みつざわたまき
三ツ沢環

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登場作品 実況パワフルプロ野球ポータブル4, パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード
登場シナリオ パワフォー大学編
所属 パワフォー大学
ポジション 監督
利き手/足
誕生日 不明

概要

あまっちょろーい!

 零落した名門、パワフォー大学の新監督となった女性で、就任した途端彼女目当ての入部希望者が殺到したほどの美人。
 野球に関しては全くのド素人であり、どっちが一塁でどっちが三塁かもわからないレベル。『よい子のためのやきゅうルール』なる子供向けの指南書で最低限のルールを覚えるところから監督生活をスタートさせる。
 そんな彼女が採用された経緯は、大好きな祖父が好きだった野球にいつかかかわりたいと漠然と考えていて、たまたまポストが空いていたパワフォー大学野球部監督に応募したら通ったという何とも言い難いもの。聞けば聞くほど不安になるようなバックグラウンドしか持っていないが、持ち前の明るさと情熱で、優秀なモチベーターとして、そして皆のマドンナとして部を引っ張っていく。

 竹を割ったようなと評される男勝りの短気な性格であり、空手で全国大会に出場した経歴を持つ腕っぷし自慢。気の抜けた部員には「あまっちょろーい!」と檄を飛ばし、時には愛情たっぷりの鉄拳制裁を食らわせる。
 年齢については不詳だが、矢部に「曲がり角」と揶揄される程度。4年秋のリーグ戦では対戦相手として登場する涼風希望にメロメロな姿を見せるなど、イケメンは好物のようである。

パワフォー大学編

メインストーリー

環監督、就任(2年4月1週)

 新歓に湧く学内を他所に野球部はのっけからダラけムードで、キャプテンの片倉昌行は麻雀に興じる始末。主人公が何とか彼を動かそうと説得していると、矢部から新監督がやって来るとの一報がもたらされる。
 そこへ現れたのが環。美人監督の就任に興奮して群がってきた部員らから、プライベートな質問を連発された彼女は、野球経験皆無ながらも監督になった経緯の他、空手経験による腕っぷしへの自信などを語り、手始めに男所帯で臭う部室の大掃除をすると宣言。嫌がる部員には「掃除…したくないの?」と凄み、容易く言うことを聞かせて見せる。
 その一部始終を目の当たりにした主人公は、「何かが変わる気がした」との感想を抱くのであった。

入部希望者殺到(2年4月2週)

 環目当ての入部希望者が野球部に殺到。その中に野球経験者と思しき者も多く見られたため、危機感を覚える主人公。
 ポイントを稼いでおこうと彼女の肩を揉もうとする矢部だったが、「どこさわってんのよーッ!」と鉄拳制裁を受ける羽目になってしまうのであった。

屈辱のパワ海戦(2年5月3週)

 春のリーグ戦が開幕し、迎えた初戦の相手は強豪・海東学院大学。勝てっこないとのっけから諦めムードの片倉に、キャプテンがそれでどうすると背中を叩いて活を入れる環であったが、強く叩きすぎたせいで彼を気絶させてしまう。

 試合は当初の予想通りパワフォー大のコールド負けに終わり、海東のモブから「あ~あ、これじゃ伝統の一戦が泣くぜ。まったく、時間のムダだ」と挑発されてしまう羽目に。環はいきり立つ片倉を制するも、相手がさらに「へぇ~、女性監督か…ふーん…なるほどね。遊びでやってるなら野球やめちまいなっ!」とバカにしてきたことで激昂。物凄い剣幕の環を前にしても「お〜、コワ!」と煽り続ける強心臓を見せつつ、海東モブは去って行く。

だれが遊びでやってるって!!!!!!
言わせておけば…

はなしてっ、片倉くん!
アッタマに来た!コブシでわからせてやるわっ!!

コラッ、待ちやがれぇぇぇーっ!

