗り込んでの共闘が決定する。

 念動力や透視能力を持つ彩菊花生らの手厚いサポートを受け奪還にはアッサリ成功、彩葉の下ろしたロープに「絶対離さない!」と満里南がしがみつく一幕が挟まれるなど一件落着ムードが一同を包むが、油断しているうちにヘリボーンでパワフェース・ワンのグラウンドを占拠されてしまい、リーダー格に当たる例の壮年男性(=来間博士)からの提案により、なぜか第46実験サンプル群と呼ばれる実験体で構成されたチームとの一戦で全ての決着を付けることとなる……。(以降、試合勝利時の展開は真開彩葉をデッキにセットしているか否かで分岐)

彩葉残留ルート(彩葉デッキセット時)

 実験体チームが敗れたのを受け、鍛え上げられた精神力・判断力によって遺伝子の差を覆した主人公らに興味を惹かれた来間博士はアッサリ試合前の約束を反故に。被験体にしようと部員全員の拉致を画策するが、物陰に潜んでいたシンカイ軍団の妨害に遭い断念。せめて満里南だけでもと彼女を控えさせていたヘリコプターへ連行し、パワフェース・ワンから飛び立とうとする。
 もちろん敵の本拠ど真ん中でそう簡単にことが運ぶわけもなく、彩菊花生が超能力でローターを止めているうちに、彩葉の投擲によって(⁉︎)ヘリへと到達した主人公が満里南を救出。そのまま博士を退却させることに成功する。

 ゲノム大学の手勢を退けたことを一同が喜ぶ中、自分がいることで皆に迷惑をかけてしまっていると落ち込む満里南に対し、彩葉がそれを真っ向から否定したのを皮切りに、皆口々に満里南は大切な仲間だとフォロー。ついにはオクタヴィアまでもが「あなたもフリート高校の大事な一員よ、満里南」と微笑み、ついでに「それに彩葉・・・あなたもね」と彩葉のことも大切な仲間として認める。

それは違います!
私には、海底国を再興し家族と再会するという夢があった。
一度は見失いかけていたその夢に再び希望をくれたのはあなたなんです。
そして、みんなを危険にさらした私をあなたは大切にしてくれた・・・
私はいつもあなたに救われていました。迷惑だなんて、とんでもありません!

 その後、ゲノム大学の襲撃に見舞われることなく甲子園大会、ドラフト会議を経てエピローグを迎えることに。主人公らが卒業を迎える中、「満里南のことは、これからもQOF号で保護していくわ」「なんにせよ、満里南は大事な仲間よ。危害を加えようとするゲノムの連中はただじゃすまさない」「パワフェース・ワンや彩菊花とも連携してあいつらをとことん追いつめてやるわ!」とオクタヴィアが決意表明したのを受け、彩葉も「地の果てまで追い詰めてボコボコにしてやる!」と惜しまぬ協力を約束。続けて、各部員が今後の進路について述べていく段では、「私も夢に向かって挑戦を続けるよ。まだあきらめるわけにゃいかないね」と母との再会を目指し活動を続けていくことを宣言するのであった。

彩葉離脱ルート(彩葉デッキ非セット時)

 実験体チームが敗れたのを受け、鍛え上げられた精神力・判断力によって遺伝子の差を覆した主人公らに興味を惹かれた来間博士はアッサリ試合前の約束を反故に。被験体にしようと部員全員の拉致を画策するが、物陰に潜んでいたシンカイ軍団の妨害に遭い断念。せめて満里南だけでもと彼女を控えさせていたヘリコプターへ連行し、パワフェース・ワンから飛び立とうとする。
 もちろん敵の本拠ど真ん中でそう簡単にことが運ぶわけもなく、「満里南様は絶対に渡さない!この命に代えても・・・」と使命に殉じる決意に満ちたバーサク状態の彩葉がヘリに乗り込んでき、満里南を救出しただけでは飽き足らず、フリートナインへ餞別となる激励の言葉を残した上で離陸したヘリに残り、「さぁて・・・もういっちょ、最期は派手に暴れてやるかね」と大暴れ。

満里南様・・・もう一度夢を見させていただいてありがとうございました。
みんな・・・みんなは自分の夢をあきらめるんじゃないよ!私のためにも・・・絶対後悔すんな!

