概要

　肌身離さず身に付けているマドロス帽がトレードマークの、船長を目指す女子二塁手。品行方正のいわゆる委員長キャラであり、とにかく真面目で気配りが利く。しかし、ただ四角四面というわけではなく、優等生のペルソナの陰からお茶目でドジな一面やハジけた一面、年頃の乙女らしい一面を時折のぞかせる。

父の影

　マドロス帽は船長であった亡き父の形見であり、船舶マニアなのも、野球をしているのも彼の影響。身の回りを父関連のものばかりで固めていることには中々の闇を感じずにいられないが、父については一度言及されるだけで詳細は不明である。

意外とロマンチスト

　一見堅物であるが、根は意外とロマンチスト。海のロマンに魅せられており、海のこととなると顔を綻ばせて薀蓄を滔々と語り出す。船長ごっこをするのが好きで、最中は子供のようにはしゃぐが、その様を他人に見られるととても恥ずかしがり、逆ギレしたり無理やりごまかそうとしたりする。
　恋愛に関しても、ふとした瞬間に興味があるような素振りは見せるものの、すぐさま我に返り、それを打ち消そうとする様子を通常バージョンでは見せていたが……？

野球部員として

　選手能力はかなり低めで、それが悩みの種。高校の勉強、船舶の勉強に加えて野球部の練習もこなし、生活は多忙を極めているにもかかわらず(フリート高校ではさらにQOF号の管理・運営や個性的な面々の世話も加わる)、実力不足でチームの足を引っ張っているという負い目から埋め合わせにと無理や我慢をしてキャパシティ以上の仕事を引き受けてしまいがちになっている。

人気

　登場以来根強い人気を得ており、アプリの第5回人気投票では4位を獲得した。また、2020年の七夕に開催された投票企画『願いよ届け！七夕キャンペーン』で1位を獲得し、4500万DL記念ガチャ第2弾で彼女にすることができるプライベートバージョンが実装された。

フリート高校編

　大型船の船長を目指しており、総帥たるオクタヴィアを補佐しつつ事務や管理などQOF号の運営全般を担っている(艦長は別にいるらしい)。ただし、漂流している泡瀬満里南を損得勘定から見捨てようとしたときには強い語調で諫めるなど、ただの言いなりではない様子。それどころか、ピエールを奪って言うことを聞かせるなど、いいように扱っている節すらある。
　実質的な実務トップということでオクタヴィアからの信任は厚く、避難訓練といった全校挙げて取り組む行事を仕切ったり、QOF号がイロハ率いる海賊に襲撃された際にはオクタヴィアと共に陣頭指揮を執ったりしている。
　また、色々とフリーダムな泡瀬には手を焼いており、彼女の裸体を男子の視線から守るために奔走している。この関係性に関してはパワプロ2020のオープニング映像でも取り上げられており、全裸でプールを泳ぐ泡瀬に慌ててワンピースの水着を手渡す彼女の姿が描かれている。

『館橋さんの夢』

　深夜、目が冴えて眠れない主人公は、人影が見えたブリッジへ向かってみることに。すると迫真の船長ごっこをしている館橋と鉢合わせし、なんとも気まずい空気に。不測の事態に対しての訓練だと言い張る彼女を「魚雷攻撃は確かに不測の事態だよね」とからかうも、「そ、そうですよ！悪いですか？」とムキになられ、「館橋さんをからかうのはやめておいたほうがいいな」と自重。
　何でも艦長やオクタヴィアに許可を得てたまに船長ごっこ訓練を積んでいるらしく、その後は機嫌を直した彼女に、船のことについて色々とレクチャーしてもらうのであった。

面舵いっぱい！全速前進！
ソナーに敵影あり！
なに、注水音？くるぞっ、衝撃に備えろ！

コホン、こんばんは。
その・・・これは来たるべき不測の事態に備えて訓練をですね・・・

『海上の怪談』

　矢部の怪談話のせいで夜眠れなくなった主人公は、気晴らしにどこかを散歩してみることにする。このとき、「ブリッジに行く」の選択肢を選ぶと、ブリッジに向かい、そこにいた館橋に話しかけることになるが、彼女はオバケに怯えて悲鳴を上げてしまう。もしかして矢部から怪談を聞かされたのかと尋ねると、「ど、どうしてそれを・・・」とビンゴ。しかし、怖がっていたとは決して認めず、先程の悲鳴についても「気のせいです！」と強引にごまかそうとしてくるのであった。

