概要
高校野球の強豪・天空中央高校に君臨する絶対的エース。最高148km/hと目を見張るスピードはないものの、絶倫とも評される無尽蔵のスタミナで、いずれも劣らず質の高い七色の変化球を見事に制球し続け完投しきる完成度の高さが持ち味であり、パワプロアプリの初代ラスボスとして数々の高校シナリオで主人公の前に立ちはだかった。
ブロンドの長髪をポニーテールにまとめたハンサムな容姿をしており、常にあざやかであることを信条とするナルシスト。少々度が過ぎた自信家であり、対戦相手を見下すような傲慢とも取れる発言が多く見られる。
コラボ相手の女性キャラクター(例:『鬼滅の刃』の竈門禰豆子や胡蝶しのぶ)であっても臆さず口説き始める無類の女好きで通っており、取り巻きにキャーキャー言われるだけでは飽き足らず、ナンパに繰り出しては失敗を繰り返しているが、本気で恋に落ちたことは未だかつてないようである。
それでも純真に女性のケツを追いかけ回し続け、鍛え上げられた走力とスタミナはいずれもS90とかなりの高値に。さらに、女好きが高じた結果、天空中央高校編では自らエンジェルナイン計画を発案。各校から女子マネージャーを掻き集める奇策に打って出ることとなる。
彩理という双子の姉を持ち、高校生になってもなお可愛がられているのだが、彼女の前では真面目ないい子で通したいらしく、猫を被った振舞いを続けている。
また、常に泥臭く熱血であることを是とする覇堂高校の木場嵐士とは全くと言って良い程ソリが合わず(意見が合うのは木場の妹・静火が可愛いということくらい)、顔を合わせるたびに喧嘩したり張り合ったりしている。
初代ラスボスとして
パワフル高校
雑誌で特集が組まれている描写が存在。高校球界屈指のスターとして注目を浴びていることがうかがえる。
通常時
合宿最終日に初登場。パワフル高校野球部と入れ替わりで天空中央高校野球部の合宿が行われるらしく、たまたま出くわした京野小筆をナンパしつつ、ほぼ無名のパワフル高校を見下す発言を連発して去って行く。
ボクは七色の変化球をあざやかに操ると巷で評判の、天空中央のキャプテン。虹谷 誠(にじたに まこと)だ。
覚えておいてくれ、美しいキミよ。
そのはかなげな顔立ち・・・ボクをみとれさせるなんて大したものだよ。
さあ、このボクにケータイ番号を!
おっと、なんとあざやかな即答。でもボクを振るのは少し早いよ。
甲子園の優勝旗を高々と掲げるボクの勇姿を見ればきっとキミの気も変わるだろう。
へえ、パワフル高校?聞いたこともない学校だな。
もし甲子園で顔を合わせることがあれば全打者を三球三振・・・81球で試合を終わらせてあげよう。
甲子園のあざやかな伝説として敗者のキミたちの名も末永く記憶に残るだろうね。
その後、甲子園まで勝ち上がってきた主人公らに「奇跡ってあるものなんだね」と言い放ち、また一目小筆に会いたいので勝ち上がって来いと要求してくる。
そして決勝まで勝ち進むと対戦相手として登場。試合前の掛け合いでは、やはり上から発言、小筆へのナンパ、81球で勝利する宣言を繰り返す。
ここまで来れたことはほめてやろう。
だが、そんな快進撃もボクがあざやかに打ち砕いてみせる。
そしたらあざやかにケータイ番号教えてね、美しいキミ。
- パワフル高校が勝利した場合、地団駄を踏んで悔しがりつつも、プロで決着をつけようと主人公に対し一方的に挑んでくる。
信じられない・・・このボクが、負けた・・・?
う、う、うおお~!!
負けるなんてイヤだよ~!!
ぐすっ・・・納得いかないぞ!
○○とか言ったな・・・この決着はプロでつけよう!
- パワフル高校が敗れた場合、小筆の胸の中で涙に暮れる主人公の姿を見て、ナンパを断念し黙って去って行くなど意外にも空気が読める一面を見せる。
待たせたね、美しいキミ!
さあ、ボクと・・・
・・・・・・
勝者が顔を出しても残酷なだけだな。
さようなら、美しいキミ。
暗黒スバルセット時
合宿、甲子園決勝の掛け合いそれぞれに暗黒スバルが登場するようになる。
合宿の方は、通常版の会話を一通り終えた後、「ボクは星井スバル。そのあざやかな伝説を黒く塗りつぶす者さ」と暗黒スバルが登場。黒星によりあざやかな伝説を終わらせるとの挑発を受け、黒だってあざやかに塗りかえてやると啖呵を切る(が、絵の具を全色混ぜてみろと言い返される)。
なにっ、このボクの伝説を!?