 場面は変わって野球部の部室。落ち着いてしおらしくなった環は、前の週に無責任にも試合なんてやればなんとかなるなどと言っていた自分が情けないと涙ぐみながら謝罪。「だいじょーぶ!だれも最初っからシロートの監督に期待してないッスから!」とフォローになってるようでなってない辛辣な言葉で励ました片倉は、諦めずにバカにしたヤツらを見返せるように練習すると宣言し、それに呼応してパワフォーナインは情熱の炎をアツく燃え上がらせるのであった。

ゴメン、みんな。「試合やればなんとかなる」なんていい加減なこと言って。
たよりない監督で…ホントに…ごめんなさい。

白薔薇学園大戦(2年5月4週)

 パワフォー大と同レベルに弱いという相手との対戦を前に、「とにかく、失うものはないわっ!全力でいきましょう!」と気合を入れる環であったが、両軍ともエラーを連発する低レベルな試合を繰り広げた末に、パワフォー大はサヨナラ負けを喫してしまう。

 「さっ、元気をだしてみんな。でも、負けは負けよっ!これをバネにして次ガンバろー!」という環のフォローも虚しく、あまりの弱さに嫌気が差した部員が12人も辞めてしまう緊急事態に陥ってしまう。
 しかし、残された部員は強くなりたいという決意を各々口にし、「うん、みんなで一生懸命練習してそして…強くなろうっ!」と励まされるのであった。

 なお、パワフォー大は春のリーグ戦を全敗で終える。

栄光のパワ海戦(2年7月3週)

 たまたま見つけた『伝統のパワ海戦、栄光の足跡』なるビデオを部室から持ってきた環。何でもパワフォー大と海東学院大は100年以上にわたりライバル関係にあったらしく、両校がぶつかり合うパワ海戦はかつて地域の住民がこぞって押しかける一大イベントだったという。

 ビデオに収められていたのはかつて主人公が観戦してパワフォー大を志す契機となった試合で、初心にかえった彼が野球への思いを再び強くする一方、強かったパワフォー大に思いを馳せ、その頃のハードな練習が自分たちの世代まで受け継がれてこなかったことに安堵する矢部と片倉であったが、情けないと環に一喝されてしまう。昔の先輩にできたのだから自分たちにもできるはずと語ったところで何かをひらめいた様子の彼女は、それについては一旦置いておいて、「打倒、海東学院!そして伝統のパワ海戦、復活よーッ!」と一同の士気を高めるのであった。

あまっちょろーい!
なに、あまっちょろいコト言ってるの!
それでも、伝統あるパワ大野球部部員なの!?
「賢者は先人に学ぶ」昔のセンパイができたんだからきっとアタシたちにもできるハズよ。

初合宿(2年7月4週、2年8月1週~2年9月2週)

 期末試験を終えた部員らに、環は合宿の開催を宣言し、お手製のしおりを渡す。「みんなで同じ屋根の下、同じカマのメシを食い、汗をながす!これこそっ、青春じゃないの~っ!」という彼女の言葉から、浜辺で環とイチャつく妄想を捗らせた主人公は、合宿に大賛成。さらに宿泊代はタダということで部員全員期待に胸を膨らませるが……。

 合宿に帯同しない環の代わりに耄碌寸前の頑固ジジイ・戸塚剛の相手をしつつ、野球用のグラウンドすらないド田舎で1ヶ月以上過ごさねばならないという厳しい現実が一同を待ち受けていたのであった。

3年時のイベント(3年4月1週~3年3月4週)

 新歓では環目当てに多数の入部希望者が訪れるが、それ以降彼女の活躍と言えるものはあまりなく、あかつき大附属高で甲子園に出場した実力者の甲斐進撃と主人公のレギュラー争いが上半期のメイン。春のリーグ戦を前に甲斐の方が主人公より実力が上だと環が起用を迷うシーンがあるが、肝心の甲斐の能力が猪狩守2世と呼ばれていたとは思えないほどに大したことないため、イマイチ説得力に欠ける上、特に盛り上がりを見せることもなくあっさりと決着がついてしまう。
 なお、前年と同じく合宿は欠席。

