概要
麗しき吸血鬼の末裔にして、恐るべき魔力と財力の持ち主。甲子園優勝を目的にヴァンプ高校を創設し、同校の野球部マネージャーと事実上の最高権力者を務めている。
灰塚朔夜、内藤明瑠とは家族同然の強い絆で結ばれており、日本国内に構える居城(敷地内にヴァンプ高校が併設されている)にて共同生活を送っている。
生まれてから既にかなりの年数が経過しているが、非常に長い休眠期を何度も挟んでいるため、実質的な活動期間は合計でも20年に満たない。それゆえ知り合いに先立たれ続けているらしく、人間の寿命の短さについて憐れみと寂しさを感じている。
所作は貴族の令嬢そのものであり、高貴な種族としての矜持を持ち誇り高く生きている。……のだが、性格は高飛車かつ面倒くさがりなワガママ娘で、周囲を振り回してばかり。PCゲームに興じ、ネット通販に頼った生活を送っているなど、俗っぽい一面もある。
その一方で、歳(実働年齢)相応の乙女心を備えた恥ずかしがり屋&寂しがり屋でもあり、本心を隠した発言や強がった発言をすることが非常に多い。自信過剰な振る舞いが目立つ反面、実は世間一般の吸血鬼に対するイメージについて深く悩んでおり、あまり人目につくと迫害を受けると思い込んでいるため、人の多い場所は避けるようになってしまっている。
パワプロの世界において、吸血鬼が夜行性であることにはきちんと設定上の理由付けがなされており、皮膚が弱いことと、血液が太陽光により凝固してしまう性質を持っていることにより、日中は日焼け止めと飲み物が欠かせなくなっているとのこと。しかし、ニンニクなど一般的に吸血鬼が嫌うとされる物の大半はあまり苦にしておらず、銀に至ってはむしろシルバーアクセサリーを好んで収集している。
ちなみに、名前の由来は恐らくジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュの小説のタイトルロールである女吸血鬼・カーミラ。パワプロと同じKONAMIのタイトルである『悪魔城ドラキュラ』シリーズにもカーミラというキャラクターが登場する。
※※※以下ネタバレ※※※
ヴァンプ高校
概要
キャッチボール中の事故により崖から転落し、居城の敷地内で横たわっていた主人公を救出。目を覚まさぬうちに眷属にする契約を済ませ、彼を吸血鬼とした。
その後、彼の語った甲子園制覇によりもたらされ得る栄光を激しく曲解し(甲子園で優勝すれば人間社会を牛耳ることができると思っているらしい)、野望達成のためヴァンプ高校を設立。自らの魔力により無関係の一般人を操って理事長や野球部監督に据えることで、何とか高等学校としての体裁を整えた(美砂自身は理事長令嬢ということにしている)。
とにかく、私は隠れて暮らす生活には飽きたのだ。
甲子園優勝を足がかりにしドーンと一発人間界を支配する!
そのためにこのヴァンプ高校と野球部を創立しマネージャーになったのだぞ!
吸血鬼にされたことについて度々不満を漏らしている主人公に対し、人間に戻るには甲子園優勝を果たすことで契約を解除してもらうか、彼女の存在がこの世から消滅するかしかないと語っており、甲子園優勝を約束させている。
彼を好いているのは火を見るよりも明らかで、事あるごとにプロ入りを諦めて灰塚、内藤と共にファミリーの一員になるよう勧誘してくるが、拒まれ続けている。また、そのようにして吸血鬼であることを受け容れようとしない主人公の言動や、吸血鬼を蔑み敵視する史門泰司の言動には心を痛め、寂しそうな表情をチラリとのぞかせるが、気にしてなどいないと努めて強がっている。
その他詳細な設定(シナリオイベントより)
吸血鬼について
- 吸血鬼が鏡に映らないのはデマ。また、ニンニクそのものが苦手なのではなく、嗅覚が鋭敏ゆえに臭いのキツいものが苦手なのだという。また、血液が凝固してしまう上、皮膚が弱いため日光は大敵とのこと。
- 主人が近くにいた方が眷属も力を発揮できるという設定が存在。これがブラッドタッグの発生原理となっている。
- 主人公の思考が未だ吸血鬼のそれではなく、人間らしいままであることに懸念を抱き、それまで続けてきたサポートを打ち切り。自力で吸血を行うよう仕向ける。これが、システム上吸血ギミックの開始となる。
血を吸わねば体調を崩す。
吸血鬼として逃れられぬ宿命身をもって知るがよい。
- 吸血鬼の中でも美砂は特に休眠期が長く、これまでの活動期間を合算しても20年にも満たないとのこと。
- 元々人間を蔑む言動を見せたことはなかったが、物語終盤には、人間の営みに対するリスペクトを語る。
確かに、種族として私たちの方が優れていることには変わりない。
だが、日々積み重ねられていく人間の生活を下等とは思わぬ。
これこそが、この数年人間のまねごとをした感想だ。
ファミリーの関係性について
- 厳密に言えば、灰塚・内藤は美砂に仕える従者。ただし、人前ではイトコ同士だと周囲に説明している。
- 彼女らは自分達を「闇の一族」と称している。やはり夜の方がパフォーマンスは高くなるとのこと。
- かつて仕えていた吸血鬼が退治されてしまった内藤を、美砂と弦(灰塚の父。数年前より失踪中)が救出。ハンターの手を逃れて日本へと辿り着いたのだという。
メインシナリオに関して
- 途中、吸血鬼の存在を嗅ぎつけた史門泰司が転校・入部してくるが、灰塚が吸血鬼であると勘違いするなどイマイチパッとしない。そんな彼について美砂は、「ハンターだか知らんが、取るに足らん」と切って捨て、泳がせておくことにしている。
- 互いに反目し合う灰塚・史門を中心にチームは機能不全に陥り、秋季大会では呆気なく敗退。このままではどうしようもないと悲観的になる主人公に、人間に戻るには甲子園優勝を果たす(か美砂の身を滅ぼす)しかないと美砂は発破をかけ、前向きな気持ちを取り戻させる。
ま、どちらにせよ私は滅ぶ気はない。
他の誰かを配下に置き甲子園優勝を目指すつもりもな。
お前が私の目標を果たしてくれる。そう信じておるのでな。
- 喧嘩の最中、史門が物を投げたことで美砂が軽く怪我をしてしまい、灰塚は激昂。怒りのあまり狼の姿に変身してしまうこととなる。しかし、美砂の機転により彼の正体は人間に変身できる犬なのだと史門に信じ込ませることに成功。むしろ愛くるしい見た目とモフモフの毛並みの虜にしてしまう。
- 2人の和解の場にて吸血鬼を罵る史門の言説を耳にし、美砂を気遣う主人公であったが、彼女の言葉により吸血鬼を蔑むような発言を繰り返していたのは他でもない自分だと反省。そのことについて謝罪し、赦してもらう。
・・・バカを言うな。人間の戯言など気にするか。
それに、吸血鬼を否定する言葉ならお前だって言っておったではないか。『吸血鬼など絶対イヤだ』と散々。
わかっておる。人間に戻り、プロ野球選手になるという夢を叶えたいだけなのであろう?