 固唾を飲んでヘリの行く末を見守った一同は、墜落したと見るやすぐさま捜索を開始。近隣の孤島でそれらしき残骸を発見するも、残されていたのは例の真珠のブレスレットのみ。その場のほぼ全員が彩葉の生存を絶望視する中、満里南だけは「わたしはあきらめない。そうすれば、きっとまたあの子は帰ってくる」と主張し、自分のものと彩葉のもの、2つのブレスレットを重ね合わせて、「いつかまた、こうして出会えると思う」と微笑んでみせる。

 その後、甲子園大会とドラフト会議を経て、エピローグ。主人公らが卒業を迎える中、未だ行方知れずの彩葉は必ず自分が探し出してみせるとオクタヴィアが決意表明したのを受け、彼も「きっと、生きてるよな」と彩葉に思いを馳せるシーンが描かれ、最後に場面は来間博士のラボへ。
 そこでは、博士と部下との問答という形で、既に博士は満里南への興味を失っていること、ヘリが墜落した後泳いで島から脱出した彩葉の常人離れした泳ぎのスピードから、彼女が地上人類と海棲人類の混血である可能性に博士が注目していること、もしそうならば海底の民の遺伝子が組み込まれた地上人類である彩葉こそ彼の理想を体現した存在であることなどが語られ、物語は幕を閉じるのであった。

かまわないさ。新しいサンプルを見つけたからね。

ヘリが墜落したあの島から泳いで逃げた彼女のことだよ。あの速さは間違いなく海底の民だ。
しかも、この私が彼女の正体に全く気づかなかった・・・
地上の民と海底の民、両方の血を引いているのかもしれない。

そう、海底の民が持つ特有の遺伝子を地上の人間にも転用できるということ。
彼女の中でそれが成し遂げられているのだとしたら彼女こそまさに私の目的だ。
イロハ・・・と言ったか。キミは自分を誇るべきだよ。誰よりも進化した存在なのだからね。

ランダムイベント

『泡瀬の脱ぎグセ』

 泡瀬の脱ぎグセについてどうしたものかと頭を抱える館橋と主人公の許に確率で彩葉が登場。脱ぎグセについて話していたと聞かされ、「あれか・・・自由にはさせて差し上げたいけど、素肌を見せるのはどうかと思うね」と苦々しげに応えた彼女は、海底国に伝わる伝統衣装なら着てくれるかもしれないと一枚のイラストを取り出す。
 そこに描かれていたのはまさしくアマビエの姿。「これなら満里南様も満足してくれそうじゃないか?」と無垢な笑顔を向けられて苦笑いする2人なのであった。

 恐らくは、コロナ禍真っ只中の2020年に開催されたステイホームキャンペーンの折、疫病退散を願ってアマビエ衣装の泡瀬がアプリ起動画面に表示されていたことを踏まえたネタであると考えられる。

『漂着したものは?』

 砂浜で漂着物を漁っていた主人公と矢部は、不思議な絵が描かれた怪しい石板を発見することとなるが……。パワーアップシナリオでは、彩葉の登場するパターンが2通り追加された。

パターンA

 彩葉の解読により、石板には太古の時代、海底の民が歌っていた祭りの唄が記されていると判明。大発見だと大興奮する彼女をよそに、お宝に何も関係していないと見るや矢部は即座に退散。残された主人公は、歌詞と共に記されていた踊りの振り付けを実演させられてしまうことになるのであった。

・・・おい、○○!ちょっと手伝いな!
唄と一緒に、踊りの振り付けが描かれてるんだ!ここで再現してみるよ!
いいからやるんだよ!まずは両手を上げて!
そのまま軽快なステップだ!右足を前、左足が後ろ!そこから両足をクロス!
そしてバク転だ!華麗に決めてみろー!