ひゃあああっ！？オバケ！

あ、いえ！私は決して怖いわけではありませんが！

『館橋さんがリストラ？』

　オクタヴィアの命により下船者が続出する中、デッキで物思いに耽り、野球選手として非力で未熟な自分もQOF号を去るべきではないかという悩みを吐露する館橋(別のイベントによると、選別試験の結果は当落線上ギリギリだったとか)。そんな彼女に主人公がかけた励ましの言葉とは……。

• 「大切な選手」を選んだ場合、いつもチームのため献身的なプレイをしてくれる不可欠な存在だと励まし、自信を取り戻させるのであった。

私も選手として役に立てている。そう思っていいんですね？

• 「大切な船員」を選んだ場合、事務や管理など多岐にわたる業務をこなしてくれる館橋なしでQOF号の運営は回らないと励まし、自信を取り戻させる。が、そこで調子に乗って、オクタヴィアの陰口を叩き始めてしまい、いつの間にか背後にいた彼女に締め上げられてしまうのであった。
• 「大切な友達」を選んだ場合、いつも周囲にお小言ばかり言っているから嫌われているのではないかと不安がる彼女に、「遠慮せずに厳しくしてくれよ。館橋さんに叱られるのが嬉しいくらいなんだからさ！」とマゾ発言とも取れる言葉をかけてしまい、「ええ・・・そういうのはちょっと・・・」とドン引きされてしまうのであった。

『漂着したものは？』

　砂浜で漂着物を漁っていた主人公と矢部を見つけ、「こんなところでサボりとは感心しませんね」と咎める館橋。サボっていたわけではない、海からのロマンを求めていたのだなどと言い訳する2人に業を煮やして歩み寄ろうとするが、海藻を踏んで滑ってしまい、「きゃっ！？」と声を上げてしまう。
　「平気です。こんなことでケガなんてしません」と努めて冷静に振る舞い、主人公を感心させた一方、「でも・・・転んだときの『きゃっ！？』て声可愛かったやんすね」「あんな声を出せるなんて意外だったよ」と言われてしまい(どうやらいつもは落ち着いたしゃべり声をしているらしい)、照れてしまうのであった。

も、もう！からかわないでください！

エンディング

　船長になる勉強をするため、大学へ進学すると語られる。

フリート高校パワーアップシナリオ

積荷を積む際の位置・回転・裏返しは館橋が考えて決めています。可能な限り下側に、そしてなるべく左側に寄せるように積まれるようです。デッドスペースが少なくなるような配慮はあまりしてくれません。

イベキャラ

通常バージョン

女子の内野手。頭脳明せき、品行方正で真面目。周囲からの信頼を得ており、なにかと相談を持ちかけられることが多い。
(パワプロアプリN～PRのプロフィールより)

二塁を守る女子選手。優等生で、何事もきっちりしているが、頑固で融通の利かない事も。男子とのフィジカル差を感じており、選手を続けるかどうか悩んでいる。
(パワプロアプリSR～PSRのプロフィールより)

ユニークボーナス：マドロスの誇り

自己紹介

　情熱エールの能力通り、満塁のピンチを招いた投手を冷静な言葉で励まして立ち直らせる。
　フリート高校以外では船長になるために資格を取ろうと講習に通ったりしていることになっている。

全レアイベント『館橋さんの帽子』

　クリーニングに出していた帽子が返ってきてご機嫌の彼女に、「そんなに大事な帽子なの？」と主人公は尋ねるが……。

• 「ストレートに聞く」の選択肢では、主人公に帽子の由緒を尋ねられ、館橋はマドロス帽が船長であった父の形見であり、野球をしているのも父の影響であることを明かす。それを受け、甲子園出場への決意を新たにする主人公を彼女は頼もしく思うのであった。
• 「笑いでごまかす」の選択肢では、彼女の表情が曇るのを見て取り、就寝時や入浴時も帽子を被ってるのではないかとボケてごまかそうとする主人公。すると、何で知ってるんだ、のぞきでもしたのかと問い詰められてしまい、慌てふためく羽目に。館橋は「冗談ですよ」とネタバラシし、「なんだかコントみたいで楽しかったです」と笑うのであった。
• 「話題を変える」の選択肢では、彼女の表情が曇るのを見て取り、主人公はキレイ好きなんだねと完全に帽子から話題を逸らしてごまかそうとする。それを受け、細かいことを気にしないのが船乗りにとって大事と語りつつも、細かいことまで気遣ってくれて嬉しかったと小さく呟く館橋であった。