それに、私は人間の戯言など気にせぬと言っておろうが。
- 物語終盤には史門の父・範斗がヴァンプ高校に出没するようになり、物語はクライマックスへと向かっていく……。
ランダムイベント
『リアルお化け屋敷』
美砂のコスプレ姿を見られるという矢部の下心により、文化祭の出し物としてお化け屋敷をすることになった一同。吸血鬼役に美砂、狼男役に灰塚、メイド役に内藤を配置するという、矢部の手によるやけに冴え渡ったキャスティングが動揺を引き起こしていないかと心配した主人公はそのうちの誰か1人をフォローしておくことにするが……。
このとき、「吸血鬼の仮装をする美砂ちゃん」を選ぶと、「美砂ちゃんが1番傷つきそうだから」と彼女の許へ赴くことに。しかし、当の本人はあまり気にしておらず、むしろ衣装を用意する手間が省けると喜んでいる様子。背中と胸元が丸出しのエッチな衣装を着せようと矢部が構想しているらしいと伝えると、「あまりにリアリティに欠ける!こんな服では棺に入った時に寒いであろうが!」と予想外の部分に物言いをつけてくるのであった。
『吸血鬼の衝動』
練習中に擦り傷を負ったチームメイトの血を見て激しい吸血衝動に駆られた主人公は、誰かに相談することにするが……。
- 「美砂ちゃんに相談」を選んだ場合、吸血鬼の習性を受け容れるよう美砂から諭されることに。そうは言っても血を見るたびにこうなるようでは困ると抗弁すると、それほど頻繁に吸血衝動が惹起されるはずはない、ひょっとして欲求不満があるのではとの指摘が。どうしても辛抱たまらないというときは言ってくれたら、と頬を染めながら呟く彼女に、「え!?もしかして吸わせてくれるの?色々と!?」とスケベ心満載で尋ねたせいで、恥ずかしさを紛らわせるためか、スポーツで欲求不満を解消してやるとビシバシシゴかれる羽目になってしまうのであった。
まあ、若い内は色々と欲望を抑えきれぬものだ。
どうしてもと言うのならその・・・私に言うとよいぞ。
- 「内藤さんに相談」を選んだ場合、「そんなに深刻になることはありませんよ。実際、血は吸わなかったんでしょう?」「お嬢様から聞いた話では意外とガマンできるものらしいですよ」と励まされるのであった。
- 「朔夜に相談」を選んだ場合、「くだらねぇ」「そんなもん、遠慮せずに吸っちまえばいいだろ」と突き放されることに。しかし、普段吸血する時と異なり、もっと本能的な衝動として吸血したいと感じたのだと語ると、「お前もいっぱしの吸血鬼らしくなってきたじゃねぇか」と態度が軟化。「美砂もガムを噛んで発散してるぞ?」とガムで口寂しさを紛らわせるようアドバイスをしてくれるのであった。
- 「矢部くんに相談」を選んだ場合、美砂とは関係ない内容が続くので割愛。
『吸血鬼適性診断』
普通の学力テストに混じって吸血鬼としての適性を測るテストを受けさせられていたと知った主人公は、各項目に対しどのように答えたか灰塚と美砂に問われることとなるが……。
どの様に答えても診断の結果は変わらず不合格。「えっ!?じゃあ、オレも不合格!?吸血鬼なのに!?」と彼が衝撃を受けていると、「〇〇の場合は日頃の言動や容姿や容姿も加味されておるからな」「おそらくはそこが足を引っ張ったのであろう」と美砂からやたら「容姿」を強調したコメントを寄越されてしまうのであった。
『レバニラいためパーティ』
美砂の一存でレバニラ炒めパーティが開かれるも、パクパク食べ進める彼女とは反対に、吸血鬼になってから匂いに敏感になったせいでニラがダメになったと主人公は中々手を付けられない。
灰塚が人狼にとっては猛毒だからとニラを避け、レバーの塩焼きを食していると知った彼の選択は……。
最近、猛練習がたたったのか貧血気味の部員が多いように感じてな。
鉄分豊富、家計の味方さらに私の好物であるレバニラいためを食そうと考えて・・・
- 「レバニラを食べる」を選んだ場合、自分だけ食べないのも怪しかろうと無理してレバニラを口に含んでみるも、一口でギブアップ。「なんなら、食べたフリをして私の取り皿にうつしてもよいぞ?」と言いつつも、答えを待たずにどんどんレバニラを取ってくる美砂なのであった。
- 「レバーの塩焼きを食べる」を選んだ場合に関しては、美砂の出番がないので割愛。
『先生に聞いてみよう』
テスト勉強に苦しむ主人公と矢部に、テスト問題を教えてやろうかと美砂から悪魔の囁き。簡単に乗ろうとする矢部をそんなのズルだと制した主人公に感心した彼女は、それなら誰かに教えてもらえば良いじゃないかと提案してくるが……。
- 「他の人に教えてもらう」を選んだ場合、誰に教えを請うかさらに選択肢が発生。ここで「美砂ちゃんに教わる」を選ぶと、選択肢の通り彼女に教わることとなり、的確かつわかりやすい指導により、範囲を一通りさらうことに成功するのであった。
- 「矢部くんと2人で続ける」を選んだ場合、誰かに頼ってばかりではいけないと主人公は自力での勉強を続けることを選択。それなら自分だけでもマンツーマンで教えて欲しいと言い出した矢部が、「矢部にも自らを高めてほしい」と断られてしまったのを受け、「あれ、なんで断ったんだろう。矢部くんだけに教えるのはアリだと思ったんだけど・・・」と訝しむのであった。
『2人の関係』
買い物のついでにケーキを買ってきて欲しいという美砂のお願いを端緒に微笑ましいやり取りを繰り広げる彼女と内藤を見かけた主人公は、2人の関係を何かに喩えようとするが……。
うむ、人間のスイーツとやらは見た目にも味にもバリエーションがあって目移りするからな。
ふむ、ショートケーキや生チョコケーキも捨てがたい・・・いや、ここはチーズケーキか?
いや、さすがにすべて食してはカロリーが・・・
- 「母と娘」を選んだ場合、美砂に対する内藤の態度を温かく見守り包み込む母のようだと形容。「その表現はあながち間違っておらん。内藤さんは私よりずっと年上で家族のようなものだ」と頷かれ、感激のあまり張り切った内藤は、「母と慕われたのが心地よくて」と主人公の分までケーキを買ってきてくれるのであった。
- 「姉と妹」を選んだ場合、選択肢の通り姉妹のようだと形容。すると、「ふっ、そうだな。私にとって、内藤さんは従者よりも姉という感覚に近い」「長いときを過ごしてきた私たちはもはや家族とも言えるな」という美砂の言葉に感激した内藤が「私も目に入れても痛くないほどお嬢様に愛情を抱いています!」と返すなど、感動的なシーンが繰り広げられることに。しかし、その後容赦なく内藤に家事への細々とした注文を言いつける美砂に内心ツッコミを入れる主人公なのであった。
- 「友達同士」を選んだ場合、友達同士で住んでいるみたいで羨ましいとコメント。「だから、以前にお前も一緒に住めと言ったではないか」と美砂にツッコまれてしまう一方で、「うらやましがる必要なんてどこにもありませんよ」「私は、〇〇くんのこと友達だと思っていますから」と内藤に言われ、喜ぶ主人公であったが、すかさず友人として買い出しの荷物持ちをするよう頼まれてしまうのであった。
『しもべよりしもべ』
事あるごとに矢部をパシらせる美砂に対し、眷属たる自分よりも矢部をこき使っていないかと指摘した主人公。下心まみれだからこそ簡単に言う事を聞くのではないかとさらに踏み込んでツッコむと、「ふっふっふ・・・それなら、なおさら頼ってやらねば寂しく感じるであろう?」と下心を逆手にとって弄んでいることを仄めかされる。
しかし、いっその所矢部も眷属にすればいいのではないかと軽い気持ちで提案してみると、それまで余裕に満ちていた彼女の態度が一変。「なっ、なにを言いだす!そんなに気軽にできるものか!」「アレは神聖な儀式で気安く行うものではないのだ!」と凄まじい剣幕で叱られてしまい……。
- 「わかったよ」を選んだ場合、とりあえず謝ることに。その後、そんな神聖な儀式を自分にしてくれたなんてとニヤける彼であったが、「お前には少しばかり素養があると感じたからだ」と言われたため、どのような素養を見出したのか詳しく尋ねようとすると、「ええい!細かいことをいちいち考えるな!」と突っぱねられてしまうのであった。
- 「わからないよ」を選んだ場合、イマイチピンと来ないと食い下がることに。「くっ・・・なんと、カンの悪い男だ・・・」と苛立ちを隠せない彼女に、どのような儀式を行ったのか尋ねると、「ええい、しつこい!その根性、練習で叩き直してくれる!」とごまかされてしまうのであった。
『天敵』
「おのれ、憎いやつらめ!」「吸血鬼の上前をはね吸血するいまいましい存在だ」と尋常ではないレベルで蚊への憎悪を剥き出しにする美砂に主人公は苦笑い。しかし、敷地内に水場も多いヴァンプ高校は確かに蚊が多いと思い直し、何か対策はないかと考え始めるが……。
かゆい所をかくとかゆみが増すであろう!?
イライラするであろう?
- 「蚊取り線香」を選んだ場合、選択肢の通り蚊取り線香を設置することに。しかし、その煙が目にしみてたまらないと美砂が咳き込み始め、次いで主人公も同様の症状を自覚。「・・・ひょっとして、オレも美砂ちゃんも蚊と同類なのか?」という疑念が頭をもたげてくるのであった。
- 「虫除けスプレー」を選んだ場合、選択肢の通り虫除けスプレーを使ってみることに。ちょうどそこへ現れ、2人きりで部室にいるなんて怪しいなどと騒ぎ始めた矢部へ向け、容赦なくスプレーを噴射した美砂は、「悪い虫にも効果があるのか試したかったのだがな」と悪びれることなく呟くのであった。
- 「蚊取りリキッド」を選んだ場合、蚊取りリキッドの効果などについて感心しきりの美砂は「誰の発明だ?わが家臣として迎えよう!」「買収すればよいではないか。会社ごと」と金満発言を連発。「・・・お金持ちの考えってよくわからない」と主人公に引かれてしまうのであった。
『血液ソムリエ』
チームメイトに吸血を試みた主人公は、わずかな違和感から相手の体調不良を看破。そのことを美砂に話すと「ほう、お前も『味』の違いがわかるようになったか」「特に、健康で元気があり余っておるヤツの血はコクがあって最高だ」「鼻に抜ける香りや後からじわりと残る味わいも。血によってそれぞれだ」と熱弁され、吸血の奥深さをしみじみ実感することに。
「お前も吸血を重ねて私のような一流の血液ソムリエを目指すがよいぞ!」と言う彼女の勢いに乗せられて「おおーっ!」と応じてしまい、そうではなくて、自分は人間に戻って野球選手になるのだと必死に訂正する羽目になるのであった。
『利き水』
日差しに耐え切るための生命線である水にこだわってみようとあらゆる産地、あらゆるグレードのものを取り寄せた美砂。主人公は、どれが自分に合うか見極めるため、情報を伏せた上で飲み比べをすることになるが……。
パターンA
「体が求めている気がする」と彼がチョイスした水はアスリートも愛飲するという代物。そのことを知らされ、「何だか嬉しいなぁ」と素直に喜ぶのであった。