パターンB

 石板には書かれている内容を読むや、彩葉は血相を変えてそれを海へ投げ捨ててしまう。何が書かれていたかは恐ろしくてとても口には出せないと多くを語らず、今見たことは忘れろと有無を言わせぬ厳しい口調で念押ししてくるのであった。

私の口からは言えないね。口に出すのも恐ろしい・・・
あんたたちも今見たことは忘れろ!いいね!

い・い・ね!

『海上の怪談』

 矢部の怪談話のせいで夜寝付けなくなってしまい、気晴らしにどこかを散歩することにした主人公。このとき「デッキに行く」を選ぶと、不気味な雰囲気が漂う中、背後から彼に忍び寄って怯えさせた者が実は満里南だったと判明する展開となるが、パワーアップシナリオでは確率でここから新たな派生パターンへと移行する。

 さらなる物音に驚いて様子を見に行くとそこには彩葉が。近くを潜航している部下たちの様子をチェックしてきた帰りらしく、船縁にワイヤーを引っ掛けて登って来たところと聞かされ、「オバケじゃなくてよかった」「こんなとこから入ってくることないのに・・・おどかさないでよ」と胸を撫で下ろすのであった。

『避難訓練』

 抜き打ちの避難訓練でグラウンドに集合する生徒一同。主人公は野球部員の1人がいないことに気がつき、館橋と捜索に出ることになるが……。

 このとき、「彩葉ちゃん」を選ぶと彩葉を探しに出ることとなるが、いくら探しても見当たらずお手上げ。すると、ちょうどそこへ本物の緊急事態と勘違いしたらしい彼女が、「敵はどこだい!?」「緊急事態だっていうからウチのを連れてきたんだ!」と部下をゾロゾロ引き連れ駆けつけてき、「いや、訓練だから・・・」「そもそも敵襲だとは言っていないんですが」とドン引きしてしまうのであった。

積荷のお手伝い

 普段は積荷作業に参加していない彩葉が手伝ってくれることとなり、慣れない作業に取り組むことを心配した主人公は……。

  • 「一緒にがんばろう!」を選んだ場合、思いの外順調な様子に驚きつつ、2人で彼女の作業を手伝うことに。
    • 成功パターンでは、そのまま順調に作業を終え、「働いてみてわかったけどあんたたちとは息が合いそうだね」「私と一緒に潜水士として仕事してみないかい?」と勧誘される。野球に専念したいと主人公が固辞する一方で、すぐにでも仕事を回して欲しいと二つ返事で引き受ける矢部であったが、必要な資格を取得したらの話だとたしなめられてしまうのであった。
    • 失敗パターンでは、対抗心を燃やして無理をした結果、主人公が転倒。駆けつけたオクタヴィアは彼でなく積荷の心配しかしておらず、ショックを受ける羽目になるのであった。
  • 「指示を出して」を選んだ場合、指示役を頼むことに。まさに天性のリーダーである彼女の的確な指示により予定より作業が早く終わり、矢部は「上に立つ者の器でやんすね」「オイラ、彩葉ちゃんの下で働きたいでやんす!」と特にゾッコン。地獄耳のオクタヴィアにそれを聞かれてしまい、「オ、オイラ何も言ってないでやんす!」「オクタヴィアに忠誠を誓ってるでやんすよ!」と媚を売りにかかるも、八方美人にはお仕置きが必要だとテンタクルスチョークで制裁を受ける羽目になってしまうのであった。