でも・・・細かいことを気にしてもらえたのは嬉しかったですよ。

SRイベント『チームのために』

1回目

　選手としての実力に自信を持てない館橋が、せめてもの貢献をと各野球部員の練習メニュー作成を引き受けているのを知った主人公は……。

• 「でも、大変じゃない？」の選択肢では、心配する主人公に対し、館橋は気丈に振舞う。
• 「オレのも作って！」の選択肢では、自分の練習メニューも作って欲しいと頼む主人公に、館橋は「練習に身が入っていないような気がしましたので」と起床から就寝までビッチリ予定を詰めたスケジュールを作成する。(イベント終了)

2回目

　睡眠時間を削ってメニュー作成に取り組んだ結果、館橋は過労で倒れてしまう。介抱した主人公にチームメイトをよく観察しているおり、チームの一員として十分役立っていると励まされるが、それでも選手としては力不足だと館橋は拘り……。

• 「自分の長所を磨こう！」では長所である堅実で正確なプレイを更に伸ばしていこうと励まされ、自分にも選手として役立てる部分があるのだと再認識。言われた通り長所に磨きをかけることを心掛ける。
• 「もっと練習しよう！」では練習あるのみという主人公のシンプルな励ましに感銘を受け、練習への姿勢を今一度見直す。

3回目

　迎えた練習試合。

• 2回目で「自分の長所を磨こう！」を選んだ場合、自信を得た彼女は見事な流し打ちを決める。主人公も続こうとするが……。
• 2回目で「もっと練習しよう！」を選んだ場合、練習を通じて自信を身に付けた彼女はクリーンヒットを放つ。主人公も続こうとするが……。

　いずれの場合も、成功パターンでは、主人公も活躍を見せ、館橋に「お互い、これからもチームを支えていけるような存在でいましょうね」と励まされる。失敗パターンでは、善戦したものの敗北を喫したという彼女の総括を聞き、自分のミスが足を引っ張ったと主人公は落ち込むが、責めるつもりはなかったと館橋に慌ててフォローされ、余計傷付く。

Rイベント『館橋さんの趣味』

1回目

　イヤホンでラジオを聴いていて主人公の呼びかけに応じない館橋。船のことを勉強するうちに興味が出てきてラジオを好んで聴くようになったと語る。それを聴いて俄然興味が湧いてきた彼は……。

• 「後で聞いてみよう」の選択肢だと、今度聴いてみると約束するが、船とラジオについてより詳しく語ろうとする彼女を、あくまで自分が聴くのはラジオそのものだと制する。
• 「一緒に聞きたい」の選択肢だと、気象通報を聴いて遠くの海へ思いを馳せるのが好きだと彼女は語り、それを受けて主人公も聴いてみることにするが、イマイチピンと来ず。(イベント終了)

2回目

　今度は主人公がイヤホンでラジオを聴いていて彼女の呼びかけに応じない。あれ以来ラジオにハマっていると語る彼は、どんな番組を聴いているか尋ねられて……。

• 「トーク番組」と答えると、お便りコーナーについて「何本送っても全く採用されない日々。それでも、いつか読まれる瞬間を夢見てくじけず・・・」と館橋は熱く語り始める。「やけに詳しいんだね」と言われてごまかそうとしていると、ちょうど野球部での失敗談を語った自らのメールが読まれ、勿論そのエピソードをよく知っていて誰のメールか瞬時に気づいた主人公にからかわれてしまうのであった。ちなみにペンネームはみなと船長。ひねりがなさすぎる……。
• 「ラジオドラマ」の選択肢だと、成否判定が発生し、成功パターンでは先日聴いたラジオドラマの台詞を主人公が真似た「君は、あの空に輝く北極星よりも美しい・・・」という言葉にドキドキし、動揺するなど彼を異性として意識する姿が見られる。失敗パターンでは、渋い反応。ただしジト目付き。