パターンB
「他とは違って、まろやかな気がする」と彼がチョイスした水は最高級の水と判明。「なんか嬉しいけど気軽には飲めないな・・・」と苦笑するのであった。
パターンC
「口当たりが良くてゴクゴクいけちゃう!」と彼がチョイスした水はただの水道水と判明。何とも言えない表情を浮かべるのであった。
『厳重装備』
街中にて、気温が高いにもかかわらず、目出し帽・ツバ付きの帽子・アームカバーの重装備で日光を嫌う者をたくさん見かけたと主人公・内藤・灰塚に向け話した美砂は、きっと自分達と同類の「闇の一族」なのではないかと推測。その話を聞いた主人公はただの紫外線対策に熱心な女性に違いないと確信するが……。
- 「本当のことを教える」を選んだ場合、日本の夏においては珍しくもない光景だと教えてあげることに。「はぁ?血液が凝固するわけでもねぇのにどうしてそこまですんだよ?」と首を傾げる灰塚に、美を保たんとする女心だろうと答え、「それでしたら私のように鎧を着てみては?」という内藤のボケも軽くいなして、そのような女性はシミやソバカスを作らないよう努力しているのだと解説。それを受けた美砂は、「私は考えを改めたぞ。人間はのん気に日を浴びてズルいと思っていたが、違ったんだな」と無邪気に笑うのであった。
- 「黙っている」を選んだ場合、そのまま様子を伺うことに。それだけ多くの者がいるのならば、近辺に吸血鬼がいる可能性もあると警戒する灰塚に、吸血鬼なら味方じゃないのかと尋ねると、同じ種族だからといって友好的だとは限らない、むしろ悪事を働いたりしてヴァンパイアハンターの目がこちらにまで向いてくるかもしれないのだとの答え。とにかく街ではその手の連中に気をつけるよう警告され、「本当のことを言える空気ではなくなってしまった・・・」とゲンナリするのであった。
『生徒思い』
美砂が学食の味やバリエーション、栄養バランス(特にタンパク質と鉄分)に異様なこだわりを見せることを不思議に思う主人公。
場面変わって部室。新たに制定する校則について内藤と相談する美砂に、「運動は毎日する」「寝る前にはゆっくりとお風呂に入る」「毎晩しっかり睡眠をとる」など奇妙な校則が多いことについて疑問をぶつけると、生徒の健康を考えたが故のものだとの殊勝な答えが返ってくる。彼が感心したのも束の間、「良質な血液は健康な体から生まれるものだからな」と続けた彼女は、ちょうどもたらされた今度転校してくる生徒の血液型がRh-という情報に「ほう、それはレアだな!一度味わってみたいものだ!」と舌なめずりするなど、生徒そのものではなく血液が目当てなことを隠そうともしないのであった。
結末
物語終盤には、ヴァンパイアハンターである史門の父・範斗から目を付けられ、夏の甲子園大会真っ只中の8月3週、ついに襲撃を受けてしまうことになる。それを見越して、親しい人々を巻き込まないよう1人甲子園に帯同せずヴァンプ高校に残っていた彼女の運命は果たして……。
以降の展開は3パターンに分かれる。なお、途中で敗退していて8月3週を迎えられなかった場合は、もちろん見ることができないので注意。
灰塚をデッキにセットしていない場合
美砂が吸血鬼であると勘づいた父が彼女の討伐を狙っているようだという史門からのタレコミを受け、ヴァンプ高校に駆け付ける一行であったが、一足先に助けに向かった灰塚と共に美砂は行方知れずとなる。残された内藤、史門、主人公の3人は、あの2人ならきっと大丈夫だろうと自分たちに言い聞かせ、悲願を叶えるために甲子園へと帰参する。
円卓高校を破り甲子園優勝を果たすと、約束通り主人公は吸血鬼から人間に戻るが、美砂とは最後まで会えずじまいとなる。
灰塚のみをセットし、史門をセットしていない場合
史門だけは父に認められるためにと美砂討伐へ参加しにヴァンプ高校へ向かってしまうが、灰塚、内藤、主人公の3人は美砂の意図を汲み、甲子園に残る。
こちらでも、やはり主人公は甲子園優勝を果たすと人間に戻るのだが、美砂は遠くへ逃げたと伏し目がちに灰塚と内藤から告げられることとなり、結局会えずじまいとなってしまう。
灰塚と史門両方をセットした場合
一行は4人一緒にヴァンプ高校に駆け付けることに。麻酔銃と投光器により思うように動けず、絶体絶命の窮地に陥る美砂であったが、内藤が麻酔銃を物ともせず暴れて敵の気を惹き、父に反旗を翻す決心をした史門がその隙をついて投光器を破壊したおかげで身動きがとれるようになり、圧倒的な力で襲撃部隊を一掃。決勝戦を甲子園で直接応援することが叶うのであった。
人間風情が・・・
本来の力を取り戻した私を甘く見るな!
甲子園優勝後、美砂は主人公と話す場を設け、彼を人間に戻すと宣言。灰塚曰く、優勝したところでどうせ人間界を牛耳れるわけがないことにはとっくの昔に気付いており、いずれにせよ人間に戻すつもりであったのだという。
「今はオレこのまま吸血鬼でもいいかなっていう気持ちもあるんだ」「美砂ちゃんたちと一緒に過ごして吸血鬼もいいかなと思ってさ」と漏らしつつも、かねてからの宿願であったプロ入りの夢を諦めるわけにはいかないと人間に戻ることを改めて望む主人公。それに対し、「まぁ私たちは、お前が吸血鬼であろうが人間であろうが、もうどちらでもよい」「すでに仲間であることに変わりはないからな」と感情を押し殺して応えた美砂は、絶対目を開けるなと恥ずかしがりつつ、接吻で彼を眷属から解き放つ。
人間に戻った反動で気を失った彼が目を覚ますと、2人がベッドサイドに控えており、美砂から「その・・・3年も待たせて悪かったな」との謝罪が。続けて、3年前崖から落ちた際主人公はもう死んでおり、神良が大量の魔力を消耗して彼を蘇生させたこと、そして失われた魔力が完全に回復しきるまでにかなりの期間を要していたことが灰塚の口から明かされる。
「血を流して痛がっているお前を見て哀れと思い、助けてやったのだ。感謝するがよいぞ」と胸を張る彼女であったが、痛がっていたのなら死んでいなかったのではとのツッコミに、気が動転していたので当時のことは記憶が曖昧なのだと釈明。主人公・灰塚の両名から問い詰められた結果、介抱の際、誘惑に負けて彼の血を吸ってしまったことが全ての発端であったことが判明するのであった。
エピローグ
8月3週まで勝ち上がっているかどうか、また灰塚・史門をデッキにセットしているかどうかで分岐が存在する。
8月3週を迎えなかった場合
- デート3回目を見ていない場合、プロ入りした主人公に「お前には、私の眷属として永遠に過ごしてもらうぞ」と美砂は宣告。特殊メイクを施せば容姿が変わらないこともごまかせるし、ナイターが得意になるなどと吸血鬼のままプロ野球選手になることを受け容れるよう説得を試みる。しかし、それでもなお嫌がられたことに業を煮やし、「従順な下僕に仕立て上げてくれるわ!」と彼の首筋に噛み付いて吸血を施してくるのであった。
- デート3回目を見ている場合、プロ入りした主人公に「お前には、私の眷属として永遠に過ごしてもらうぞ」と美砂は宣告。特殊メイクを施せば容姿が変わらないこともごまかせるし、ナイターが得意になるなどと吸血鬼のままプロ野球選手になることを受け容れるよう説得を試みる。しかし、それでもなお嫌がられたことに傷付き、「お前は私と過ごすのがイヤか?」「我らは恋人同士であろう?ずっと一緒にいるべきではないのか?」と漏らし、気持ちを引き留めるため必死に振る舞っていたことを素直に告白。そのいじらしさに絆された主人公は彼女を抱き寄せて”永遠”の愛を誓うのであった。
ふ、フン!調子に乗りすぎだ!
だが、まぁ・・・その話、受けてやってもいいぞ。文字通り、永遠にな。
8月3週を迎えた場合
- 灰塚と史門両方ともをセットしていない場合、主人公の訪れたヴァンプ高校は誰もいないもぬけの殻に。物語は「みんないなくなってしまった・・・まるで、全てが夢だったように」という主人公のモノローグで幕を閉じる。
- さらにデート5回目を見ていると追加テキストが発生。かつて彼女に贈ったブレスレットが置き去りにされていることが追加で述べられ、「どうしてこれだけ残っていたんだろう・・・」「あんなにも・・・あんなにも喜んでくれてたのに・・・」という主人公のモノローグで幕を閉じる。
- 灰塚と史門両方をセットした時、「さて、無事に人間に戻り、ドラフトにも指名され万事めでたし、というところか」と微笑む彼女とエピローグを迎えられる。
- デート5回目を見ていない場合、結婚して夫婦になっても絶対に自分が死ぬのかと人間と吸血鬼の恋愛の行きつく先を心配する主人公に、「・・・ほぼ間違いなくな」と頷いた美砂は、「その前に結婚とかなんとか、話が先走りすぎておるぞ」と困惑。「まったく・・・お前を吸血鬼にするような悪党のどこを気に入ったと言うのだ?」と問いかけ、「んー、なんでだろ?なんか、気付いたら好きになってた」という返事を受け取ったところで彼を眠らせて記憶を消去し、「・・・これでよいのだ。所詮、人間と吸血鬼は相容れぬ」とそのまま姿を消してしまうのであった。
- デート5回目を見ている場合、結婚して夫婦になっても絶対に自分が死ぬのかと人間と吸血鬼の恋愛の行きつく先を心配する主人公に、「・・・ほぼ間違いなくな」と頷いた美砂は、「その前に結婚とかなんとか、話が先走りすぎておるぞ」と困惑しつつも、「し、しかしまあ、先のことを考える計画性というものは必要だな、うむ」と満更でもなさげ。主人公と過ごした思い出と贈ってもらったブレスレットは亡くなった後も1000年、2000年と大事にし続けることを約束して、自分が初めて眷属にした人間として"初めて"の責任を取ってもらうと彼のプロポーズを承諾。最後に、吸血鬼は好きな相手の首筋から猛烈に血を吸いたくなるという主人公自身の体験に基づいた事実を指摘され、大いに恥ずかしがるのであった。
短い間でも、その体験はずっと残る。
お前との思い出ならば、たとえ千年経とうと思い出せるであろう。
ほれ、お前にもらったブレスレットだ。これは千年、2千年経とうと朽ち果てはせぬ。
お前の思い出と共に。
・・・やはりさっきの言葉はプロポーズであったか。
バカ者!お、お前はだな、この私が初めて眷属にした人間なのだ。
私の初めての責任をとってもらわねばな。
考察
美砂の運命について
作中で強調されている通り、主人公が人間に戻るには、甲子園優勝を果たして美砂から接吻を受けるか、美砂の身が滅ぶかのどちらかしかない。
美砂の接吻がなくとも主人公が人間に戻っていることから、灰塚と史門を両方セットしない限り、彼女は史門父に狩られてしまう運命だと考えられる。肌身離さず身につけているはずのブレスレットが置き去りになっているというバッドエンドの描写も、この説を裏付けている。
美砂の真意はどこに?