星を読む

 真開彩葉をデッキにセットしていると航海中に発生するイベント。

 甲板に出て夜空に浮かぶ星を眺めていた主人公は、何かを覗き込んでいる彩葉の姿を発見。六分儀を用いて航路を確認していたという彼女に、「でもそういうのって船のコンピュータが自動で計算してくれるんじゃないの?」と素直に疑問をぶつけてみると、確かに今ではGPSを用いるのが主流だが、もし機器の故障や電波妨害に見舞われたらお手上げになってしまうので、晴れてさえいれば必ず使える六分儀の読み方は身に付けておいて損はないのだと教えられる。
 「すごく難しそうだけど星が行き先を導いてくれるってのはロマンチックだな・・・」と感想を述べると、読み方を教えてくれるというのでお願いすることに。「あとは、いざってときが来ないようにこの星空に祈っておこうかな」とクサいセリフを吐いて、「あんた、とことんロマンチストだね・・・」と苦笑されるのであった。

夜間の猛特訓

 館橋水奈都をデッキにセットしていると航海中に発生するイベント。女性野手としては大きく水をあけられ、航海の知識も自分に引けを取らない彩葉の出現により、焦りを覚える館橋の姿が描かれている。

もちろん自主練ですよ。私ももっと野球がうまくなりたいですから。
そういうわけにはいきません。それでは彩葉さんに勝てないのです!

・・・はい。彩葉さんは女子でありながら男子に負けないくらいの身体能力を持っていますよね。
加えて航海の知識も私と同じくらい広くて深い・・・このままではこの船に私の居場所はなくなってしまいます。

そう言っていただけるのはうれしいのですが、だからといって今まで通りではいられません。
多少無理をしてでも彩葉さんを追わなければ、どんどんと差を広げられてしまいます・・・!

ゲノム大学附属高校編

 経緯は不明であるが、妹の伊瑠花と共に来間博士の研究室に閉じ込められていた。
 霧崎礼里往田真威人が来間の研究室に忍び込んだ際の混乱に乗じて、照木静音と思しき超能力者と主人公の協力により脱走に成功した。

イベキャラ

通常バージョン

女子のキャッチャー。潜水士として深海作業で鍛えたしなやかな筋肉でボールをかっとばす!海底の民を探している。
(パワプロアプリN〜PRのプロフィールより)

幼い頃に生き別れた、海底の民の母親を探すために、とある組織に属している。その際、妹の伊瑠花を危険に巻き込むことを恐れて家を出た。
(パワプロアプリSR〜PSRのプロフィールより)

ユニークボーナス:夢へダイブ!

 上述の通り、真開伊瑠花を同時にセットしている際は、サングラスで変装して色波二帆(いろなみ にほ)と名乗る。

自己紹介

 空振りはしたものの当たりさえすればホームランを飛ばせそうな彩葉の力強いスイングを称える主人公。コンタクトに難を抱えているのは、潜水艦に乗って海底と地上を行き来する生活が続いたせいで慢性的な疲れ目を患っており、目薬を差せないでいるとすぐに視界がぼやけてしまうせいだと語る彼女に対し、そうやって海底で作業をしていたからこそ肉体が鍛え上げられ、結果力強く流麗なバッティングフォームを身につけられたのではないかとフォローしてみせる。すると、「組織に所属する以上経歴は関係ないよ。バッターボックスに立つなら打たなくちゃね」という答えが返ってき、「頼もしい限りだけど少し肩に力が入りすぎな気も・・・」と苦笑いを浮かべることとなる。
 ここで、「ナイススイングー!ボールがビビって逃げてましたぜー!」と声をかけてきた手下たちを一喝して追い払った彩葉の口から、「青春は人生に一度きりですぜ!」と彼らが全面バックアップで色々手配してくれたおかげでこうして高校に通えていることが語られた後、再び話は練習へ。打撃練習での失態を取り返すため、守備練習では自慢の指揮能力を披露すると意気込んだ彼女は、船長らしい言葉遣いで指示出しを行ってみせるも、周りにはさっぱり通じずポカンとされてしまうのであった。

右バッターボックスに、敵主砲を確認!
総員、10時方向に進路を取れ!
なにを固まっている!
早く持ち場につけ!