どうやろうっていうんだい!
うぐぐ・・・
挑発とは、なんとも美しくないね。
ふん、そんなのはウソだね!ボクは黒だってあざやかに塗りかえる!
甲子園決勝の方は、「虹谷・・・今度こそ、その名前を『闇』谷にかえてあげるよ」と絡まれ、「おや、誰かと思えばショボ井スバルくんじゃないか!このボクに負けた!」と挑発(いつ戦ったんだという話になるが、合宿最終日のくだらない口論のことらしい)。あれは引き分けだと譲らず、今日こそ決着をつけようと挑んでくるスバルの言葉に、「ああ、いいとも。勝てるならね」と余裕綽々の構えを見せる。
が、決勝でパワフル高校に敗れると、今後永遠に闇谷を名乗るがいいとスバルに告げられる羽目になり、激しく取り乱して嫌がることとなる。
信じられない・・・このボクが、負けた・・・?
う、う、うおお~!!
絶対にイヤだぁぁぁぁぁ~っ!!
瞬鋭高校
甲子園決勝に登場。試合前の掛け合いではやはりマネージャーの春野千優をナンパ。
瞬鋭高校を見下しつつ、「あいつも見かけ倒しだな」と敗退した木場のことも嘲ったため、戦ってきた相手のことまで侮辱するなと主人公に食ってかかられるが、怯むことなく挑発を続け、彼の闘志に火を点ける。
あの木場がキミたちに負けるなんて意外だったよ。
あいつも見かけ倒しだな。
許せないといった顔をしているね。なら、ボクの球を打ってみるんだな。
誰も当てることはできないけどね。
北雪高校
甲子園決勝に登場。美園千花、小嵐リョウ、八尺巫女子、明星雪華をそれぞれユリ、タンポポ、ヒマワリ、バラと喩えてその美を讃え、歓喜に浸るも、最後に現れた主人公を見て眉を顰め、雑草呼ばわり。ナンパを注意されても悪びれる様子は見せず、逆に彼女らの大半がマネージャーでなく選手であることを知って、天空中央が勝てば彼女らを自分のものとすること、北雪が勝てば自分が北雪野球部に入部することを一方的に取り決めてしまう。
おお、なんだこの場所は!
美しい華たちが咲き誇っている!?
絶景ではないか!!
この守ってあげたくなる雰囲気・・・なんて純粋そうなんだ!
そう、まさにユリの花!
キミもとても可憐だ。ひっそりと咲きながらも可憐・・・
そう、まさにタンポポ!
キミのまぶしさ、このボクの身をこがしてしまうほど・・・
そう、まさにヒマワリ!
おお、なんという気品。てっきり高貴な出自のお方かと。
そう、まさにバラの花!
実に・・・実によいではないか!
試合前に女神たちに出会えるとはなんという幸運!!
む、なんだ?こんなところに雑草が生えているな?
そんな絶好調の彼であったが、そこへやって来た北雪高校理事長の円城寺理香子を咄嗟にラフレシアと評してしまい、殺気を感じて退散せざるを得なくなってしまう。
おい、誰だあのおば・・・美魔女は?
ラフレシアか?
- 北雪高校が勝利した場合、虹谷の出番はない。
- 北雪高校が敗北した場合、気落ちする主人公を前に約束通り4人は貰っていくと高笑いするが、頑なな抵抗に遭う羽目に。仕方なく自らが北雪高校へ赴くと言い始めた所で、天敵・円城寺理香子に見つかってしまい、「さ、さて、ボクは華麗に失礼するよ!さらばだっ!」と逃亡を図る。
ちなみに、サクスぺの北雪高校において虹谷をデッキにセットすると少しだけ追加テキストが発生する。
覇堂高校
通常ルート
今世代最強の1人と噂の剛腕・木場を一目見ようと覇堂高校まで偵察に訪れ、「覇堂の木場もこの程度か。わざわざ足を運んでみたけどやっぱりウワサは当てにならないね」「ただの直球ゴリラじゃないか」「あざやかに七色の変化球をあやつるボクの敵じゃないね」と酷評。ハッタリ野郎と揶揄されたため、相手にぶつかる寸前で切れ味鋭く曲がるカーブを投じて自らの実力を誇示するも、その球が部室の窓ガラスを割ってしまう。
全く動じることなく駆け付けて来た木場静火をナンパしようとする彼であったが、締め落とされかける羽目になり、あえなく御用。土門監督に職員室まで連行される。
今のあざやかなカーブを投げたのはボクだよ、美しいキミ。
い、いきなりネックハンギングツリーだなんてとっても情熱的だね・・・
でも、そろそろ離してくれないと意識が・・・
何ともとぼけた初対面だったが、彼の投じたカーブは覇堂ナインに大きな衝撃を与え、その七色の変化球に対抗するため、木場は山籠もりをして直球の質を磨き上げることとなる(ただし、パラメーターの上では虹谷のカーブも木場のカーブも変化量3)。
ちなみに、3年春の甲子園でも決勝に進出するのだが、サヨナラのピンチにて変化球の握りのまま牽制球を投じてしまい、呆気なく敗北。(特にメンタル系の赤特殊能力は有していないものの)意外と揺さぶりに弱い事実を露呈してしまう。
そして迎えた甲子園決勝では、打倒虹谷に燃える木場を完全に無視して平然と静火をナンパ。たとえ相手に締め落とされかけたことがあっても口説きにかかるガッツで主人公を感心させる。
そして、やっと木場にも意識を向け、お兄さんとやけに馴れ馴れしく愛想を振りまくが、案の定邪険に扱われることとなり、「じゃ、あざやかに勝ってくるからまた後でね」と静火に向け挨拶しつつ退散していく。
ワイルドで美しいキミ。
ボクにケータイ番号をあざやかに教えてくれないかな?