マ、マネでしたか。そうですよね。・・・いけませんね。何をドキドキしてしまったのでしょう。

プライベートバージョン

女子の内野手、館橋水奈都がなんと選手兼彼女候補となって登場！私服姿がまぶしい。
(パワプロアプリR～PRプロフィールより)

二塁を守る女子選手、館橋水奈都が選手兼彼女候補バージョンで登場！いろいろと相談に乗ってあげよう。
(パワプロアプリSR～PSRプロフィールより)

ユニークボーナス：マドロスの恋

　2020年七夕の投票企画で1位を取ったことで実装された選手兼彼女バージョン。設定上矛盾が生じるというわけではないが、フリート高校には入学不可となっている。イラストは凛々しい眼差しの通常バージョンから一転、期待に満ちた柔和な眼差しに。一張羅の勝負服を身にまとい、トレードマークのマドロス帽を外して手に持つなどまさに恋の臨戦態勢といった佇まいである。
　選手能力も元々の慎重打法、慎重盗塁から積極打法、積極盗塁に緑特能が変化しているなど、恋愛面だけでなく野球の面においてもアプローチの変化がうかがえる。
　元来ロマンチストであり、通常バージョンのRイベントや沢樹とのコンボイベント(後述)からわかる通り恋愛への憧れもそれなりに持ち合わせていたようだが、船舶や野球のことが優先で恋愛に割く余裕はないと考えていたのか、同バージョンでは自制し気味であった。本バージョンでは、数多のユーザーが天の川に捧げた願いに応えて恋する乙女としての面を抑圧から解き放ち、完全にデレデレの甘々に。主人公とイチャイチャしまくり、バカップルと化している。

自己紹介

　最近守備の動きが鈍くなったと首をかしげるチームメイトに靴が合っていないと館橋は的確な指摘をしてみせ、感心しきりの主人公に対しては、船員の命を預かる大型船の船長を目指す自分にとって指揮能力は必要なスキルなのだと語る。船長になる夢を叶えられるといいねとにこやかに応援され、顔を赤らめ緊張気味に「あの、〇〇さんも・・・」と彼の夢を応援する言葉を返そうとするが、チームメイトに呼ばれ、ランニングの先導をしに向かってしまう。
　主人公も先発隊にやや遅れてランニングに参加するが、なぜか立ち止まっている彼らに遭遇。何事かと尋ねると館橋が急に立ち止まってしまったのだという。彼女の様子を見てみると、アパレル店のショーウインドウに展示されたオシャレな洋服に見惚れており、瞬時に空気を読んだ彼は「いいよね、その服。きっと、館橋さんに似合うと思うよ」とイケメンムーブ。館橋は慌ててごまかして走り去ってしまうのであった。

ちっ、違います！
この店の荷物がコンテナ何個分か考えていただけですから！

全レアイベント『買い物大作戦』

　街に繰り出した主人公は偶然私服姿(自己紹介で見惚れていた服)の館橋と出くわす。彼の「なんだか新鮮だな」(デート2回目を見ている場合は「やっぱり見違えるな」)との感想を受けて彼女は「苦労して買った甲斐がありました」と笑う。不慣れなアパレル店での買い物というのが大変だったと述べ、店員に話しかけられると緊張するよねと肯く主人公の言葉でスイッチが入ったのか、いかに店員に捕まらないという一大ミッションを遂行したかについて館橋は熱く語り出し……。

そうなんです！
店員のレーダーにかからないよう忍び足で潜伏！
そして遠回りで廊下を旋回し静かに目的地へ到着！
３０分を要する一大ミッションでした！

館橋が彼女でない時

• 「よく似合ってるよ」の選択肢では、よく似合ってると褒められ、嬉しさのあまりニコニコで主人公をバシバシ叩く。

も、もう！予告なしの急発進は事故の元ですよ！

• 「そんなに欲しい服だったんだ」の選択肢では、そこまで頑張るなんて余程欲しい服だったんだねと言われ、「それは、あなたが似合うって言ったから・・・」と頬を染めながら小さく呟くが、彼が覚えておらず自分だけが空回りしているかのような状況になっていることが急に腹立たしくなったのか、「なんでもありません！とても欲しい服だったんです！」と声を荒らげて去って行ってしまう。

