へびしまきりと
蛇島桐人

編集 履歴

登場作品 パワプロアプリ, 実況パワフルプロ野球13, 実況パワフルプロ野球2013, 実況パワフルプロ野球2018
登場シナリオ 帝王実業高校編(13) , 激闘第一高校編 , 帝王実業高校編(名将甲子園) , 帝王実業高校編(アプリ)
所属 帝王実業高校(パワプロ13)猪狩カイザース(パワプロ14)激闘第一高校(パワプロ2013)
ポジション 2B(メイン)
利き手/足 右投右打
誕生日 8月8日

概要

パワプロ13にて初登場。表面上は実力もあり親切な好青年だが狡猾で目的のためには手段を選ばずどんな汚い手でも厭わない。

パワプロ13

 帝王実業高校所属で主人公の1つ上。昨年は1年生ながら甲子園優勝の立役者として注目を浴びていた。
 最初はにこやかで面倒見良く実力も確かな先輩であったが、実際は嫉妬深く執念深く他人への敬意はないに等しい。プロ志向の強さゆえに他人の評価をかなり気にしており、競争相手を蹴落とすことなどためらわない人物である。

 下記の引用文はゲーム内のキャラクター紹介コーナーからであるが、人格面の評価は虚偽も良いところであり、それどころか友沢に敗れ憎しみを募らせるのは1年目の夏大会前という、かなり早い段階である。
 キャラクター紹介は「そのキャラが正式登場した瞬間」に登録されるが、それが反映されるのは中断セーブかゲームオーバーしてから。

帝王を背負って立つ天才バッター。
誠実で責任感が強くて人当たりも良く誰からも慕われている。

メインイベント

 1年目春の実技試験で3年生の養老孝から帝王の座を奪い、たんぽぽカイザース(後の猪狩カイザース)から接触を受ける。
 ここまでは(本性をあらわにしていないとはいえ)得意の絶頂にあったが、夏大会前の7月に行われたスカウト視察で友沢亮との一打席勝負にストレート一本で敗れてしまう。
 前帝王の養老から励まされるが(お前と一緒にするな)と心中で噛みついた。

 養老の引退後再び友沢との一打席勝負に臨むが、前は投げなかったスライダーに空振りを喫した。これでスカウトの注目を奪われたばかりか前の勝負でコケにされた、と思い込むに至り、友沢への激しい憎悪をたぎらせることとなった。

 2年目春、守木監督から友沢の肘に過負荷があることを聞いた蛇島は「スライダーを多投するな」という監督の指示を歪めて「試合であまり投げなくてもいいが、朝練で多く投げ込め」と伝えた結果、友沢はそれでプロに上がれるのならと監督の意に反して投げ込むことに。
 テキストではこの時「友沢が蛇島の毒牙にかかった」と表示されるが、後の友沢曰く蛇島のウソには気づいていたとのこと。
 過剰な投げ込みで調子を崩す友沢を見て蛇島は笑いをかみ殺すが、場合によってはダメ押しとして座子川とチーマーを使い友沢を襲撃させようとする。だが肝心の座子川は元番長の猛田慶次に凄まれてしまい、失敗に終わる。

 座子川の襲撃未遂がなかった場合、蛇島はドラフトでカイザースに1位指名。みんなの前では「万年Bクラスのカイザースを優勝できるチームにする」と抱負を語るが、一人になると、結局は予定通りプロに入れたことでニタリ笑いを浮かべ「友沢くんに悪いことをしたかな?」とうそぶいて去っていった。
 しかし、襲撃未遂があった場合蛇島はドラフト漏れしてしまう。影山スカウトに人間として欠けているものがあると指摘された上、襲撃未遂の首謀者であったこともバレた蛇島は、大学野球での出直しを図ることとなるが、
(蛇の毒は後から回る。最後に笑うのは誰だろうな?)と内心で友沢を呪いながら姿を消した。

 最終的に、友沢は3年目6月の投げ込み中に肘が完全に壊れ、投手として再起不能に陥ってしまう。実際は蛇島とあまり関係がなく、何が何でもプロにいかなければならない事情に加えて、後輩の久遠ヒカルに完成されたスライダーを伝えようとしたこと、神高龍に呆気なくスライダーを破られて挑発されたこと、の積み重なりで壊れたのであった。

友情イベント

 守木監督から厳しいノックを受けるもうまくいかず苛立ちを募らせていたところ、代わってノックに臨んだ主人公が似たような厳しい打球に一度は追い付いたことで、主人公へも嫉妬心を向けるように。
 後日、スカウトの前で主人公がノックを受けきってみせるが、その時スカウトたちが「蛇島くんの指導が良いのだろう」と言っていたのを聞き、蛇島は「主人公の守備が巧くなれば、先輩として自分にもハクがつく」と思い至り、主人公へ熱心に守備の指導をすることとなった。

パワプロ14

 何の説明もなく猪狩カイザースで友沢と二遊間を組んでいる。名前のみ登場してセリフのない半分モブであるため、心境も不明。

パワフェス

 コンボイベントで冴木創を罠にハメようとする。
 最初はそれとなく危険な練習をやらせようとするがあっさり見破られ、業を煮やして利き腕を握り潰さんばかりに力を込めるが、山口賢(ミゾットスポーツ名義)に止められる。
 その際「帝王実業の名に泥を塗るな」とまで言われて逆恨みを抱き、大先輩であるはずの山口を呼び捨てにした。

パワプロ2018

過去作で散々悪行を重ねた結果すっかり悪役、果ては様々な要因が重なったことによるネタキャラとして定着してしまっていたが、2018の追加モードである「名将甲子園」の帝王実業編ではまた違った姿を見せる。

このモードでは13と同じく開始時に2年生のデフォルトキャラとして登場し、山口と同学年、友沢の1歳上。こちらでも彼らの肩や肘の爆弾に目を付けて潰そうと画策するが、選手のケアに常に最大限の注意を払っている監督(主人公)の存在があったため目論見は悉く失敗し、むしろ自分が彼らにハードワークを促したことを知られ、毎回本性がバレそうになる窮地に陥る。
しかしこの主人公は山口や友沢の負傷を心配しつつも、それとは別に蛇島のことを選手として極めて高く評価しており、彼の「負傷を知らなかった」「チームの戦力増強のためを思った」といった口八丁を疑うことなく好意的に受け止めた上で、蛇島に注意を促しつつも全幅の信頼を寄せ続けた。その姿に蛇島自身も徐々に毒気を抜かれていき、ついには「監督も私を信頼しているようだし、このままでもいいか」と、卑怯なことを辞めて真っ当に野球に取り組むようになる。ついに公式展開のストーリーにおける明確な蛇島の更生が描かれたのだった。
ちなみに本作では友沢の肘の故障と野手転向は彼の中学時代に起こった事件となっているため、今回の蛇島は一切関係していない。

開始時に2年生であるため、山口共々物語の途中で卒業によりチームから引退してしまうが、引退間際のシーンでは「こういうのもいいものですね」と話しており、想定外ながらも蛇島にとっても良い高校野球生活を送ることができたと言えるだろう。こう見ると彼に本当に必要だったのは、心から信頼できる指導者の存在だったのかもしれない。

新規作成日: 2020/10/24 09:50
最終更新日: 2024/07/10 13:53
最終更新者: エチレン @etilen_pawa
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