 秋に4年生が引退するイベントでは、代表の片倉が「それから、俺の代わりにタマキちゃんのこともたのんだぞ!」と後輩たちに彼女のことを託していくのだが、もちろん環は困惑。ここで矢部がキャプテンに任命された場合、「チームもタマキちゃんのことも両方任せるでやんすっ!」と引き受けた彼に、「アタシはいいからチームの方をしっかりね・・・」と内心苦笑いを浮かべるのであった。

剛腕加入?(4年4月1週)

 やはり多数の入部希望者が訪れ、彼らの実力をチェックしてみる環であったが、即戦力と言えそうな逸材は見当たらない。
 しかし、もう一度やらせて欲しい、空腹で力が出なかったのだとゴネ始めた新入生が1人。言い訳がましいと苛立った環に「あまっちょろーい!」と切り捨てられるが、それでも食い下がったため逆鱗に触れ、「もぉぉぉぉ~しつこいっ!これ以上言うと入部をみとめないわよ!」と警告を受ける羽目になる。

 が、仲裁に入った矢部がチョコを与えたことでエネルギー全開となったその新入生が目を見張るような剛球を投げ込んだことで、彼女は華麗に掌返し。丸餅太と名乗る彼を部員として歓迎するのであった。

 実際には、丸餅はコントロールGの赤特持ちでてんで戦力にならず、ランダムイベントで出てくれば飯をタカってくるので、打たれ強さやツーシームを教えてくれる投手育成の場合はともかく、野手育成では迷惑な存在でしかない。

環の進退(4年4月2週)

4回生までに一度でもリーグ優勝を果たしている場合

 自分たちは既に優勝を経験しているチームだという驕り・慢心から腑抜けてしまった部員一同を見て危機感を覚えた環は、一定の結果を出した上2年契約も満了しており、ちょうどかねてから希望していた教員採用の話が決まったということで、チームを離れることを決断。本当の敵は自分の中にいることをゆめゆめ忘れるなと言い残して去ってしまう。

みんなはアタシがいなくても大丈夫っ!昔の100倍、心も体も強くなったわ。
でもこれだけは忘れないで。本当の敵は自分の中にいるのよ。負けないでね、自分に!

 ここで、彼女が去ったおかげで自らを反省した上で改めて決意を新たにし、気合を入れる主人公のモノローグが入る。

今だからわかる。未熟なオレたちが優勝できたのはタマキちゃんがいたからだ。
タマキちゃんがいなくなってから、気づくなんて、やっぱりオレたちはまだまだ未熟だ。
でも、いつまでもタマキちゃんにアマえてはいけないんだよね。
あまっちょろーい!ってオコられないようにシッカリしなきゃ。
自分の中の敵に勝ってみせるよ!だから心配しないで。
ありがとう、監督!

 そして、彼女の後任には野球部を荒廃させた元凶である前監督の関内博が復帰。本当に環は一切出て来なくなるのであった……。

 ……が、ある条件を満たすと帰ってくる

4回生までに一度もリーグ優勝できなかった場合

 野球部が不甲斐ない結果を残し続ける一方でサッカー部が目覚ましい成績を収めているため、大規模工事に伴って野球部を潰してサッカー部用の新たなグラウンドを作る計画があると学長から聞かされ、今年中にリーグ優勝を果たせなければ廃部だと突きつけられた環。ダメだったら自分が辞任するから廃部だけはやめて欲しい、と懇願し、「私も歴史ある野球部を守りたい。それだけは信じてください」とその方向で調整するとの約束を何とか取り付ける。