おお、その殺気のこもったまなざしも実にキュートだよ。
・・・ん?
これはこれは、お兄さん。
- 覇堂高校が勝利した場合、しばし放心した後、激しく取り乱し、これは夢だと叫び始めてしまう。
・・・あれっ?
ボク・・・負けたの?
ぎゃーーっ!!
ウソだウソだウソだウソだーっ!!
これはあざやかな夢なんだーっ!
- 覇堂高校が敗れた場合、敗戦の悔しさに涙する静火とそれを慰める主人公の許に空気を読まず現れるが、「てめえはすっこんでろ!」と木場によって羽交い絞めにされてしまい、退場する羽目になる。
限定ルート
限定ルートでは全体的に噛ませ犬扱いとなっている。
まず、覇堂高校偵察のエピソードにおいては、ちょうど時を同じくして偵察にやって来たアンドロメダ学園の大西が投じたボールによりカーブを撥ね返され、顔面を負傷し大パニック。主人公に意外と情けないヤツと評されてしまう。
な、なんてことだい!ボクのあざやかな顔にキズが!
くっそー!覚えていろ!ボクをキズモノにした責任は大会で取ってもらうからな!
うわぁぁぁっ!
ばんそうこう!救急車!!
美容整形外科ーーーーーっ!
その後、春の甲子園において(カーブを撥ね返されたのが余程悔しかったのか)より一層磨きのかかった変化球を駆使して隙のないピッチングを披露、見事優勝を果たすものの、夏の甲子園では、アンドロメダ学園に0-15の大敗を喫し、初戦敗退。
そして、2回戦を控えた覇堂ナインの前に同校の情報を与えるため現れるが、再び口説こうとした静火にすぐさまシメられてしまい、「・・・ダ、ダークネビ、ネ・・・」と言い残し気絶。そのまま物語からも退場となるのであった。
太平楽高校
甲子園決勝前の掛け合いにて「まさに大和撫子だ!」と鴨川しぐれをナンパ。さらに彼女の京言葉に興奮し、太平楽高校に勝利すればしぐれとお近づきになれると勝手に条件を設定し、勝利への意欲を高める。
な、なんて可憐なんだ。まさに大和撫子だ!
一瞬にしてボクの心は奪われてしまった。なんて罪つくりな人なんだ。
いや、こんな清らかなキミが罪だなんてありえない。
そう!罪つくりなのはボクのほうだ!
こんなチャーミングなキミに今まで気付かないだなんて・・・
ああ、どうかこの罪つくりなボクにキミの名を教えてはくれないだろうか?
な、なまり・・・だと!?
ふはははは!パーフェクトだっ!!
ボクは今、ここに真の撫子を見たぞ!