館橋が彼女の時

　こんなに頑張ったのは、主人公に似合うと言ってもらった服だからだと彼女は語り、彼は愛おしくなって「か、かわいい・・・」と漏らす。しかし、一番言って欲しかった言葉とは違ったのか、「その言葉は嬉しいのですが、いま来てるのは大人っぽい服ですよ？」と館橋は少し不満げ。ちゃんと似合ってると言ってもらい、「・・・もう」と蕩けるのであった。

あなたが似合うって言ったからです。
だから私、頑張ったんですよ。

Rイベント『秘密の偵察』

　隣町の野球部が秘密の特訓で急激に実力を伸ばしたとの噂が気になる主人公。それを受けて館橋は「百聞は一見にしかずと言います！」と強引に彼を偵察へと連れて行く。
　偵察現場に着くと彼女はいつの間にやら変装と称して例の洋服に着替えており、あまりにもノリノリな姿に主人公は少し引き気味。さらにイソイソと大型の双眼鏡を取り出して「スパイの７つ道具の１つ船舶用の大型双眼鏡です」とはしゃぎ、かえって目立つだろとツッコまれる。そうこうしているうちに隣町の野球部員らに見つかり、主人公は逃げおおせるものの、館橋が話しかけられてしまい……。

• 「飛び出す」の選択肢では、咄嗟に飛び出して主人公は彼女を庇おうとするが、彼らは館橋の格好から2人がただのデート中のカップルであると思い込んで(確かに事実上デートと変わらないと言える)、「練習に戻ろうぜ。せっかく室内練習を増やして調子いいトコなんだからさ」と去って行ってしまう。呆気に取られる主人公だったが、秘密を暴けた以上偵察は大成功と館橋は前向き。
• 「見守る」の選択肢では、騒ぎを大きくするのを避けるため、主人公は物陰から見守ることにする。変装(？)も意味をなさず、簡単に素性がバレて観念した館橋は秘密の特訓を見に来たと正直に話す。すると以外にも彼らは歓迎ムードで、特別なことをしているわけではなく室内練習を増やしただけと明かし、見学しないかと誘ってくる。彼女が自分を置いて校内へと入っていくのぽつねんと佇んで眺める主人公であった。

告白

　日が沈みきるまで居残り練習に励み、部室で一息つく2人。館橋は主人公が話すのを遮ってまでラジオをかけることにこだわり、あまりの気迫に主人公を驚かせる。
　ちょうど始まったラジオ番組『プーヤンのやってみナイト』では早速みなと船長なるリスナーのお便りが読まれ、内容は同じ野球部に所属する片想いの相手に告白する勇気が出ないので、このお便りを通じて思いを伝えたいというもの。差出人は目の前の館橋に違いないと主人公は確信するが……。

• 「オレも好きだ！」の選択肢では、「オレも好きだ！キミのことが大好きだ！」と彼も告白し、館橋は「え、ウソ・・・本当に？」といつもの丁寧口調を忘れてしまうほど驚く。「オレと付き合ってくれるかな？」との言葉に、身を寄せて「はいっ！よろしくお願いします！」と笑顔で応えるのであった。(交際スタート)
• 「ごまかす」の選択肢では、同じみなとって名前で野球部なんてすごい偶然の一致だ、もう遅いから早く片付けて帰ろうとヘタれて強引にごまかす。悲しげな表情をして離れていく館橋を見送り、「これで良かったのかな？」と後悔をにじませるのであった。

デート

1回目

　野球観戦を楽しんだ2人は守備の軽快な動きやバッターの打撃技術など技量的な話題で盛り上がる。しかし、ふとイチャつくカップルを見た館橋は、何か思う所でもあったのか「あの・・・今日のデート、どうだったかなって」と不安げにし、楽しかったという主人公の言葉に笑顔を見せるが……。

2回目

　公園にて彼女が待ち合わせに来るのを待ちわびる主人公。彼の前に現れたのは例の服でおめかしした館橋で、見違えた彼女の姿に、「わっ、カワイイ格好してる！急にどうしたの！？」と大いに驚く。
　館橋曰く、前回のデートも楽しかったが、どうもいつも通りすぎてデートの特別感がなかったので、気分を盛り上げるために着てみたとのこと。「似合ってるよ、館橋さん」と褒めてもらい、デートの間だけは水奈都と呼んで欲しいとねだる。改めて「・・・水奈都ちゃん」と呼んでもらい、「・・・はい」と満足げに蕩けるのであった。