全レアイベント『ダイバーに必要なもの』

 守備練習に打って出ようとするところを彩葉に呼び止められた主人公。練習を一部止めた上で、解けている靴紐を結び直すよう言われる。

待ちな、○○。
総員!私が、よしと言うまでこちらにボールを寄こすな!
今のうちだよ。靴紐を結び直しな。
念のためボールが飛んでこないか見張ってやるからさ。さっさとしな。

 その後引き上げた部室にて、他人の靴紐にまでよく気がつき、的確に指示出しを行ってサポートしてくれた彼女の器量に感心していると、1つのミスが命取りとなる深海での作業に従事していればこういった注意深さと冷静な判断力はイヤでも身に付くのだと教えられ、自分も見習いたいと考えるが……。

たいしたことじゃないよ。海底作業をする者はそういう能力を持ってるってだけさ。
深海じゃ1つのミスが重大な危機に繋がるからね。小さな変化も見逃しちゃいけない。
そして有事の際に冷静な判断を下せなければ助かる命も助からないのさ。

  • 「変化に気をつける」を選んだ場合、自分も些細な変化に注意を払おうと決意。早速グラウンドへ出て辺りを見回し、特に何も見当たらないと笑みを浮かべるが、「その油断が船を沈めることになるんだよ」と防球ネットの綻びを教えられ、「海底作業の経験は伊達じゃないな」と感嘆を覚えるのであった。

目で見るだけじゃなく五感全てを使うんだ。風や水の流れが変化を教えてくれるよ。

  • 「判断力を身につける」を選んだ場合、選択肢の通り判断力を身につけようと決意。迅速な判断を要する質問に答えることに。初めは急病人を発見したらどうするかなどと目的に沿った問答を行ったものの、2問目の海難事故に遭った時はどこへ連絡するかという質問から早速話が脇道に逸れてしまい、どういうわけか海での注意事項を叩き込まれる羽目になってしまうのであった。

判断が遅い!海では常に状況が変化するから早さが重要だよ。
最悪の場合すぐにでも海に飛び込む必要があるんだからさ。
いい機会だ。海で注意すべきことのイロハをまとめて確認といこうかね。

  • 「身につけ方を聞く」を選んだ場合、選択肢の通りどうやってそういった力を身につけたのか尋ねることに。すると、海底での作業を続けるうちに自然と身についたと教えられるのだが、それに併せて海底での作業中酸素ボンベの破損に見舞われて九死に一生を得たエピソードを聞かされることとなり、「そ、壮絶過ぎる。とてもマネできないな・・・」とすっかり尻込みしてしまうのであった。

ああ、以前海底探査中にボンベが破損して呼吸できなくなったことがあったんだ。
予備も切れていたからまずは冷静に救難信号を出して、それからゆっくり船へ戻ったのさ。減圧症になる恐れがあるからね。
判断を1つでも間違えれば取返しのつかないことになっていた。二度とごめんだが、今じゃいい経験さ。

Rイベント『海底式筋トレ』

1回目

 紅白戦を前にして彩葉の身支度と移動の速さに驚いた主人公が、日常的に潜水服を着用していることで全身が鍛えられており、それが力強いスイングにも活きているのかもしれないという彼女の話を受け下した結論は……。

  • 「オレもやってみるぞ!」を選んだ場合、潜水服は用いずに筋力増強を図ることを決意。何か役立つものを用意すると彩葉に約束してもらうのであった。
  • 「オレは素振りで鍛えるぞ!」を選んだ場合、素振りを通して力強いスイングを身につけると宣言。スイングの正確性を高めたい彩葉も付き合ってくれることになり、喜び勇んで練習に向かおうとするが、紅白戦が控えていることを思い出し、ひとまず先延ばしとするのであった。(イベント終了)