- 太平楽高校が勝利した場合、珍しく勝者を讃えて殊勝に振る舞い、しぐれに話しかけなくて良いのかと主人公から心配されるが、「何を言っているんだい?ボクは負けた身さ」と潔く身を引く。……と思いきや、「すでに話しかけたに決まってるだろう!」と報告。傷心の姿を見たら慰めてくれるかもしれないという皮算用を働かせたと語り、「ま、華麗にスルーされたけどね。だがそれも悪くない、むしろいい!」「はっ、もしやアレは感情の裏返し!?」などと失敗にも決してめげない強さを見せつけ、変に主人公を感心させる。
- 太平楽高校が敗北した場合、しぐれをナンパしにやって来るも、敗戦の悔しさに号泣する彼女を目にしてカッコつけることを選択。「ボクはキミたちにありがとうと伝えにきただけさ」「本当にキミたちは強かった。じゃあな、撫子の涙を拭いてやれよ」とキザな言葉を残して去って行く。
天空中央高校
通常ルート
エンジェルナイン計画発動
天空中央高校野球部の新キャプテンに就任するも、他の主力メンバーである東雲翔也、神成尊と同様性格に難があるため、周囲は不安げ。そんな中、女子の声援が自分たちの実力を引き出してくれることに思い至り、マネージャーを大幅に増やすエンジェルナイン計画を発案する。
ボクたちは高校野球界の頂点を目指し日々練習にはげんでいるはずだ。
しかし、まだ何かが足りない。それが何なのか考え抜いた結果、ある結論に至った。
それは・・・ズバリ、女子だ!
厳しく激しい練習の日々!そんなボクらに力を与えてくれるのは女子のあざやかな声援以外にない!
そこで、校内から有志を募って大々的にマネージャーを増やすんだ!
これぞ名づけて・・・エンジェルナイン計画!!
しかし、姉・彩理の前ではいい子として通しているため、大っぴらに校内で女子を勧誘することを避けたいと計画を修正。他校から女子を勧誘してくることにする。
チームワークの綻び
エンジェルナイン計画の効果は目に見えて明らかで、秋の地方大会を順調に勝ち進む天空中央高校。しかし、最も注目が集まる決勝戦で女子の目を気にし過ぎた結果、各々がスタンドプレーに溺れてしまい、あかつき大附属に敗北を喫してしまう。
ボロボロのチームワークが敗因なのは目に見えて明らかであるが、そのことには目もくれない虹谷は、エンジェルナインの更なる拡充によってこの状況を打開せんとする。
合宿
チームワークを高めたいと考えた主人公らの発案により、春の合宿へ行くことに。団結を強めるイベントが特に起こることのないまま迎えた合宿最終日、偶然出くわした大筒高校の冴木を女子と一目で見抜き、エンジェルナインに勧誘するが、「マネージャーとして?甘く見るのもいい加減にしてもらおう」「私も球児のはしくれだ!スカウトしたいというならば野球の実力で動かしてみろ!」と一喝されてしまい、練習試合を行うこととなる。
なお、勝とうが負けようが、彩理の登場により冴木のエンジェルナイン加入は破談。虹谷は、次こそ必ず口説き落としてやると東雲、神成との団結を強める。
ジャスミンに恋して
春の甲子園に出場していた聖ジャスミン学園野球部の華やかさに東雲、神成と3人して見惚れていると、夏の甲子園に出れば彼女らや大筒高校の冴木と会えるかもしれないぞと主人公に焚き付けられ、「深紅の優勝旗をかかげるボクにみんながとりこになるはずさ」と俄然やる気に。3人の団結がこれ以上なく深まることとなる。
エンジェルナイン、アイドルデビュー!?
稀代の女好きトリオの眼鏡にかなう美少女をかき集めたエンジェルナインはマスコミから大々的に取り上げられることとなり、ついにはアイドルとしてデビューすることが決定。彩理が中心となって芸能活動を始めることとなる。
エンジェルナイン解散
ダンスの練習中彩理が負傷してしまったことで、マネージャー業とアイドル業の兼務は荷が重すぎたと判断。エンジェルナイン解散を決断する。
・・・決めた。
本日をもってエンジェルナインは解散する!