-
下準備
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最も親しい存在である内藤明瑠がメジャーリーグ設立以前の草創期から野球に携わっている上、鎧の着用を許可する旨を高校野球の出場規定にねじ込んでいる事実を踏まえれば、抜けているところがあるとはいえ基本的には聡明な美砂が甲子園で優勝すれば人間界を牛耳られると一瞬たりとも本気で思っていたかは甚だ疑わしい。少なくとも内藤からのツッコミがどこかで入っているはずである。(※ただし、美砂に途方もないアイディアを突然ひらめいて実行に移す傾向があるのは、紛れもない事実である)
- 大量の魔力を費やして主人公を回復させたと語られていることから、瀕死の彼をすぐに不死身の吸血鬼としたのではなく、なぜか一度彼を治療して回復させた上で吸血鬼としたという事実が示唆されている。
- 眷属の契約を解除する際に接吻が必要だったこと、眷属の契約を結ぶ儀式について尋ねると美砂が恥ずかしがって詳細を語ろうとしなかったことから、契約解除時のみならず契約締結時にも接吻が必要な可能性は極めて高い。すなわち、目を覚まさずベッドに横たわっている主人公に自ら進んで接吻を施したということになる。
- 美砂曰く、主人公を眷属としたのは吸血鬼としての素質を見出したからだとのことだが、そのことについて詳細を聞き出そうとするとなぜかごまかそうとしてくる。しかも、彼がそういった素質らしきものをのぞかせる描写は作中一切見られず、むしろランダムイベントにて受けた吸血鬼適正診断では不合格判定すら食らってしまっている。
- とあるランダムイベントにて、血を見た際の吸血衝動くらいならば我慢できないことはないと説明されている一方で、美砂生存ハッピーエンドでは、崖から落ちた主人公の流す血を見た美砂が衝動を抑えきれずに彼から吸血したと語られている。また、吸血鬼は好きな相手に対し、首筋に噛みつきたいという強い吸血衝動を感じる習性があるとも語られている。
- そもそも美砂がいつから主人公を好きになったかは曖昧であり、ヴァンプシナリオ中においても、告白・デートにおいても(正真正銘の恋人同士になる描写は存在するものの)、はっきり好意を抱くようになるターニングポイントは描かれていない。
結論
以上のように、美砂による彼女自身の行動に関する説明は、ランダムイベント等で語られる設定・描写と不可解な矛盾を来すことも多く、特に眷属の契約を結ぶに至った経緯、そしてヴァンプ高校の設立理由に関しては、意識的にしろ無意識的にしろ、嘘を吐いているのではないかと疑われる。
1つの解釈
怪我をして横たわる主人公を初めて見た時点で彼に心を惹かれていた美砂は、湧き出てくる衝動に打ち克てず吸血。およそ3年分の魔力を費やしてまで治療した上、彼に接吻を与えて眷属とする。そして、目を覚ました彼の語る甲子園優勝という夢を叶えさせる場を与えるため、吸血鬼でも野球をできる場としてヴァンプ高校を設立した。
……あくまで断片的な描写を都合よく繋ぎ合わせたものに過ぎない1つの解釈であるが、各自が思い思いのシナリオ観を形成する一助となれば幸いである。
ヴァンプ高校2nd Blood
内藤明瑠がメインのシナリオであるため、美砂の活躍は控え目となっている。
概要
いつの間にか部に紛れ込んだ謎のマネージャー・御厨真歩の魔術に欺かれ、疑うことなく彼女を受け容れてしまったがために、一連の騒動発生を許してしまうことに。
作中では内藤明瑠の身に様々な異変が起こるのだが、それらの元凶が因縁の吸血鬼ヴェイス・ヤーノシュの復活であると美砂から告げられた彼女は、再び彼に操られて周囲に危害を加えることを恐れ、ヴァンプ高校を離れることを決意。美砂もそれを尊重しようとする姿勢を見せるが、主人公の一喝により考えを改め、全員で力を合わせ、内藤をヤーノシュの魔の手から守ることにする。
ヤーノシュ討伐へ向け史門泰司に情報を探らせる美砂であったが、その最中ヤーノシュに操られた内藤に誘拐されてしまい、囚われの身に。絶体絶命のピンチかと思いきや、満月で魔力が増したことによりヤーノシュの張り巡らせた結界から自力で抜け出すことに成功、彼女に自らの血を分け与え正気に戻し(本来、高貴な種族たる吸血鬼がアンデッドのような下級の存在に血を分け与えるのは御法度。それだけ美砂と内藤の絆が深かったことの証左である)、ヤーノシュを討伐するのであった。
なお、このとき、[キャストオフ]内藤をセットしていると、美砂が、長年肉体を再生させる秘薬を与え続けることで、ゾンビとして腐乱しきっていたであろう彼女の肉体をほぼ完璧な形まで蘇らせていた事実が明かされる。
さらに、御厨をセットしていると、一連の騒動は、美砂をヤーノシュに取り込ませた後に彼を屠って何かの素材にしてやろうという御厨の目論見により引き起こされたことが示唆される。何に用いる素材なのかなど詳しいことは全くわかっていない。
イベキャラ
通常バージョン(ヴァンプ高校)
神秘的な印象を与える女子マネージャー。見るからに外国人だが、日本語は完璧。世間知らずで子供っぽいところがある。夜型の生活をしているらしい。
(パワプロアプリN~PRのプロフィールより)
野球部の女子マネージャー。実は由緒正しい吸血鬼の一族で不思議な力を使うことができる。
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより)
ユニークボーナス:血の盟約
全レアイベント『闇に生きるもの』
1回目
吸血鬼の生活にも慣れてきたが、吸血によって人を操るのは罪悪感を感じるという主人公は、「お前は吸血鬼という高貴な種になったのだから、人間を使うぐらい当然だと思え」「言っておくが、お前程度の力では強制的とは言えんぞ。意志の強い者ならはねのけることはできる」「要するに言葉で人を操るのと大した違いはないと言うことだ」と美砂にアドバイスされ、「そう思えば多少は気が楽かな」と苦笑。さらに続けて、最近はスマホなどで容易に撮影・拡散されてしまうため、人目に付く場所で吸血鬼の力を使うのは控えるよう忠告される。(※なお、ヴァンプ高校の敷地内では特殊な力場を働かせて電子機器をジャミングするようにしているとのこと)
その後1人になり、果たして人助けをしようという場面においても吸血鬼の力を使ってはいけないものなのだろうか、と思案した彼の出した結論は……。
- 「人助けならいいか」を選んだ場合、機会があれば人助けに力を使ってもいいだろうと結論づけるのであった。
- 「いや、約束は守らないと」を選んだ場合、美砂との約束を優先し、たとえそのような機会があったとしても使わないでおこうと結論づけるのであった。(イベント終了)
2回目
夜の街を歩いている際、ひったくりに遭遇した主人公は、吸血鬼の力でそれを取り押さえようとするが……。
- 「吸収」を選んだ場合、ひったくり犯のエネルギーを吸い取り、動けなくしてしまう。
- 「魅了」を選んだ場合、ひったくり犯を魅了し、彼をオネエにしてしまう。
- 「使役」を選んだ場合、ひったくり犯に命令をかけて動けなくしてしまう。
いずれにしても、警察からの連絡や生徒手帳の落とし物から、吸血鬼の力を使って人助けしたことが美砂に露見。弱き者を助けるために持てる力を行使したのは高貴な種族たる吸血鬼としての務めを立派に果たしたと言えると賞賛を受ける一方で、約束を破ったことに関してはまた別の話だと、こってり油を絞られてしまうのであった。
・・・無論、怒るぞ。
吸血鬼としての行いと私との約束を破ったこととはまったくの別問題だからな。
そもそも、できぬ約束をするその精神が気に入らん!たっぷりと説教してくれるわ!