 が、実は主人公がたまたま2人の話を聞いており、環に見つかった彼は、このことについて口外しないと約束させられることとなるのだが、誰にも言わないという約束で矢部と甲斐にこのことを話すかどうか選ぶ選択肢分岐が存在し、話すことを選んだ場合は追加シーンが発生。
 矢部のせいでまたたく間に噂が部全体に広まってしまう羽目となり、「もー、言わないでって言ったのに口が軽いんだから!」と環を怒らせてしまう。「そこまでタンカ切らなくてもいいのに。短気なんだよ、タマキちゃんは~」というモブの軽口にいても立ってもいられなくなった主人公は、野球部を廃部から救うため彼女は監督の地位を賭けたのだと明かし、なんとしてでもリーグ優勝しなければならないと断固たる決意を表明。矢部も彼に続き、情熱の炎は全員に伝播、優勝を目指し団結を強めるチームに、「ゴメン…結局みんなに心配かけて」と自らを情けなく思う環なのであった。

 そして実際に春のリーグ戦で優勝すると、「キミが約束を守ってくれたから今度は私が守る番だな。野球部は私が必ず守る。もちろんキミのクビの話はなしだ」と学長に告げられ、野球部の存続と環の続投が決定。
 春でリーグ優勝を逃して秋でリーグ優勝を果たした場合は、特に専用のセリフはない。また、春秋両方でリーグ優勝を逃してしまっても、バッドエンド的なテキストは用意されていない

環復帰ルート(4年5月4週、4年6月3週)

 4年春以前にリーグ優勝を果たしている場合、初優勝時にウイニングボールを環に渡そうとした上で、4年春のリーグ戦で優勝し、ウイニングボールを関内監督に渡すと環を監督として復帰させることが可能。

2つ目のウイニングボール(4年5月4週)

 初めてのリーグ優勝時、部員全員から受け取って欲しいとウイニングボールを差し出された環は、「みんなで勝ち取った優勝だし部室にカザっておこう!」と固辞し、次リーグ優勝したらそのウイニングボールをもらうと約束していた。

 そして、彼女が部を去った直後の4年春、関内監督の下リーグ戦を制したパワフォーナインは、彼にもウイニングボールを手渡し、話の流れで環に約束のウイニングボールを渡せなかったことが心残りであると語ることに。それを受け、気まずそうに「なんだかもらいにくくなったな。じゃ、コレあげちゃうか!」と応じる関内であったが、それは今のチームで勝ち取ったものだから他でもない関内自身に持っていてもらいたいと言われ、一生大切にすると誓うのであった。

マドンナの帰還(4年6月3週)

 関内は、アメリカでコーチ研修を受ける話がトントン拍子で決まったため、監督の職を辞すると突如宣言。もらったウイニングボールは思い出の品として大切にすると感謝を込めて語り、パワフォー野球部を後にする。

 後任にはリーグ優勝チームを率いた経験のあるスゴ腕が就くとの噂が広まり、どんな監督だろうかと思案するナインの前に噂の新監督が登場。なんと、その新監督とは環のことで、「学長からやっぱり戻ってきて欲しいって言われて、教員の話ことわって戻ってきちゃった!」と語るマドンナの復帰に、「・・・ひゃっほーい!!!!!」と主人公は両手を上げて歓迎の意を示す。

 環の語るところによると、この人事には学長の息子である関内の意向が大きく関わっており、パワフォーナインの真摯に野球に取り組む姿勢を目の当たりにした彼は、因縁の相手・愛羅武大学に復讐を果たすためだけに監督として舞い戻った自分を恥じ、心を入れ換えアメリカで本格的に野球の勉強をすることを決断。パワフォー大学を率いるには一番適任だと彼女を口説き落としたとのこと。野球部の荒廃を招いた悪名高き男の変節に主人公は大いに驚く。
 ウイニングボールの約束をこの秋に果たしてもらうと宣言した環は、春に優勝したことでマークが厳しくなっているはずだと不安がる一同をかつてのように「あまっちょろーい!」と喝破。気合いと情熱に満ちた練習の日々が帰ってくるのであった。

あまっちょろーい!
そんな弱気じゃホントに負けるわよ!
今日からビッシビシいくからねーっ!