もともと姉さんは頑張りすぎるクセがあるんだ。
それなのに、多くの仕事も頼んで負担をかけてしまっていた。
・・・それに、エンジェルナインは大きくなりすぎたからね。解散させる以外、方法はない。
心配しないで、姉さん。もともと彼女たちがいなくても野球部は回っていたんだ。
それに・・・姉さんの身体が一番大事だからね。
その後しばらくは腑抜けて練習に身が入らなくなってしまう虹谷であったが、マネージャー月影ひかりの献身的なサポートにより、意欲を回復させていく。
ジャスミンを追いかけて(夏の大会)
地方大会1回戦
対戦相手のバス停前高校そっちのけで、どちらが女子の注目を一番集めるか、神成と言い争う。
地方大会決勝
秋の大会で敗れた相手、あかつき大附属の一ノ瀬塔哉に「キミとボク、パーフェクトな天才同士どちらがモテるのかはっきりさせておきたかったんだ!」と勝負を挑み、相手を困惑させてしまう。
そして勝利した場合は、彼に対し「甲子園でキミの分まで目立ちまくって女の子にモテまくる!!」と宣言する。
甲子園到着
主人公が大舞台に緊張するのを他所に、東雲、神成と会場の女子を品定め。誰か1人を急いで選ぶ必要もないし、片っ端から愛でていこうと呑気にリラックスした姿を見せる。
甲子園決勝
ついに待望の聖ジャスミンとご対面かと思いきや、対戦相手は準決勝で同校を破り勝ち上がってきた、むくつけき巨漢・堂江竜河率いるマントル辺境高校。女子のケツを追いかけるのに忙しく、他校の試合結果を確認していなかったため、会場に来て初めてこの事実を知ることとなった虹谷は大いに憤慨。「フン、お前らのことは聞いているぞ。女の尻ばかり追い回しているそうだな」「お前らみたいなナンパな連中はワシらのバルカン打線で打ち砕いてやるわい!」と気炎を揚げる堂江が怯むほどの殺気を醸し出し、「ボクは今、モーレツに怒っている」と勝利への執念を大いに燃やす。
そして、優勝した際には深紅の優勝旗をひかりに手渡し、彼女の手厚いサポートへの感謝を伝える。
エピローグ
卒業の際はひかりに頼まれ、「大切な仲間」として制服の第二ボタンを授与。
その後、自らと同様プロ入りを決めた主人公、東雲、神成と部室で談笑し、バラバラだったチームをまとめ上げた功労者である主人公が4人の中で一番成功を収めるかもしれないとの予言を残す。が、女性ファンの声援を誰が一番集めるかについては、自分と主張して譲らないのであった。
その他
主人公が地方大会の先発に選ばれると、「球場の女の子の視線を一挙に集める先発の座は、このボクにこそふさわしいはずでは!?」と猛抗議するが、「ヒーローは遅れて登場するものよ。誠はとっておきの切り札なの」と彩理になだめられ、あっさり納得。前座の役割をしっかり務めてくれと彼に言い付ける。
○○、前座はキミに任せた。しっかりと場を温めてくれよ。
そう!ヒーローたるこのボクがド派手に登場するためにもね!
ダークエンジェル編
キャプテン陥落
気の緩みから秋の地方大会で敗北を喫した天空中央高校野球部は、謎の女性ミス・レイリー率いるエンジェルナインにクーデターを起こされ、部員たちはエンジェルから罵倒を受けるように。さらにはハードな練習メニューを課されてしまう。
クーデターにあまり乗り気でなさそうなひかりから事情を聞き出した虹谷は、少し話し合えば簡単に事態は解決すると気楽に構え、前回の反省は十分に行ったのでもう油断はしていない、だからもう自分たちにきつく当たる必要はないとエンジェルたちに向けて演説をぶつが、女性を前にすると隙だらけという事実を改めてレイリーに突き付けられ、ぐうの音も出なくなる。さらには、「そもそも女性のことばかり気にするオマエこそが、チーム弱体化の元凶だ。キャプテンに向いていないのではないか?」とまでこき下ろされ、レイリーの相棒ミスター・ファウルとキャプテンの座を争って勝負することに。
ファウルのスクリームボールと規格外と言うべきパワーの前に惨敗した彼はショックのあまり気絶。目を覚ました保健室で東雲、神成と情報交換をしていると、そこへ突入してきたレイリーによって魂をソウルジェイルへ吸い取られてしまい、ミスを連発し棒球を連投する上、驚くべきことに女子の呼びかけにも反応しない無気力な状態になってしまう。
あざやかなる復活
自分たち2人が何とかソウルジェイルの呪縛を解いた一方、虹谷がいつまで経っても魂を取り戻さないため、ついに荒療治に出ることにした東雲と神成。集めた大量のキャピキャピ女子で彼をもみくちゃにし、ついに復活の兆しのような反応を得る。
天国か?天国なのか!?
部室に美女たちがいっぱいだ!?
ヘブン、ブラボォーーー!!
そこへやって来たひかりが、本気で心配させといてこれとは何事だと鉄拳制裁を食らわせたことで虹谷は完全復活を果たし、後日、キャプテンの座をかけたリベンジマッチに挑戦。東雲の作戦に従ってファウルの弱点を突き、キャプテンの座を奪還し、エンジェルナインの解散を宣言する。
幸せの青い鳥?
あの鉄拳制裁以来、寝ても覚めてもひかりのことが頭に浮かんでくるという虹谷。「こりゃあ面白えじゃねえか」「ごちそうさま。どうぞお幸せに」と神成と東雲に茶化され、「そ、そんな突き放さないでくれたまえ!こんなことは初めてなんだ!」と意外にもウブな一面を見せる。
あれから・・・どうもおかしいんだよ。
うわあ!ひかりくん!?