Rイベント『便利なネット通販』
ネット通販のヘビーユーザーである美砂に、一言物申そうとする主人公は……。
- 「ポイントは有効に使ってる?」を選んだ場合、色々種類があって面倒くさいからとそのまま放置されっぱなしのポイントを統合してマイレージに変換してあげることに。世界を何周もできるほどマイレージが貯まっていると判明するも、旅行なんて面倒だとさっぱり興味がない様子の美砂に対して、「なんてもったいない・・・」と嘆くのであった。
- 「実店舗も使おう」を選んだ場合、実物を見れた方が良いこともあると指摘するが、気に入らなければ買い直せばよいと彼女にバッサリ切り捨てられてしまうのであった。
- 「セキュリティには気を付けて」を選んだ場合、詐欺などに引っかからないよう忠告することに。意外とその手の話に詳しい彼女に、「もしかして引っかかったことがあるとか?」と尋ねてみると、一度被害に遭ったことがあると判明。ダマされたのが気に入らなかったので、調査会社を雇って調べ上げ、酷い目に合わせてから警察に突き出したというエピソードを聞くこととなり、金持ちを敵に回すのは恐ろしいと震え上がることになるのであった。
告白
夜間練習中、最近夜の方が調子が良いと実感する主人公。「どうだ?吸血鬼として生きる決意を固めたか?」と美砂に問われ、「オレは人間に戻りたいんだって」と答えるいつものやり取りの後、吸血鬼となって何か生活が変わったという感じもないと苦笑いを浮かべる。
ふと思い当たって、本当に人間社会を支配するつもりでいるのかと尋ねると、「さあな」とはぐらかした彼女からは、もし支配に成功したとしても今の人間界を大きく変革するつもりはないこと、そうは言っても現状のままでは正体を隠す必要があるので生きづらい面があることを聞かされ、そして、主人公自身も吸血鬼としての自覚を持って行動するよう忠告を受ける。
そうは言われても、一体どうすればいいのかわからないと困惑していると、一緒に出歩いて吸血鬼としての振る舞いを勉強してはどうかと予想外の提案が。それはまさしくデートなのではないのかと思いつつ、彼が下した結論は……。
- 「美砂ちゃんと付き合うよ」を選んだ場合、「わかった。美砂ちゃんと付き合うよ」と承諾するも、「美砂ちゃんと付き合う」という言い回しに引っかかられ、「美砂ちゃんに」と言い直す羽目に。そして、満足げに去る彼女を「実質デートだよなぁ」と苦笑混じりに見送るのであった。(交際スタート)
- 「ゴメン」を選んだ場合、どうせ人間に戻るのだから不要だと断ることに。「そうか・・・」と一瞬肩を落としつつも、すぐさま「たしかに、ニワカ吸血鬼に吸血鬼の心得を説いてもムダであったな」と取り繕い、強がってみせる美砂に、寂しげな雰囲気を感じ取り、「送ろうか?」と気遣う主人公であったが、家まで徒歩0分だとのツッコミには引き下がるしかなくなるのであった。
デート
1回目
世間一般が吸血鬼に対して抱くイメージを学ばせるため、『またしても帰ってきた吸血鬼5』という映画に主人公を連れて行った美砂。
吸血鬼が悪役ではなく普通の人間のようで親しみが湧いたという彼の感想に、もう既に吸血鬼の視点から映画を見ているじゃないかと笑い、過去作12本分のDVDも貸そうと提案。そんなに続いているのかと驚かれ、実は吸血鬼のイメージ向上のためシリーズの制作に出資していることを打ち明けるも、ネガティブなことはまだ知られたくないとその理由は秘密のままにする。
全体的なムードは悪くなかったものの、デートのつもりで来ていたにも関わらず、美砂の態度が終始他人行儀だったことに不満を覚えた主人公は、何か計画を練り始めるのであった。
いくら努力しようと結局、我々は人間にとって悪の象徴。
その現実はまだ、知るべきではない。
もしお前が我々の側につくのならいずれ悩まされるであることだ。
2回目
今度は美砂が人間がどういった生き物かを教えるとゲームセンターへ連れて行かれることに。
吸血鬼であることが露見して迫害を受けるのではないかと人の多い場所に不安を覚える彼女であったが、ちょうどハマっているPCゲームのアーケード版を見つけるとプレイに集中。無事クリアしてみせた後、吸血鬼にとって人間で溢れかえっている外界は危険に満ちているので、インドアに籠るのが正解なのだと自らの見解を述べ始めるも、集まったギャラリーの誰一人として彼女が吸血鬼だとは気付かないまま凄腕プレイヤーとして称えられることとなり、自分の思い込みと世間の実情とのズレを感じ始める。
そして、次回の外出について、2人は遊園地に行く約束をするのであった。
いいか、吸血鬼にとって外の世界は危険だらけだ。
安全な場所に居続けるのが妥当であろう?
3回目
迎えた遊園地への外出で、吸血鬼としての立ち振る舞いをレクチャーしようとする美砂であったが、まずは遊んでからにしようと制され、様々なアトラクションを楽しむことに。
- 「観覧車」を選んだ場合、初めて体験する高さに足がすくんだ彼女は、落ち着くため、主人公に手を握ってもらう。
- 「ジェットコースター」を選んだ場合、初めての絶叫系アトラクションに死にそうな思いをする。
- 「体感アトラクション」を選んだ場合、映像に合わせてシートが動くアトラクションにガッツリのめり込んで楽しむ。
その帰り、当初の目的を曲げ、危険を冒してまで自分を遊びに連れ出す真意を問うた彼女は、「デート気分を味わいたくて」「吸血鬼がどうとか興味ないし!」「せっかく美砂ちゃんと一緒なんだから遊びたかったんだよ!」「悪いか!?コンチクショー!!」と逆ギレされ、真面目に怯えるのが馬鹿らしくなって大爆笑。実質的な告白にキスで応え、恋人同士としての関係をスタートさせるのであった。
デート気分を味わいたいという事はつまり、私と恋人関係になりたいと。そういうことであろう?
だからその・・・いいぞ、なってやっても。
4回目
街中で堂々とウィンドウショッピングを楽しんだ美砂は、「あまり荷物を抱えて回っては、デートにならんだろう?」とあまり商品を買わない理由を語る。彼女の口から改めてデートという言葉が出たことに主人公が驚いたことで、にわかに不安に囚われた彼女は、自分を弄んでいるのか、と彼を問い詰め始める。
まさかお前・・・これがデートだと認識していなかった、などということはあるまいな?
怪しいな・・・お前からデートだと言っておきながら・・・
私をもてあそんでおるのか?
主人公が機嫌を直してもらうのに苦慮していると、タイミング良く露店主に声をかけられることに。サービスで半額にマケてもらった純銀製のブレスレットを贈ったおかげで、彼女の機嫌を直すどころか上機嫌にすることに成功。
吸血鬼は純銀が苦手ではないのかと尋ねると、そんなことはなく、むしろシルバーアクセサリは好んで収集しているという趣旨の答えが返ってき、さらには、今回のブレスレットはそれらこれまで趣味で収集した小物とは違い、恋人である主人公が買ってくれた物なので、彼代わりだと思って常に身に着けるとまで約束してくれる。
だが、このブレスレットはこれまで集めた小物とはモノが違う。
・・・バカ者。
お前が買ってくれたからに決まっておろうが。
ふふ、これをお前だと思って常に身に着けておくことにしよう。
そして、何気ない会話でも笑い合える2人の間には、最高にいい雰囲気が流れるのであった……。
5回目
ブレスレットのお礼と高級レストランに連れて来られた主人公は、それを指して「私の宝物」とニコニコ笑う彼女を見て、強烈な吸血衝動に襲われることに。心配する彼女に「い、いや、今日の美砂ちゃんかわいいなと思って」と半分正直に答えると、珍しく余裕のない反応が返ってくる。
ややぎこちない空気の中、2人は気を取り直してトマトジュースで乾杯するが……。
- 失敗パターンでは、2人ともベロベロに酔っ払ってしまい、主人公は自室のベッドで目覚めるのであった。
- 成功パターンでは、ベロベロに酔った美砂から人間はすぐ死んでしまうので人間に戻したくないと本音を聞くことに。少しなら吸血鬼のままでもいいと答えるも、既に寝落ちしていた彼女には届かず。おぶってヴァンプ高校まで連れ帰ると、出迎えた内藤も見守る中、美砂は「ブレスレット・・・ありがとう・・・くぅ・・・」と寝言でポツリ。彼が帰ったのち、入浴時も外さないほどそのブレスレットを大事にしていることを知る内藤は、「形の残るものがもらえて、よかったですね」としみじみ呟くのであった。
○○!
お前はいい男だ!人間に戻すのは惜しい!
うむ!約束は守らねばならん。吸血鬼のプライドにかけて!
人間・・・人間か・・・
人間はすぐ死んでしまう・・・私を残して・・・
みんな、いってしまう・・・
別れるのは・・・寂しいのだ・・・
だから・・・
汎用デート
公園
「人の気配もあまりないし、身も隠す木々もある・・・ふむ、ちょうどいいな」と不穏な発言を残す。
喫茶店
夜明けまでおしゃべりする気満々の美砂であったが、流石に迷惑とツッコまれ、閉店時間までということに変更するのであった。
ゲーセン
格闘ゲームをすることになり、「我が真の力を見せてやろう!」と仰々しく息巻く美砂であったが、実はやったことのないタイトルだと告白。よくもそんな自信満々に言えたものだと驚かれてしまうのであった。
カラオケ
カラオケにはあまり来たことがないとのことで「あまりこういうのは得意ではないのだが」と語る美砂は、一緒に歌ってほしいと主人公にせがむのであった。
映画
- 「悲劇」を選んだ場合、「ふむ、人の生命をもてあそぶか。なかなか根性のあるヤツが作ったようだな」と独特の感想を述べる。
- 「アクション」を選んだ場合、話自体はそう悪くなかったが、アクションに関しては看板倒れだったと辛口の評価を下す。
- 「恋愛もの」を選んだ場合、下らないと口ではこき下ろしつつも、詳細に各シーンごとの感想を述べ始めるハマりっぷりを見せる。
ふん、くだらん話だったな。
ああ、ヒロインが助けられたシーンなど胸がドキドキするわ。
主人公とヒロインのデートシーンの初々しさに思わずニンマリしたりとか・・・実に下らないな。
- 「コメディ」を選んだ場合、「なあ疑問なのだが、アイツらはあんな生き方でこの先、生きていけるのだろうか?心配ではあるな」となぜか虚構と現実を混同してしまう。
- 「動物もの」を選んだ場合、飼育する動物を見定めたかったにもかかわらず、御しにくい動物ばかり出てきて期待外れだったとの感想。流石にライオンなどといった猛獣を飼うのは「少しためらう」とのこと。
遊園地
- 「のんびり歩き回る」を選んだ場合、屋外行動が続くことに難色を示しつつも、主人公の提案だからと付き合うことにするのであった。
- 「ジェットコースターだ!」を選んだ場合、「ふ、ふん。あの程度で、わ、私を絶叫、させようなどと・・・数百年はやいにゃ・・・」と虚勢を張るのにも失敗。「じゃあ、行くかにゃ」とイジられ、「ま、真似をするな!」と怒るのであった。
- 「いきなり観覧車だ!」を選んだ場合、「いきなりだな。・・・まあ、いいのだがな」との反応。
- 「ゲームで景品ゲット」を選んだ場合、「この手のゲームは得意だ。どれ、お前の分も景品を取ってやろう」と胸を張るが、その手のビッグマウスは結果が伴わないこともあると指摘され、「ほう、私への挑戦と受け取った。目に物見せてやる!」と息巻くのであった。
- 「ホラーハウス!」を選んだ場合、「あまりにリアリティに欠けるな。研究が足りないぞ」と酷評する。
海
吸血鬼に日光はご法度であるが、主人公のためと水着姿を披露してくれる。
あまり肌をさらしたくはないが、○○のためだ。しかとその目に焼き付けよ!