あの・・・それと、デートの間だけは水奈都って呼んでくれませんか？

3回目

　商店街で買い食いして回る2人。ソースが付いていると水奈都はハンバーガーを頬張った主人公の口元を拭い、2人の間には初々しくも甘々な空気が漂う。そこで、近所の野球部が練習に励む姿を目の当たりにした彼女は、選手として実力不足の自分がこんなことをしている場合ではない、と真面目ちゃんを発動してしまい、練習しに帰ってしまうのであった。

4回目

　不安から自分を追い込んでしまい、バッティングセンターで打撃練習に励む水奈都。部活でも練習してるのにデートにまで練習を持ち込むなんて無理しすぎだと主人公に心配されるが、あくまで主人公が心から愛しているのは野球であって、技術的にも体格的にも恵まれていない自分が彼と並ぶにふさわしくなるにはこれくらいしなければならないと語る。確かに野球のことが好きなのは間違っていないが、野球の実力でふさわしいかどうかが決まるはずがない、自分は水奈都そのものが好きなのだからと主人公に言ってもらったことで不安が解消され、彼女は無理せず2人の関係を育んでいくことに肯くのであった。

5回目

　遊覧船デートを楽しむ2人。「やっぱり海は気持ちいいですね。気持ちが穏やかになります」と楽しそうな水奈都を見て、遊覧船を選んで大正解だったとほくそ笑む主人公。水面の波を見つめていると船が好きだということを改めて実感するが、そんな大好きな船の上で大好きな人と過ごすことができるなんて幸せすぎて怖いくらいだと彼女は語り、主人公は野球の仲間と水奈都、大好きなものを併せ持った人がいるなんて自分も幸せだと応えるなどムードは最高潮。記念写真撮影用の舵を見つけた彼女は一緒に回して2人の船出にしようと提案。「面舵一杯！」と幸せな未来への期待を込め、2人は舵を回すのであった。

こうして波を見てると実感するんです。やっぱり私は船が好きなんだって。
大好きな船の上で大好きな人と一緒だなんて・・・幸せすぎて、なんだか恐いです。

汎用デート

公園

　晴天の下、こういう日は2人でのんびり過ごしたいと言いかける水奈都だったが、湖に漕ぎ出せる貸しボートがあると聞いて「えっ！」とスイッチオン。ボート屋へと足早に駆けていって「早く早く！」と主人公を急かす。

喫茶店

　メニューにあった『シェフの超気まぐれパスタ』に水奈都は興味津々。2人でそれを頼むことにし、「なんだかドキドキしますね。未知の海域に出発する気分です」とウキウキ。

カラオケ

　水奈都はよく通る歌声を披露して主人公を驚かせ、このくらいは出せないと波音に負けてしまうと語る。

ゲーセン

　レースゲームを2人でプレイし、水奈都は「とぉっ！たぁっ！」と声を上げるほど身を入れて臨むも、「すごい！！気合いだけでレースゲームが下手！」と主人公にこき下ろされる始末。船の操縦とは違うとの感想を述べる。

遊園地

• 「のんびり歩き回る」では、まず園内を歩いて雰囲気を楽しむことにする。
• 「ジェットコースターだ！」では、「荒れ狂う海への適応訓練だと思って耐え抜いてみせます！」と意気込む。
• 「いきなり観覧車だ！」では、観覧車に乗ろうと言われ、何を期待しているのかまだ心の準備ができていないと赤くなる。

え、そんな・・・まだ心の準備ができていないですよ。

• 「ゲームで景品ゲット！」では、船のゲームなら誰にも負けないと胸を張るが、限定的すぎるとツッコまれる。
• 「ホラーハウス！」では、ホラーハウスに怖じ気付くが、「え〜？水奈都ちゃん怖いの〜？」とからかわれ、夜の海に比べればなんてことないと強がる。

映画

• 「恋愛もの」では、映画で描かれるロマンチックな恋愛にウットリしっぱなし。

はぁ、憧れます・・・

• 「アクション」では、映画に感化されてブルース・リー風の声を上げる。

ほお〜！
あちょお！

• 「コメディ」では、見終わった後主人公に話しかけられて「うっふっふっふ」と変な笑い方で思い出し笑いをしてしまう。
• 「動物もの」では、登場した猫の可愛さにウットリし、気を利かせた主人公に猫カフェにでも行こうかと誘われて一度は見栄を張って却下しようとするが、「・・・〇〇さんが行きたいなら、それで」と了承する。