も、もちろんだとも!!
そ、そこが最高だよ、うん!
・・・そうなんだ。どうしたことか、寝ても覚めても彼女のことばかりが頭の中に。
甲子園決勝
超弱小校のラズベリーを甲子園決勝まで導いてきたレイリーと対面。「へえ、キミはラズベリーのジャージも似合っているね」と愛想を振りまきつつ、天空中央から姿を消した理由を尋ねると、やらないとならないことがあった上、紅白戦のリベンジを果たしたいから(「本来の実力なら、ミスター・ファウルはお前のような軽い男に負けはしない!」)という答えが返ってき、「じゃあ、今日で決着をつけよう」と珍しく真面目にキメる。
- 天空中央高校が勝利した場合、魂を取り戻したファウルを抱き締めるレイリーを目にして一旦出直そうとするも呼び止められ、闇野の脅威について意味深な予言を受ける。散々引っかき回してきた因縁の相手であるにも関わらず、立ち去る2人を微笑ましく見つめる虹谷は、レイリーとファウルの関係性が自分たち姉弟の関係に似ているように感じられ、とても他人事とは思えないのだとやけに好意的な理由について語るのであった。
あの2人の関係はボクと姉さんみたいなものなんだろう。
なんだか人ごとには思えなくてね。
- 天空中央高校が敗れた場合、レイリーから真相を聞き出そうとする主人公に対し、敗者が顔を見せに行くのはみっともないと言い聞かせ、「いつもいい加減なクセにこんなときだけカッコつけて・・・」と白い目で見られるのであった。
いいかい、ボクたちは負けたんだよ。
おめおめとレイリーたちの前に顔を見せに行くのはよしたまえ。
エピローグ
卒業の際はひかりに頼まれ、制服の第二ボタンを授与。さらには交際を申し込む。
キミのことが頭から離れないんだ。
もしよかったら、今後もずっとボクの事を助けてくれないだろうか?
その後、自らと同様プロ入りを決めた主人公、東雲、神成と部室で談笑し、ダークエンジェルたちの罵倒に耐えながらひたすら練習を続けた主人公が4人の中で一番成功を収めるかもしれないとの予言を残す。が、女性ファンの声援を誰が一番集めるかについては、自分と主張して譲らないのであった。
ランダムイベント
『他校偵察』
2パターンが存在。
- 1つ目のパターンでは、偵察を終え、有意義な偵察になったと主人公が満足げにする一方、今日は空振りだったと虹谷は不満げ。話を聞いてみると、お目当ての美人マネが休みでいなかったとのことで、主人公は呆れる他ないのであった。
- もう1つのパターンでは、虹谷も真面目に偵察していると思いきや、女子マネージャーの品定めをしていると判明。そうこうしているうちに相手校の部員に見つかり、捕まえられそうになる羽目に。虹谷は、レディにしか興味がないと主人公を置いてそそくさと逃げ去ってしまうのであった。
『ラブレター』
メールアドレス付きのラブレターを受け取った虹谷は、別の女子にメールを送ってしまった上、その女子が元々ラブレターを送って来た女子と友達だったため修羅場になって両方からフラれる羽目に。女の子リストを管理してくれるマネージャーが欲しいと嘆いて主人公を呆れさせるのであった。
『トップクラスの選択授業』
「美術」の選択肢を選ぶと虹谷が登場。主人公とペアを組んでスケッチをすることになる。
- 成功パターンでは見事な裸婦像を描き上げ、画才を見せつけるが、ペアである以上自分を描けよと主人公にツッコまれてしまうのであった。
- 失敗パターンでは主人公の描いたスケッチを見て「やれやれ、これがボクかい?まったく美しさが感じられないよ」と呆れ顔。見事に描き上げた自画像を見せびらかして、ペアである以上自分をモデルに描けよとツッコまれるも、「美しくないものを描くのはモチベーションが上がらなくてね」と貶して彼を怒らせるのであった。
『出来のいい男』
女子マネージャーたちと買い出しに行くからとさっさと練習メニューをこなしてグラウンドを去る虹谷に「相変わらず、女の子絡みだとすごいパワーを発揮するな」と主人公は嘆息。その後彩理に彼の行方を尋ねられ、マネージャーと買い物しに行ったと伝えると、「自分の練習よりお手伝いを選ぶなんてさっすが誠、優しいんだから」「でも、心配だなー。あの子はとってもシャイだから女の子と一緒なんて大丈夫かな?」とまるで実像を知らないかのようなとぼけた返事が返ってくるのであった。
円卓高校 Braves of the Round
恵比留高校の暗躍により、各校野球部が活動休止に追い込まれる中、虹谷も円卓高校野球部に加わることに。
合流初日に早速久根美亜をナンパしようとしたところで、同じく円卓野球部に招かれた木場嵐士に制止され、危うく喧嘩になりかけるなど女好きと木場との相性の悪さは健在。なんでも、彼自身は阿麻に招かれたわけではなく、夏の大会で敗退して各地を放浪した際、妄想で自らを鍛える野球部(=支良州水産高校)に出会い、その真似をして妄想の極みに達した結果、妄想の中のエンジェルたちに円卓野球部に加わるよう言われたとのこと。
そう・・・あれは夏の大会に敗退した後のことさ。
ボクは自分の道を見失い各地をさまよっていた。
そんな時に出会ったんだ。妄想することによって己を鍛える野球部員たちにね。
そして、彼らに刺激を受けてボクは自らのイメージに磨きをかけた!