クリスマス
流石に吸血鬼がイエスの生誕を祝うことはできないらしく、メリークリスマスとも決して言わないものの、お祭りとしては楽しむ気満々の美砂。本来の目的を見失ってしまっている日本のクリスマスについて、「このままどんどん形骸化を進め、本来の意味を忘れてしまうがいい・・・ふふふ」と「悪い顔」をして笑う。
内藤が用意してくれた七面鳥を堪能した2人であったが、続いてケーキを食べようとする段になって、てっぺんに乗っているチョコのプレートを巡って小競り合いが勃発。先手を取った美砂が半分を食べ、残りを食べ終えようとしたところで、主人公が彼女の気を逸らすという古典的な手段で残り半分を食べてしまい……。
デート3回目を見ていない場合
ただのイタズラと嘯くも許してもらえなかった彼は、「食べ物の恨みを思い知るがよい!」とこってり血を吸われてしまうのであった
デート3回目を見ている場合
食べ終わった主人公の「もしかしてコレ、間接キス?」という指摘に、束の間動揺の表情を浮かべるも、すぐさま血を分けた関係である自分たちにとってその程度普通のことだと強がって取り繕いを図る美砂であったが、照れ隠しかと畳み掛けられて返答に窮する羽目に。「し、知らん!もう下世話な話はやめろ!」とすっかり真っ赤になってしまうのであった。
初詣
参拝前
初詣客でごった返す中、「正月早々、物好きが多いことだな」と呆れる美砂。例年の正月はコタツにくるまって過ごすらしく、ミカンとお茶がセットだと誰も抜け出すことはできないとコタツの魅力を熱弁。100回以上も新年を迎えていると新鮮味も失われるというものだとしたり顔で語るも、そのうちほとんどは寝て過ごしているだろうと内心でツッコまれてしまう。
参拝
「私は特に願うことなどない」「強いて言えば世界征服だが・・・神頼みする必要もない」と美砂は参拝せず。
- 「野球がうまくなりたい」を選んだ場合、「うむ、私の野望に粉骨砕身するその姿勢、あっぱれ!」と称えられる。
- 「健康に過ごしたい」を選んだ場合、「吸血鬼でも病にかかることはあるからな」と頷かれる。
- 「美砂ちゃんと仲良くなれますように」を選んだ場合、「お、お前!いきなりなにを言いだすか!」「そ、そういうことはだな、神などに頼まなくともだな・・・」と彼女を盛大に照れさせることに成功する。
おみくじ
- 大吉の場合、彼女も大吉を引き、「なかなか愉快だな」とコメント。
- 中吉の場合、「ふっ、お前らしいな。中途半端なところが」と手厳しいコメント。
- 小吉の場合、「せせこましいお前にはちょうどいいではないか」とやはり手厳しいコメント。
- 大凶の場合、「これは傑作だ!こんな珍しいものを引き当てるとはな!」と美砂は爆笑。「新年早々、全ての不幸が出尽くしたと思えばよい」と励ましてくる。
バレンタイン
デート3回目を見ていない場合
恋人のイベントとしてのバレンタインデーに興味はないと嘯く美砂は、権力を誇示する良い機会だと自らの肖像を象ったチョコを大量に用意。しかし、チョコが高級品でありかつ権力のアピールになるという認識自体が現代の感覚とはずれていると主人公に指摘され、「えぇい、考え直しだ!帰る!」と大いに拗ねてしまうのであった。
なお、実際口にした彼によると、味はおいしいらしい。
デート3回目を見ている場合
日頃の感謝を込めた友チョコだと言い張ってチョコを贈ってくれつつも、人前では絶対に開封するなと念を押しに押してくる美砂。かえって中身が気になってたまらなくなり、彼女が去るや否や封を解いた主人公はハート形の手作りチョコを確認し、「美砂ちゃん、恥ずかしがってたんだな」と大いにニヤけるのであった。
ならん!!
こ、こんなところで開けるなどもってのほか!
ちゃんと持って帰って1人なのを確認してから開けるのだ!
いいか?日頃の感謝の気持ちだぞ!それを忘れるな!
ただ・・・まあ、感謝と言っても色々ある。そこのニュアンスは受け取ってくれ。
いいか?くれぐれも人に見せびらかしたりするな?
ではな。
エピローグ
上記ヴァンプ高校エピローグの項を参照。
通常バージョン(ヴァンプ高校以外)
自己紹介
練習に遅刻してきても、悪びれることなく開き直る美砂は、終始上から目線だと社会に出てから通用しないよと主人公に注意されるが、ならばその社会を変えてしまおうと嘯き、マネージャーの仕事も人にやらせてしまう彼女ならやりかねないと彼を苦笑させる。貴族たる自分は人の使い方を知っているだけで十分なのだとしたり顔で続けると、たしかにお姫さまっぽいと肯かれる。
そして、結局何もマネージャーの務めを果たすことなく、日差しは毒だと日陰へ下がって行ってしまうのであった。
人の上に立つ者は人の使い方を知っていればそれでよい。
貴族とはそういうものだ。
全レアイベント『闇に生きるもの』
1回目
コンビニへ電池を買いに夜の街に出た主人公。すると、美砂の姿を見かけ、女性の一人歩きを心配するが……。
- 「注意する」を選んだ場合、声をかけてみることに。「月光を浴びながらの散歩は格別だ」と語る彼女に、女の子が夜遅くに出歩くのは危ないから送ると申し出ると、今日は気分が良いからと素直に従ってくれるのであった。
- 「見守る」を選んだ場合、尾行してみることに。しかし、夜目が利き気配にも敏感な彼女にはバレバレで、人気のない神社へと誘き寄せられ、「不意を突こうと思わぬことだな」と警告されてしまう。そういうつもりではなく夜遅くに女の子が1人で出歩いているから心配だったのだと説明し、家の近くまで送ると申し出ると、今日は気分が良いからと素直に従ってくれるのであった。
2回目
夜空に浮かぶ綺麗な月を眺める主人公が、以前美砂に会った夜を思い出していると、ちょうど本人が登場。夜遅くに出歩くのは良くないと再度注意するも、心配には及ばないことを証明してみせるとの答え。タイミング良く絡んできたナンパ男に自分ならどう対処するかと尋ねられた彼の答えは……。
- 「逃げる」を選んだ場合、彼女の手を引いて逃げることに。トラブル回避にはそこそこの手だと褒められ、そもそも夜出歩かなければトラブルには巻き込まれないのではとツッコむ羽目になるのであった。
- 「うまく取りなす」を選んだ場合、口先で何とかしようとするも上手くいかず。美砂が吸血鬼の威圧感を発することでナンパ男を追い払うこととなり、成否判定が発生。
- 成功パターンでは、主人公はそのオーラに気圧されつつも何とか耐えきり、感心されることに。1人でも平気だということには同意しつつも、やはり女の子が夜出歩くのは良くないと食い下がり、「ふっ、今のを見ても私を女の子扱いするか」「まあ・・・悪い気分ではないがな」と彼女を喜ばせるのであった。
- 失敗パターンでは、主人公も気圧されてパニックに。1人でも平気だということ同意しつつも、やはり女の子が夜出歩くのは感心しないと食い下がるが、「ふっ、まあ心にはとどめておいてやろう」と曖昧な返事が返ってくるのであった。
Rイベント『便利なネット通販』
ヴァンプ時と同じ。
告白
夜の部室で2人きりのシチュエーション、ロッカーを漁る主人公のうなじにムラムラ吸血衝動が湧いてきた神良は、「お前・・・私のしもべにならぬか?」と提案。続けて、しもべはニュアンスが違うと仲間、パートナー、つれあいと次々言い直していくもイマイチしっくり来ていない様子で……。
まったく・・・うまそうな首筋だ・・・
吸ってくださいと言わんばかりに無防備だな・・・
- 「もしかして恋人?」と助け船を出した場合、「近いと言えば近いが少し違うような・・・」と何とも言えない反応が返ってくるが、まぁそれでもいいだろうと結局は彼氏になるよう命じられることに。「では折を見てお前の適性テストをしてやろう」「時間ができたら連絡するがよい」と言い付けられ、要するにデートのことだろうからたくさん誘っちゃおうと浮足立つのであった。(交際スタート)
- 「もしかして友達?」と助け船を出した場合、「いや、違う。もっと親密というか・・・」と明確な否定が返ってくることに。さらには、今まで自分のことを友達として見ていなかったのか、と美砂は機嫌を損ねてしまい、弁解も聞かず帰ってしまうのであった。
デート
デート全般を通じて行われる質問により、"適性“が試されることとなり、それがデート5回目の成否に影響する。
1回目
主人公に吸血鬼映画を見せ、その後移動したレストランで感想を詳細に聞き出そうとする美砂。「ちょっとグロかったかな。いっぱい血が出たし」、「吸血鬼がいいだったのは新鮮かな」「面白かったけど、ところどころよくわからないことがあって」との答えに、「吸血鬼あるあるには共感せず、か」と小さく呟く。
続けて話題を大幅に転換し、映画を見て腹が空いたので飛びっきりレアのステーキを頼むと言い、主人公にもステーキを奢ると申し出るも、男として情けない姿は見せられないと固辞されることに。そして、肉の焼き加減をレアにするかウェルダンにするか選ばせてくるのであった。
2回目