はぁ・・・
猫ちゃん、かわいかった・・・

• 「悲劇」では、悲劇的な結末にショックを受けてさめざめと泣き続け、主人公は「こんなに感情移入できるなんてすごく優しい人なんだな」と感じ入る。

海

　2人砂浜から海を眺め、いずれ自らの率いる船に主人公を乗せて大海原に繰り出したいと水奈都は夢を語る。

クリスマス

　クリスマスということで豪華クルーズ船でディナーと洒落込みたかった主人公だったが、高校生にはハードルが高いので、代わりに海辺でクルーズ船を眺めることにする。水奈都に色々と励まされるが、やはりいい思いをさせてやりたいと彼はプロ入りしたら一緒にクルーズ船に乗ると宣言、「私が船長となって(クルーズ船の)舵を取ります！」と彼女は後を続け、「いや、そこは２人でロマンチックな時間を過ごそうよ」とツッコまれるのであった。

大丈夫ですよ。あなたと一緒なら、ここからでも十分ロマンチックですから。

いえ。ここならクルーズ船からの演奏も十分聞こえますから。
こうやって目を閉じればまるで船の上に２人でいるようで・・・

初詣

参拝まで

　元日から会えたことを喜びつつも、わざわざ遠方の神社まで出向いたことを不思議に思う水奈都。そこで主人公は海上安全のお守りをプレゼントし、海上安全で有名な神社だからと説明する。彼の想いを感じて気持ちが高揚した彼女は海上安全の御利益がある他の神社について蘊蓄を語り始め、止まらなくなる。主人公が置いてきぼりになっていることに気付いて謝り、いつかその神社にも一緒にいけたらいいねと言ってもらって笑顔になる。

参拝

• 「野球が上手くなりたい」では、その通り祈る主人公に、正月休み明けの練習を楽しみにしておくと言う。
• 「健康に過ごしたい」では、健康を願う主人公に、野球部員も船乗りも体が資本だと頷く。
• 「館橋と仲良くなりたい」では、「このカワイイ彼女とずっと仲良くいられますように」と言われて「何を言ってるんですか！」と慌てるが、「赤くなってる。照れちゃうところもカワイイな」とグイグイ畳みかけられて「も、もう・・・」と蕩ける。

おみくじ

• 大吉では、「ラッキーですね！」と祝ってくれ、「ああ、本当にね。今こうやって館橋さん/水奈都ちゃんといることも」との甘い言葉に「も、もう・・・いきなりは反則ですよ」と蕩ける。
• 中吉では、大きな波の後はそれだけ戻されることになるから程々が一番だと言う。
• 小吉では、微妙な顔をする主人公に対し、「私にとって、○○さんの笑顔こそが幸せですから」と自分の引いた大吉のくじと交換してあげる。
• 大凶では、落ち込む主人公からくじを奪い取って急いで結び、こうしておけば神様が海に流してくれるとフォロー。「そうかな？」と怪訝そうな彼に「そうなんです！さあ、美味しいものでも食べて早く帰りましょう！」と気を紛らわせようとする優しさを見せる。

バレンタイン

　校舎裏に呼び出され、ウキウキの主人公は水奈都が姿を現した途端「きたーーーーー！！」と大興奮。甘すぎるのも良くないからと船の形をした塩チョコを贈ってもらい、「最高だよ！味もだけど、館橋さん/水奈都ちゃんの気配りが何よりも嬉しいよ！」とデレデレ。

エピローグ

　プロ入りしたことでこれからは会う機会が減り、少し寂しいと言う水奈都に、主人公は「オレの港はキミだけだから！」と愛を叫ぶ。水奈都と港をかけたダジャレにジト目になる彼女だったが、自分も船長になる夢を叶えて主人公を迎え入れる港=主人公にふさわしい人間になると誓うのであった。