妄想の極みに達したのさ!
その妄想の中でエンジェルたちがボクに告げたんだ!円卓高校に赴き、戦いに加われと!
その後は寄せ集めチームの弊害の象徴として木場といがみ合う姿がクローズアップされつつも、時として息の合った姿も見せるように。シナリオ上重要な役割を果たすわけではないが、妄想の達人として"魔法使い"さながらの極まった発言を連発したり、トゥルールートの甲子園決勝では、決戦を前にカッコ良い決め台詞を吐いたりするなど、随所で存在感を発揮する。
彼がいかに闇を放っても関係ない!このボクが、甲子園に輝く虹をかけてみせよう!
ヒーローエピック『不屈の魂?』
恵比留高校のハニートラップに引っかかり、カメラで魂を奪われてしまう虹谷であったが、ちょうど通りすがった木場とスパイ女がぶつかりカメラが壊れたおかげで難を逃れるのであった。
ランダムイベント
『虹谷の真意』
円卓高校でも相変わらず女子のケツを追いかけまくる虹谷は、「いつも女子にくっついて回ってだらしがないぞ」と岸田から注意されるが、阿麻にくっついて回ってる岸田と何の違いがあるのだと反論。彼からは浮ついた態度が問題なのだとはっきり指摘され、主人公からは女子に良いカッコするために円卓へやって来たのかと尋ねられてしまう。
その質問にも決して動じることはなく、「ボクはただ、エンジェルに笑顔になってほしいのさ」と答え、妄想を会得する前に体験したエピソードについて回想を始める……。
要約すると、とある学校(支良州水産)を訪ねた際、野球部員が生気を失っていた一方、海と麦わら帽子の似合うかわいらしいレディ(倉家凪)が唯一の希望として光り輝く笑顔を浮かべていたのを目の当たりにして、この笑顔を守るためには恵比留の暗躍を阻止するしかないと誓ったのだとのこと。誓いを立てて野球に臨んでいたとは、たった1人の女性のためにそこまでするとは、とそれぞれ岸田と主人公に感心されるが、自分のターゲットは1人に限らない、この世の全てのエンジェルたちだと否定してナンパを再開してしまい、「・・・やはり、けしからんヤツだな」と岸田に呆れられるのであった。
とある学校を訪れたボクはとても悲しい現状を目の当たりにした。
そこの野球部員は恵比留高校の影響か、みんな疲れ果て笑顔を失っていたんだ。
ところが、そこには唯一の希望が生き残っていたのさ。光り輝く笑顔のレディがね。
海と麦わら帽子の似合うかわいらしいレディだった。
彼女の笑顔は光を受けてきらめく水面のように無垢な輝きを放っていた。
この希望を失わないためには恵比留の暗躍を食い止めるしかない!
・・・そう思って、ボクは恵比留と戦うことを誓ったんだ。
『連合チームの練習法』
虹谷のグループで彼独自の練習法へ参加することにした主人公。「あざやかな妄想で自分を高める」というメソッドに従い、甲子園で優勝した自分を思い浮かべ、彼の誘導に従い美しいエンジェルたちに次々と祝福のキスを授けられる極楽を夢想していると、ボールが直撃。現実に引き戻されてしまうのであった。
いらっしゃい、ここはあざやかな妄想で自分を高めるグループさ。
十分に極めた妄想は現実になる。まずは自分の理想の姿を描くところから始めよう。
『消えたお宝を探せ』
代々受け継がれてきたムフフなコレクションが部室のロッカーからなくなっていると矢部から相談を受けた主人公は、虹谷に話を聞いてみることに。同コレクションを「常夏のエンジェルたちが見られる雑誌」とあざやかに言い換えた彼は、部室の掃除で撤去されてしまったのだと真実を明かしつつ、記憶の中に焼き付けた理想郷に彼女たちは存在するのだから案ずることはないと矢部を励ますが、それは妄想だと主人公にツッコまれてしまうのであった。
大丈夫。そう嘆くことはないさ。
さあ、瞳を閉じてごらん。そこにキミの記憶の彼女たちがいるはずだよ。
フッ、楽園はいつだってボクたちの心の中にあるのさ。
さあ、ともに行こう!ボクたちだけの理想郷へ!