適性を測るためと再び映画(種族を超えた愛を描く超スペクタクルロマンという触れ込みの吸血鬼物)へ連れて行かれた主人公は、感想を聞き出そうされた所で、逆に彼女の感想が聞きたい、途中泣いてなかったかと尋ね返し、2人で内容について語り合うことに。こういう他愛もないおしゃべりがしたかったのだと喜んだ彼は、作品の主題である種族を超えた愛についてどう思うか尋ねられ、ありと思うかなしと思うか答えることとなる。
さらに話は続き、もういい時間だから切り上げようとすると、まだ宵の口だと彼女は物足りない様子。夜型なんだねと評すると、自身はどうなのかと質問され、やはり、ここでも朝型か夜型かを選ばさせられるのであった。
3回目
美砂の希望によりゲームセンターで大人気アーケードゲームを楽しんだ後、献血へ連れて来られた主人公。誘っておいて自分は献血をしない美砂に疑念をぶつけると、体質的に無理だから仕方ないとの返事。そして、血液検査の結果が届いたら教えろとやたら念を押され、「その言葉はうれしいけど、血液検査の結果のことだと思うとなんか複雑・・・」と呟くのであった。
4回目
1日中ショッピングをして回った帰り道。買った物全てに宅配サービスを手配した美砂に、荷物持ちくらいしたのにと主人公が言うと、「その手があったか」「次は頼むとしよう」と笑顔で返される。そして、先日受けた献血の結果について尋ねられることとなり……。
- 「異常なし」と答えた場合、大喜びの彼女は、広い場所で健康的に育てられた地鶏と狭い場所で育ったブロイラーなら前者の方がうまいに決まっていると不穏な喩え話をして、主人公に合格だと言い渡す。そして、移動したレストランで彼にレバーを奢り、「そうだ、たくさん食べて、たくさん血を作るんだぞ。献血で抜かれた分もな」と本音をダダ漏れさせるのであった。
- 「要チェックあり」と答えた場合、主人公が低値を示した検査項目を確認した美砂は瞠目。「この数値が常人より低い場合、とある因子を持つ可能性が高い」「その因子を持つ者は・・・夜型人間が多い」と説明し、「お前さえその気なら・・・いや、まだ早いか」と何かを言いかけて中断した結果、それをエッチな意味に曲解した彼に猛然と鼻息荒く迫られ、「しつこい!」と一撃して黙らせる羽目に。気絶した彼を眺め、今の一撃を受けて倒れるだけで済むとはやはり見込みがあるとほくそ笑むのであった。
5回目
主人公たっての希望で海デートが実現。海なのに「やっほー!」と叫ぶほどウキウキの彼に美砂も満更でもなさげで、入念に日焼け止めを塗った上で水着姿を披露してくれるという。
しかし、着替えに向かう途中で日差しに耐え切れなくなった彼女は、近くにいた男性をパシらせて水を飲もうと使役の力を用いるが、炎天下で力が弱まっていたため効かず、怒鳴られてしまう羽目に。主人公が割って入ったおかげで大事には至らず、気を取り直して着替えに向かう。
日が暮れるまで海水浴を楽しむも、日差しを浴び過ぎて疲弊しきり、ついには卒倒。もう夜なのでじきに元気も戻ると言って心配する彼を安心させるが、ちょうどそこで「美砂ちゃんって、ちょっと吸血鬼っぽいよね」「一緒に観た吸血鬼映画の吸血鬼みたいに、いい吸血鬼って感じ」と指摘され、「もし私が本物の吸血鬼だと言ったらどうする?」と尋ねることに。ここで「信じる」と答えても「信じない」と答えても、最後のテストと彼女は吸血鬼のオーラを発し、主人公がそれに耐えきれるか試すのだが……。
- 失敗パターンでは、耐えきれず気絶してしまった主人公を眺め、「・・・やはり無理だったか。しかし、素質はある。○○・・・いずれは・・・」と呟くのであった。
- 成功パターンでは、事もなげに耐え、さらには「これって誘惑!?耐えきってみせろって、そういう意味!?」と勘違いし始めた主人公は、「美砂ちゃん、好きだー!」と興奮。目を閉じろと命じられ、キスを期待してワクワクと待つ彼であったが、待っていたのは甘いキスではなく強烈なチョップ(これにより、吸血鬼としての力が貸与された)。そして、目を覚ますと、好きだという言葉に噓偽りがないこと、美砂がどんな人間でも何があっても付いて来ることを確認された上で、適性テストに合格したことと恋人として認めることを告げられることになるのであった。
そうか・・・やはりな。
そう言ってくれると信じていた。
いいだろう。恋人として認めてやろう。
改めてよろしく、○○。これから永遠に・・・な。
クリスマス
メリークリスマスと決して言おうとしない美砂は、自らの考える最高のケーキが出来上がったと特注ケーキを披露。それは、かりんとうや豆大福、生チョコにマカロンなど彼女の好物ばかりがトッピングされた代物で、かつて甘い物が贅沢品だった頃に食した思い出の甘い物を散りばめたと胸を張る。
虫歯になりそうと心配する主人公に、「心配無用!歯磨きセットもちゃんと用意しておる!虫歯は大敵だからな!」と答えると、「そういえば美砂ちゃんってキレイな歯してるよね。特にその八重歯とか」と褒められることとなり、慌ててケーキに話題を戻すのであった。
初詣
参拝前
初詣客でごった返す神社の様子に、ヒマ人が多いと呆れつつも、「まあ、祈りの力というのもバカにはできんな」「特にこれほどの人の石が集まれば、それだけで大きなパワーになる」「人の欲望ほど原動力となる物はないぞ。たとえば知りたいという欲望だけで、月にまで行ってしまうのだからな」と熱弁を振るう美砂なのであった。
バレンタイン
ヴァンプのデート3回目を見ていないパターンと共通。
エピローグ
デート5回目で成功していない場合(デート5回目を迎えていない場合を含む)
ドラフトにかかった主人公に、「○○、プロで活躍しろ。私が認めるほどの力をつけろ。その時は迎えにきてやる」と言い残して美砂は失踪。
そして、10年後プロとして活躍を続ける彼の前に再び姿を現すのであった……。
デート5回目で成功した場合
プロ入りを果たした主人公を祝った美砂は、最近彼が朝に弱く、日差しが苦手になったこと、彼女のことを好きなことを確認。その上で、本格的に眷属とするため接吻を施す。
「契約完了だ。今日からお前は私の眷属、吸血鬼となった」といきなり言われることとなり、吸血鬼兼プロ野球選手としての今後を悲観した彼は、美砂に何を言われても否定的なリアクションを示すが、これからもずっと一緒にいられるのだから喜べと言われてお互い不老不死であることに気付き、腹を括ることに。球界初の吸血鬼プレーヤーとして生き、彼女と永遠に愛し合うことを誓うのであった。
・・・バカ者。これからずっと、私と一緒にいられるのだぞ、喜べ。
うむ・・・私はお前と共に一生を過ごしたいと思った。
その・・・事前に言わなかったのはすまなかった。
断られるのが嫌でな・・・
秘めたる力バージョン
吸血鬼の神良美砂が野球選手デビュー!人間離れしたパワーで大活躍。ただ、夜に練習したがるのでチームの和を乱しがち。
(パワプロアプリR~PRのプロフィールより)
吸血鬼の一族、神良美砂が野球選手としてチームメイトになった!経験不足は運動神経でカバー。ただし、陽光の下でのプレイはちょっと苦手なようだ。
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより)
ユニークボーナス:イモータルブラッド
2020年ハロウィンに活動期の姿でなんと選手化。威圧感と超特殊能力・大打撃を所持した上で、捕球以外の全能力がA81というとんでもない基礎能力値を有し、本気を出した吸血鬼の力を存分に見せつけてくれる。ただし、描写・設定が矛盾するため、ヴァンプ高校への入学は不可となっている。
打撃は爽快な気分になれるから……というのは建前で、野球を通じてエネルギーを発散し、活動期の吸血鬼にとっては避けて通ることのできない激しい吸血衝動を鎮めるのが真の目的。やはり夜に絶好調を迎えるようで、その際のパワーは金属バットをへし折ってしまうほど。というわけで、夜間練習に無理やり主人公を付き合わせたりしている。
自己紹介
完全に日も暮れ、自主練を切り上げて帰ろうとする主人公に、日差しに弱い自分は夜に練習した方が効率がいいと練習に付き合うよう命じる美砂。相手が嫌がる素振りを見せても、「貴族として当然の権利だ」と有無を言わせず、強引に練習を始めてしまう。
早速、溢れ出るパワーを活かして易々と柵越え弾を披露し、最近野球を始めたばかりとは思えないと驚く彼からなぜ野球をすることにしたのか尋ねられることに。打撃は爽快な気分になれるからと予め用意していた建前で納得させる一方で、「活動期を迎えた今、体を動かさなければすぐにでも、その首筋に噛みついて血を吸ってしまいそうだ」とのモノローグを通じ、プレーヤーにだけは本当の理由が明かされるのであった。
うむ、調子がいい。やはり夜はたぎるな。
全レアイベント『捨てるものに福あり』