2回目

 気迫たっぷりで練習に打ち込む主人公は、そこに現れた彩葉から潜水服の代わりとなるオモリ付きのシャツを手渡され早速装着。しばらくその状態で素振りを重ねた後、彼女がキャッチャーを務める前で打席に立つ彼であったが……。

  • 成功パターンでは、見事ホームランを放ち、力強いスイングを称えられることに。が、疲労困憊の体は既に限界。オモリ付きのシャツを支え切ることができずバランスを崩してしまい、それを軽々受け止めた彩葉の怪力に、「このシャツを着たオレを軽々受け止めるなんて、本当にすごい力だな・・・」と驚くのであった。
  • 失敗パターンでは、盛大に空振りして転倒。「なんだい、情けないやつだね」と手を貸してもらいながら立ち上がり、「ひっくり返った亀の気分だったよ」と笑うと、「それなら首のトレーニングを先にするべきだったね」「あいつらは首を伸ばして起きるのさ」と人体の構造を度外視したアドバイスをされてしまうのであった。

SRイベント『私は諦めない』

1回目

 練習試合で敗れた後、今回の敗北は自分が持病のドライアイで目が霞んでキャッチャーフライを落としてしまったせいだと悔やむ彩葉。いくらフォローの言葉をかけても頑として撥ねつける彼女に主人公がかけた言葉は……。

そんなことは関係ないよ。落球していい球なんてないんだから。
全体に指示を出すキャッチャーがフライも満足に捕れないなんて筋が通らないじゃないか。

  • 「そのぶん打てばいい!」を選んだ場合、得意の力強いスイングをさらに鍛え上げ、打棒でミスを取り返せるようになるべしとアドバイス。彼女と2人で打撃練習に打ち込むこととなるのであった。(イベント終了)
  • 「捕れるようになればいい!」を選んだ場合、苦手は克服してしまえとアドバイス。「そうだね。苦手だからあきらめるなんて絶対にごめんだよ」との賛同を得て早速練習に臨むも、ドライアイで捕球前に目を閉じてしまう癖は矯正できずじまい。その日は一旦お開きとなってしまうのであった。

2回目

 河川敷にて空を見上げずにキャッチャーフライを捕る(!?)練習をしている彩葉と遭遇し、休日返上で研鑽に励む彼女のためにノッカー役を買って出る主人公。
 まだ完成とまではいかないものの、彩葉は徐々にインパクトの瞬間から落下点を予測できるように。何度失敗しても挑み続ける不屈の精神に感心していると、母との再会という無理を叶えるため海底探査を続けていることもあって、何かを諦めたりは絶対にしたくないのだという彼女の思いを耳にすることとなり、「オレもプロになるって夢は絶対にあきらめたくないしな!」と共感してみせるのであった。

・・・私はなにもあきらめたくないんだよ。
一度なにかをあきらめたら、自分自身が逃げることを受け入れちまう人間になるからね。
海底探査をしてるのだって、並大抵の努力じゃ見つからないものを見つけるためなんだ。
だから・・・目的を果たす前になにかをあきらめちまうなんて私は絶対にしないのさ。

3回目

 迎えた練習試合、特訓の成果を見せる絶好の機会だと息巻く彩葉は、ツーアウト満塁のピンチで空を見上げることなく見事キャッチャーフライを捕球。攻守交代後、自分も特訓の成果を見せてやると打席に向かう主人公であったが……。

  • 成功パターンでは、特大のホームランを放ち、結果としてチームを勝利へ導くことに。「あきらめずに練習し続けたからつかめた勝利・・・ってわけだね」「○○、これからも頼んだよ」と彩葉に称えられ、甲子園へ向け共に努力を続けると誓うのであった。
  • 失敗パターンでは、平凡なフライを打ち上げてしまう結果に。彩葉のために何度もフライを上げたのがクセになってしまったのではないかと指摘され、「はは・・・でも、この程度であきらめないって気持ちはちゃんと身についてる気がするよ」と特訓を通じて学んだことを総括するのであった。