最後の合宿(4年8月1週~4年9月2週)

 環が監督の場合のみ発生。これまでの2年間はついて来なかった彼女がついに合宿に参戦するも、特に目立った出番はない。
 が、合宿の締めくくりに、戸塚こそがかつてパワフォー大を5度の全国優勝に導いた名将であると明かされ、彼の下で黄金時代を築き上げたパワフォーOBチームと1試合戦うことになる。

秋の神宮制覇(4年11月2週)

 あかつき大学を破り優勝を決めたパワフォーナインを「あなたたち、ホント最高よ!」と笑顔で称え、「野球っていいわね。これはなかなかやめられないわ」と語る環。野球にのめり込みすぎると婚期を逃すぞと矢部に茶化されて「そうなったら、野球部のだれかに責任とってもらうわ」と苦笑いしてみせるのであった。

その他

環のノック(~2年9月4週)

 シナリオ序盤に遊ぶコマンドでバッティングセンターに行くと確率で発生。

 バッティングセンターで打撃練習に励んだ後、満足してゲージを出た主人公は、空振りを繰り返してマシンに文句を付ける女性の声を耳にする。「いるんだよなぁ~自分がヘタクソなのを機械のせいにするヤツ…」と呆れていると、その女性はさらにマシンを壊してしまい、「あ~っ、お客さんまたですか!」と店員にも呆れられてしまう。
 ゲージから出てきたその女性というのが環で、彼は驚愕。ノックの練習をしていたという彼女のため、2時間ぶっ続けでノック練習に付き合うこととなる。

 後日、グラウンドで練習の成果を披露する環の成長に、他の部員たちが驚く中、自分だけが秘密を知っているシチュエーションを面白がる主人公であったが、ちょうどそこへ打球が直撃。「コラー、しっかりボールを見て!」と叱られる羽目になってしまうのであった。

居残り練習で遭遇(~2年3月4週)

 矢部にしこたま食堂へ行かないかと誘われるイベントで、断って居残り練習を続けると低確率で発生。

1回目

 部室に残っている環と出くわし、積み上がった膨大な紙の山に驚いた主人公は、彼女から野球のルールを覚えるために100回ずつ書き取っているのだと聞かされる。
 そして、星々がきらめく夜空の下、彼女と帰途に就き、ロマンチックな夜の雰囲気に似つかわしくないオヤジくさい話を色々と聞かされることになるのであった。

2回目以降

 居残り練習を切り上げようとする主人公であったが、打球音が聞こえてくることを訝しんで、誰か練習をしているのかと確認すると、ノックの練習をしている環を発見。ノックを教えて欲しいとせがまれ、「ええ~っ、疲れてるのに~」と冗談っぽく渋ると「そんなカタいこと言わずに~アタシと○○くんの仲じゃないの~」と甘えられ、「カンチガイするような言い方するなよ~!」とツッコみつつ仕方なく練習に付き合ってあげることにする。
 後の展開は上記バッティングセンターのイベントと同様。2時間ぶっ続けで彼女のノック練習に付き合うこととなり、後日グラウンドで練習の成果を披露する環の成長に他の部員たちが驚く中、自分だけが秘密を知っているシチュエーションを面白がるが、ちょうどそこへノックの打球が直撃。「コラー、しっかりボールを見て!」と叱られる羽目になってしまうのであった。
 

木が集まればもりだくさん(ランダム発生)

 ノック中、イレギュラーしただの打球が強すぎるだの言い訳ばかりの部員たちを「あまっちょろーい!」と環は一喝。フォローに回ったキャプテン片倉に対しても、部員を甘やかすなと叱りつけ、「野球も人生も…そう恋もぜ~んぶやる気が大切なのっ!」と説教を垂れるが、恋の部分に一番力が入っていたと矢部に笑われ制裁。気を取り直してやる気はチーム全体に伝染すると切り出し、木の喩え話を始める。

木は1本じゃ弱いけど集まって林になって、森になれば台風や洪水にも立ち向かえるのよ!
みんなで森になればその力は…
もりだくさんよっ!