それは・・・水奈都だけに、ですか？

まったく・・・
でも、私もあなたを迎え入れられる大きな港にならないとですね。
私は、私の夢を叶えます。ちゃんと船長になってあなたが誇れる人になってみせますよ。

コンボイベント

『船上でハイテンション！』

　沢樹末璃とのコンボイベント。沢樹に船上フェスに誘われる館橋。初めは難色を示すが、押し切られて主人公も含めた3人で行くことになる。しかし、結局フェスから距離を置いた場所で佇んでいるのを発見した主人公。

• 「もっとハジけよう」の選択肢では、主人公にフェスの最前列まで連れて行かれる。戸惑う彼女だが、沢樹のアドバイスで流れに逆らわず、勢いのままに楽しむことを意識して臨んだ結果、スイッチが入ったらしく、主人公と沢樹がヘトヘトになってもノリノリで騒ぎ狂う意外な一面を見ることが出来る。

まだまだいきますよー！レッツパーリィ！

• 「船内で遊ぶ」の選択肢では、バイキングを3人で楽しみ、持ち帰り可のメニューを出来るだけ持って帰ろうとする沢樹に苦笑いする。
• 「離れて休む」の選択肢では、フェスから離れた静かなデッキで一休みすることになる。
  • このとき沢樹が彼女になっていないと、主人公と2人きりの中、夜空に星々が瞬き、遠くから音楽が聴こえてくるロマンチックな雰囲気にあてられて非常にレアなウットリと蕩けた表情を見せる。そこへ沢樹が現れ、「ひょっとしてお邪魔しちゃったじゃん？」と言われ、「そ、そんなことはありません！」と慌てて取り繕う。
  • 沢樹が彼女になっていると、主人公と沢樹がイチャついているところに風に当たって回復した館橋が帰ってきて「あっ！？ひょっとして私、お二人の時間を邪魔してしまったのでは！？すみません！どうぞ、ごゆっくりー！」とそそくさと逃げて行ってしまい、野手なら追い打ちのコツを貰う。

『その船の名は』

　[フック船長]倉家凪とのコンボイベント。海までランニングしてきた主人公は偶然館橋と出くわす。彼女は船長気分を味わいに来たと漏らしかけるも咄嗟にごまかし、沖まで出ようと思ってボートをレンタルしたと語る。
　そこへフック船長のコスプレをした凪が登場し、一緒に海釣りでもどうかと2人を誘う。ボートもレンタルしてあるし3人で船釣りでもどうかと館橋は応じ、凪は大喜び。「やった、ジョリー・ロジャー号出航だー！」とはしゃぐが、館橋は「私の船を悪の海賊船の名前にするのはちょっと」「船長は私です。私が名前を決めさせてもらいます」と難色を示す。

• 「仲裁する」の選択肢では、主人公も館橋の肩を持ち、凪は自分のジョリー・ロジャー号を探すと去ってしまう。主人公と2人で沖に出た館橋は大はしゃぎで操船を楽しむが、男2人組の乗ったボートが周りをグルグル旋回し、ナンパを仕掛けてくる。船が大きく揺れ、彼女が怒って追い払おうとしたところで凪が現れ、得意のフィッシングでナンパ男を撃退。館橋は「ジョリー・ロジャー号は正義の海賊船だったんですね」と凪に感謝する。

前方に障害物発見！
とーりかーじ！

• 「煽ってみる」の選択肢では、命名権をかけて釣り勝負をするよう主人公がけしかける。勝負は凪の圧倒的優勢に進むが、館橋の竿に大物のブリがかかり、2人は力を合わせて釣りあげる。館橋は凪の完勝だ、凪は大物を釣り上げた館橋の勝ちだ、とそれぞれ命名権を譲り合い、2人は意気投合。仲良く釣った魚を焼いてパーティーを開くことにする、パーティーを楽しみにする主人公だったが、1匹も釣ってないし館橋のことも助けなかったと針の筵にされそうになる。しかしこれは2人の冗談で、仲良くなるきっかけを作ってくれたと感謝される。

その他

• 支良州水産高校強化でデッキにセットすると、フリート高校との甲子園決勝前に本気で転校を考える彼女を見ることができる。

・・・うらやましい。どうして私は実習船程度で満足していたのでしょうか。こうなれば今すぐにでも転校を・・・

• 性能面では選手初の覚醒なしでの走力上限突破、単練随一の優秀なテーブル（通称館橋テーブル）を誇り、フリート高校実装直前のパワプロTVでは「目玉キャラになるかなと考えております」と山本プロデューサーに紹介された。