エピローグ

フリート高校パワーアップシナリオの場合

 彩葉にプロ入りを祝われ、「彩葉ちゃんやみんなのおかげだよ」と主人公が感謝を伝えると、元々はあくまで泡瀬満里南を連れ出すことが目的だったが、全力で野球に打ち込む彼の姿を見ているうちに本気で野球に心を惹かれるようになったと告げられることに。それを受け喜んだ彼は、「オレ、これからもがんばるから彩葉ちゃんもがんばれよ!」と激励の言葉を贈り、「ああ、○○のように私も夢をつかんでみせるよ!」と誓ってもらうのであった。

別にたいしたことはしていないよ。
私の方こそ○○がいたから野球を楽しめたぐらいさ。

元々、満里南様を連れ出すための潜入だったからね。
けど潜入しているうちに、○○が全力を尽くす野球ってモンに興味が湧いたのさ。

その他の高校の場合

 彩葉にプロ入りを祝われ、「彩葉ちゃんやみんなのおかげだよ」と主人公が感謝を伝えると、実は部下云々は建前で、真の目的は自分たちと同じくあるものを狙っている勢力についての情報収集が目的だったという衝撃の事実が明かされるとともに、それでも彼のおかげで野球の楽しさは知ることができたと告げられることに。それを受け驚きつつも喜んだ彼は、「オレ、これからもがんばるから彩葉ちゃんもがんばれよ!」と激励の言葉を贈り、「ああ、○○のように私も夢をつかんでみせるよ!」と誓ってもらうのであった。

別にたいしたことはしていないよ。
私の方こそ○○がいたから野球を楽しめたぐらいさ。

ああ、それはいわゆる建前ってやつさ。あいつらにも○○にも悪いことしたね。
本当は、私と同じものを狙っているやつらについて情報を集めるのが目的だったのさ。
けど、○○と一緒にいて野球の楽しさってやつが理解できたのは本当だよ。

コンボイベント

『満里南のお手伝い』

 泡瀬満里南とのコンボ。
 早朝のランニングに励む主人公は、すったもんだしている満里南と彩葉に遭遇。事情を尋ねてみると、毎朝彩葉がしている新聞配達のアルバイトを満里南が手伝うと言って聞かないとのこと。シンカイ軍団の活動資金を少しでも稼ぐために配達をしているという裏事情を内心で明かしつつ、「満里南様の手をわずらわせるなんて畏れ多くて・・・!」と恐縮してみせる彩葉に対し、「でも、なにかしてあげたいの」と満里南も譲らず。平行線を辿る2人を見かねた彼は……。

彩葉ったら、いじわるなの。わたしのお願いを聞いてくれなくて。

  • 「オレが手伝うよ!」を選んだ場合、選択肢の通り自分が同行し配達を手伝うと提案。それでは満里南が仲間外れになってしまうと難色を示した彩葉は、板挟みに苦しんだ末、自身が満里南に付き添って主人公1人が配達に回ればと言い始め、「手伝いの域を超えちゃってない?」とツッコまれてしまうのであった。
  • 「応援してあげたら?」を選んだ場合、選択肢の通り満里南が同行し応援すればと提案することに。カーゴバイクの大きな荷台に乗った彼女の応援の甲斐もあって、配達はすぐさま完了。「満里南様が応援してくれたおかげではかどったよ」と彩葉が述べるのを受け、「わたしも楽しかった。風がすごく気持ち良くて・・・」と満里南は道のど真ん中で服を脱ぎ始めてしまい、他2人に全力で制止されることとなるのであった。
  • 「手伝ってもらったら?」を選んだ場合、選択肢の通り提案した結果、翌日の配達を満里南が手伝うことに。実際迎えた翌朝、やけに眠そうな彩葉とのんびりペースで配達を進める満里南を主人公が遠巻きに見守るという奇妙な構図で配達は進行し、ついにここを配り終えたら最後というビルにまで辿り着くが、「上の方まで配らなきゃいけないのね。大変そう」と身構える満里南に「大丈夫ですよ。上の階はあらかじめ配って・・・」とウッカリ口を滑らせてしまったことで、彩葉が睡眠時間を削ってまで配達のお膳立てをしていたことが露見。「それじゃわたしがお手伝いする意味がないわ」と困惑され、「すみません・・・次は気づかれないように注意します!」とまともに手伝わせる気が毛頭ないことを漏らしてしまうのであった。