部室の掃除をしていると、やたらと物が詰め込まれたロッカーが雪崩を起こし、誰のものか訝しがる主人公。やがて美砂が持ち主と判明し、詰め込み過ぎと注意するも、不用品を詰め込むとすぐはみ出るほど狭いロッカーが悪いなどと減らず口が続き、そもそも不用品を持ち込むなとツッコむ羽目に。それでも鷹揚に構える彼女に、案外役立つ物が紛れているかもしれないと言われ、どんな物が入っていたのか確かめてみることにするが……。
- 「ランニングマシン」を選んだ場合、なんでランニングマシンがロッカーに入ってるんだと驚くこととなるも、美砂は「押し込んだ」と事もなげ。通販で買ったものの、届く前にやる気を失ったらしく、キャンセルの手続きも面倒だったので放置したままだったとのことで、勿体な胃からと遅めの速度で走ってみることにする主人公であったが、遅すぎるだろうと勝手に速度を上げられてしまった上、故障で変速もストップも出来なくなってしまう緊急事態に。彼女には「・・・こほん。この程度、プロを目指すのなら走り抜くのだな」とそそくさ逃げられてしまい、助けを求める悲痛な叫びが部室にこだまするのであった。
- 「栄養ドリンク」を選んだ場合、海外の栄養ドリンクを発見し、一気飲みすることに。虫が入っていたからロッカーに放置していたのによく飲めたものだと驚かれ、青ざめるのであった。
- 「ロボット掃除機」を選んだ場合、ロボット掃除機を発見。これすら不用品なのかと驚いた主人公は、家で使っても途中で充電が切れてしまうから人を雇った方がいいことに気付いたという彼女の答えに、どれだけ広い家に住んでいるのだと戦慄。スイッチをオンにした途端、やたら足にぶつかってくることを不思議に思っていると、「もしかすると、お前のことをゴミだと認識しているのかもしれないな」と告げられてしまうのであった。
Rイベント『チームワークを育てよう』
1回目
ノックを始めようとするまさにその時、雲間から太陽が覗き、美砂は水分補給のため離脱。チームの和が乱れると彼女を注意する主人公であったが、熱中症になりやすい体質よりも優先しなければならないくらいチームワークとやらは大事なのかと逆に問われることになり……。
- 「周りに理解を求める」を選んだ場合、チームメイトにそのことを伝えて理解してもらおうと答えるも、人間の集団心理はその弱さゆえに異分子を許さないだろうから、理解など到底望めないし、自分は他人の協力などなくとも十分結果を出せると美砂は全く納得していない様子。それでも食い下がろうとするも、「ええい、しつこい!」と強引に話を切り上げられてしまうのであった。
- 「熱中症対策をする」を選んだ場合、美砂の熱中症対策を請け負うと宣言することに。しかし、彼女には下僕として働くことと曲解されてしまい、コンビニまでのパシリの他、トス出しやノッカーなどで好き放題こき使われてしまうのであった。(イベント終了)
2回目
夜遅くのグラウンド。素振りをしている美砂に気付き、何か力になれればと話しかける主人公であったが、「チームワークとやらか?その手には乗らんぞ」と警戒されることに。なぜそこまで嫌うのか尋ねると、「我々が共にいられる時間は短い。・・・後で別れを惜しむくらいなら初めから仲良くしないほうがいいとは思わんか?」と尋ね返され、それに反駁する論拠を述べることとなるが……。
- 「繋がりは残るから」を選んだ場合、たとえ離れ離れになっても誰かと交流した思い出は残るのだから、それをキレイなものにしておくために仲良くする必要があると説明。青くさいと即座に切り捨てられたかと思いきや、「だが、悪くない」と話は続き、これからは善処するとの約束を結ぶのであった。
- 「限界はあるから」を選んだ場合、結局1人でやれることには限界があるので、どんなに嫌われようと自分は美砂をカバーするために動くと宣言。「まったく、自分から嫌われにいくとは本当にバカなやつよ」と悲しげに呟いた彼女は、来たるべき別離の悲しみに思いを馳せるのであった。
バカで、そして優しい・・・お前のような人間がいるからこそ別れが惜しくなるのだ。
SRイベント『美砂の秘め事』
1回目
夜の街を散歩する主人公は美砂と遭遇。どこかへ遊びに行くこととなるが……。
- 「バッティングセンター」を選んだ場合、バッティングセンターへ行くことに。夜のため絶好調の彼女は、有り余る力で金属バットをへし折ってしまい、それを目撃した店員の記憶を消去。続けて主人公にも忘却の術をかけようとするがなぜか効かず、仕方なく見たことを一切他言しないよう約束させるのであった。
- 「レストラン」を選んだ場合、レストランに行くことを提案。何が食べたいか尋ねると、血が欲しいと言われギョッとするが、血の滴るような肉が食べたいと言い直されて、納得。最近できたレストランに行くことになる。食事も終わり、もっとレアな焼き加減が良かったと物足りない様子の美砂は、帰ろうとする主人公を引き止めようとして失敗、首筋に噛みつくのはまたの機会にしようと計画変更を余儀なくされるのであった。(イベント終了)
本当は肉ではなくお前の首筋にかぶりつきたいのだがそれは、またの機会にしよう。
2回目
美砂に校舎裏へ呼び出された主人公は、約束を守って誰にも金属バットを折った話を漏らしていないお礼として望みを1つ叶えてやると言われ……。
- 「また遊びに行こう」を選んだ場合、また2人で遊びに行こうと約束を交わすこととなるが、恋仲になるつもりはないと釘を刺されてしまうのであった。(イベント終了)
- 「秘密を教えて」を選んだ場合、どんな特訓をしてそれほどのパワーを身に付けたのか教えて欲しいと頼むことに。忘却の術や正体について訊かれると思っていたため拍子抜けした彼女は、人間を超えれば自ずと超人的な力が身に付くとアドバイス。それを真に受け、常人を超えた努力をしてやると素振りをしに去ってしまった彼の愚直さにただただ驚くのであった。
3回目
アドバイスに従い人並外れた量の反復練習をこなした主人公は、おかげで大きく成長できたと、美砂に感謝。成長を試してやると飛距離勝負を持ちかけられ、受けて立つこととなる。
勝負の結果に関わらず、美砂は数十年やそこらでアッサリ衰えてしまうのに努力を続ける理由を質問。そこまですぐの話ではないし、30年くらいは戦い続けてやるつもりだとの返答に、たった30年か、と人間の命の儚さやいずれ来たる彼との別れにしみじみ思いを馳せ、一抹の寂寥を覚えつつも、そのプレイを目に焼き付け、努力や情熱を未来へ繋げていくことを約束するのであった。
30年か・・・
やはり、お前も他の者と同じように私の前からいなくなるのだな。
お前のプレイを目に焼き付けておく。
そして、その努力や情熱を未来へと繋げていく存在となろう。
エピローグ
見事プロになる夢を叶えた主人公を「しょせん口先だけの男だろうと思っていた」が、そうではなかったようだと褒める美砂。そして……。
SRイベント3回目を見ていない場合
鍛えられた彼の肉体を「うまそう」と評し、慌てて「野球が上手そう」と訂正。プロでも鍛え上げてもっと野球の腕を上げると前向きな彼にエールを送るのであった。
それにしても貴様の体もずいぶんと立派になったものだ。
まだ一段とうまそうに・・・
いや、その・・・
野球が上手そうな感じに、な。
SRイベント3回目を見ている場合
彼の努力を見守り続けると改めて約束するのであった。
活躍するお前の姿・・・永劫の記憶とさせてもらうぞ。
コンボイベント
『お嬢様2人』
百屋縁とのコンボ。彼女にヨーロッパ情勢をレクチャーする事情通な一面や、財産を貴金属や宝石に変えて潤沢に保有していることが知れる。
『暴れん坊お姫様』
灰塚朔夜とのコンボ。冷蔵庫に入っている彼の食べ物を勝手に食べる食い意地の張ったところが語られる。しかも決して謝らない。
『付き人志願?』
緒川未羽とのコンボ。すっかり自らの信奉者となった彼女をこき使うが、妹扱いされてしまい発奮。仕事に手をつけ始めるも、1日しかもたない醜態を晒す他、主人公からは自己中心的と貶されてしまう。
『話題のあの映画』
モンスターストライクコラボのキャラクターであるルシファーとのコンボ。怠惰な点で彼女に親近感を覚えている様子。
また、マムシの血ドリンク(精力剤)に興味を示す。
その他
恵比留高校において、御厨真歩とのデート5回目を発生させず、なおかつエビルキャップを被らなかった場合、彼女のエピローグに登場。
魔力を失い、故郷・マジョカランドに帰ることも出来ないと打ちひしがれる真歩の前に灰塚・内藤・史門らヴァンプ高校の面々を伴って現れた美砂は、マジョカランドへ案内しろと命令。中々大会で勝ち上がることができていないため、野球のない異世界に野球を広めてそこで無双したいのだという。
お気楽な一行をよそに、生憎マジョカランドの扉を開く力がもうないのだと沈んだ表情で首を振る真歩であったが、魔力のことなら心配には及ばないと美砂の放つ圧倒的な魔力を見せ付けられ、彼女に心酔。すっかり笑顔を取り戻し、案内役を買って出るのであった。
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