 オチと矢部の茶々のせいで喩え話自体は不発気味に終わったものの、片倉始め部員一同は彼女の訓示に感化され、情熱の炎を燃やし始めるのであった。

気合いのノック(2年11月2週)

 ノック中、捕球し損なった部員を「あまっちょろーい!」と叱りつける環を見かけ、カワイイけどキビシーと苦笑いするモブ二人組は、練習を眺めているうちにあの厳しさが「カイカン」なのではと感じられてきて、1回試してみたいと思うまでになるが、鼻血を出してもなお容赦なく飛んでくる打球に痛めつけられる部員の姿を見て断念。「コラっ、野球部ー!監督を泣かすなよー!」とヤジを飛ばして去って行く。

 気合いが入ったスパルタ指導に、チームの士気は否応なしに高まるのであった。

友情タッグ結成(片倉)

1回目

 やけに上機嫌の片倉は、どうしたのか尋ねてきた主人公に、環から手作りのサンドイッチを2度も振舞ってもらったと自慢し、これは彼女が自分を愛している証に違いないと主張。他の部員には決して言いふらさないよう釘を刺してくる。
 が、そう言った舌の根も乾かぬうちに、バッタリ出くわした矢部にも同じことを自慢し始めた彼に対し、「ホントにヒミツなのか!?」と内心ツッコみを入れる主人公なのであった。

2回目

 片倉に頼まれ、主人公は彼のしたためたラブレターを手渡しに環の許へ。

 彼女の返事を携えて帰って来るやいなや、「どうだった?」と期待混じりに尋ねられ、「まったく、その気はないそーですっ!」と無情にも宣告。手作りサンドイッチの件に関しても、「それは、あまりにも先輩が食べたそうに見つめるからしかたなく…あげたそうです」と非情な現実を突き付ける。
 「そんなぁぁぁぁぁぁぁ~俺のバラ色の大学生活が音を立ててくずれていくぅぅぅ~」と絶望に沈んだ片倉は、彼女のことを忘れて野球に打ち込むと宣言し、主人公との間には不思議な絆が芽生えるのであった。

花火大会(7月3週)

 花火大会に環を誘い、まさかの快諾を得た主人公は、ウキウキで待ち合わせ場所へ。しかし、そこには矢部始め大勢の部員が。抜け駆けにと皆こぞって環を誘っていたことをお互い悟り、各々ケンカし合いながら仲良く(?)花火を楽しむのであった。

クリスマス(12月4週)

 彼女がいない状態でクリスマスを迎えると、「みんな、どーせ遊びに行く彼女もいなくてヒマでしょ!」と環に呼び出されて練習することに。しかし、皆見るからに気合いが入っておらず、失敗だったかと彼女を反省させてしまう事態となってしまう。

 部室に戻った傷心の部員らを待っていたのはなんと手作りケーキで、喜んでがっつく一同であったが、作ったのは環でも那須野ひかり(マネージャー)でもなく片倉と判明。口にした者は皆腹痛に苦しむことになってしまうのであった。

バレンタイン(2月2週)

 リーグ戦未勝利で那須野ひかりが入部していない場合、に(2)ぼ(1)し(4)の日ということで環から義理煮干しをもらうことをできる。

バッドステータス解除

 不眠症やサボりぐせなどバッドステータスにかかっているときに彼女のいる練習を踏むと、「あまっちょろーい!」と鉄拳制裁によってそれらを治してくれる。

パワフェス

 パワプロ2018にて前作の紺野美崎に代わり初期マネージャーとして登場。2020では栗原舞にその座を譲ったため、新たに実装されたパワフォー大学の監督(システム上はマネージャー)として仲間に出来る。

余談

 解析によるとパワプロ2014には彼女のグラフィックデータが搭載されていたらしいが、同作ではイベキャラの追加が早々に打ち切られてしまったため、日の目を見ることはなかった。

新規作成日: 2021/01/28 22:47
最終更新日: 2024/09/10 19:30
最終更新者: エチレン @etilen_pawa
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