『仲良くなりたくて』

 チームメイトの色波二帆が実の姉であると気づいてない妹・伊瑠花とのコンボ。
 伊瑠花と遠ざけようとする態度を取る二帆について、「いつ誘っても断られるから、避けられてるのかなと思って・・・」と相談された主人公。「そう言われれば、伊瑠花ちゃんと距離を取っているような気がするな」「とはいえ、嫌ってるような感じにも見えないんだけど・・・」と考えた彼は……。

  • 「めげずに挑戦だ!」を選んだ場合、何度もアタックすればきっと心を開いてくれるはずだとアドバイス。言われた通り、諦めずしつこく食い下がってみる伊瑠花であったが、「・・・しつこいな」「フン。もういい加減あきらめな」と突き放されてムキになり、ただの遊びの誘いは追いかけっこへ変貌を遂げる。そうこうしているうちに懐かしさが込み上げてきて、「なんだか楽しくなってきちゃった。お姉ちゃんと遊んだときみたい!」「待てーっ!」とはしゃぎ始めると、「お姉ちゃん、か・・・いい響きだね」「私だって・・・つい昔を思い出しちまうよ・・・」と二帆が涙ぐみ始め、突然停止。やっと追いついて、急に立ち止まったことを心配すると、「・・・なんでもないよ」とごまかされてしまう。そんな2人を眺め、「二帆ちゃん、ちょっと様子が変だったような・・・」「でも、2人とも楽しそうに見えたな」と微笑む主人公なのであった。
  • 「やり方を変えてみたら?」を選んだ場合、アプローチを変えて不意を突いてみたらどうだとアドバイス。言われた通り、背後より抜き足差し足で近づいてみる伊瑠花であったが、「おい、なんのつもりだ!」と勘付かれることに。「これでも耳はいいんでね」と言う彼女に対し、「へえ、あたしも耳には自信あるんだ。似てるかも!」と無邪気に笑いかけると、「・・・そうだな」と含みのあるリアクションが返ってくる。そこで、離れて様子を見守っていた主人公が、2人きりにしてあげるためその場を離れようとすると、気配を察知した2人から話に加わるよう求められ、「鋭いところもよく似てるみたいだな」と苦笑を浮かべることとなるのであった。
  • 「やっぱり野球だ!」を選んだ場合、一緒に練習して仲良くなればいいとアドバイスすると、結局伊瑠花と一緒に二帆のノックを受けることとなる。自らの放った打球を伊瑠花がキャッチしたのを受け、「昔も・・・こんなふうによく一緒に遊んだよなあ」と懐かしい気分に浸る二帆に、「どうかしたの?」と尋ねてみると、「な、なんでもない!そっちこそ気を抜くんじゃないよ!」と厳しい打球を連発されてしまう羽目に。なんとかそれを凌いで、「なんだか照れ隠しみたいだったけど・・・」「二帆ちゃん、実は伊瑠花ちゃんのことを気にかけてるのかもな」と微笑む主人公なのであった。
新規作成日: 2022/05/12 23:34
最終更新日: 2024/05/24 22:30
最終更新者: エチレン @etilen_pawa
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