イベキャラ
通常バージョン
誰もが認める天才投手。七色の変化球をあざやかにあやつり球速、コントロールも高レベルでしかもスタミナも絶倫。これで性格さえまともなら・・・
(パワプロアプリN~PRのプロフィールより)
超一流の本格派投手。多彩な球種とコントロールを持ち球速、スタミナ、野手能力も一級品。腰が軽くて女好きな性格のせいか驚くほど足が速い。
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより)
ユニークボーナス:あざやかな伝説
自己紹介
見物しに来た女性陣の声援を背に、切れ味鋭い変化球をあざやかに投げ込む虹谷。見かねた主人公が捕手役のモブと共に彼の許へ向かい、ギャラリーばかり意識して練習するな、捕手のサインに従え、とそれぞれ非難するも、「そうは言われてもね・・・キミの采配はあざやかさに欠ける」「そう!たとえ練習でも観客を楽しませる!それこそがボクの流儀なのさ!」とどこ吹く風で、ついにはギャラリーの女子をナンパし始めてしまう。あまりのナメた態度に堪忍袋の緒が切れたモブにより連行されていく彼を見て、主人公は「やれやれ、あれさえなければカンペキなヤツなのになぁ」と嘆くのであった。
全レアイベント『黄色い声援』
グラウンドを取り囲む虹谷目当ての女子たちの嬌声に主人公は辟易。しかも、虹谷が女子を喜ばせるためのスタンドプレーを続けるため、ボルテージは増していくばかりで……。
- 「ギャラリーを追い払う」を選んだ場合、ギャラリーを追い払ったことでグラウンドは落ち着きを取り戻すが、虹谷は精彩を欠いたプレーを連発するように。「はあ・・・○○は平気なのかい?この打球音や野太い声ばかりが飛び交う味気ないグラウンド。ボクは、こんなグラウンドには何の希望も見いだせはしないよ」と愚痴を漏らし、「わかりやすいヤツ」と主人公に呆れられてしまうのであった。
- 「負けずに声を張る」を選んだ場合、主人公は女子の声援に負けじと声を張って練習に臨み、チームメイトの士気を高めることにも成功するが、「○○、熱くなりすぎだ!女の子からの声援が聞こえなくなるじゃないか!」と虹谷に怒られてしまい、「知るか、そんなことー!」と突っぱねるのであった。
- 「無視して練習に集中する」を選んだ場合、主人公は無視を決め込んで練習に打ち込むことに。すると、「黙々と練習してるのカッコよくない?」「ホントだ、ルックスはフツーだけどクールな感じがいいかも!」と期せずして女子からの人気を集めてしまい、「う、うおお~っ!!練習メニュー追加だぁぁぁぁぁ~っ!!」と虹谷から対抗心を燃やされてしまうのであった。
Rイベント『地獄の千本ナンパ』
1回目
皆と同じ基本の練習メニューをこなした上でお気楽に独自の練習も行っている虹谷のスタミナの秘訣を探ろうと尾行を始める主人公。
しかし、彼が秘密の練習をしているなどということはなく、女性をナンパするのみ。しかも、ナンパ相手のいかつい彼氏に凄まれて尻尾を巻いて逃げ出すオマケつき。
今、タクシーから降り立ったキミ!そのうるわしき髪、そして輝く瞳!あざやかな限りだね!
どうだい?このあと、食事でも。
おや、たしかに食事時じゃない・・・お茶に誘うべきだったかな?
ふっ、既に意中の男性がいたとはね。幸せになりなよ、レディ。
ご、ごめんなさーい!!
その後海にまで繰り出しナンパを再開した虹谷に「まったく、成功もしないナンパのためによくやるよ」と呆れる主人公だったが、毎日ナンパのために走り回ることでスタミナとメンタルが鍛えられているのだということに思い至り、当初の目的通りの収穫を得る。と同時に、夕暮れまで海に出張ったことで走って帰らなくてはならなくなったことに思いを馳せ、ゲッソリするのであった。
ここならまだ見ぬヴィーナスがたくさんいるはず!
今行くよー!うるわしの人魚たちー!
・・・今日も残念ながらボクの女神は見つからなかったな。
ボクの輝きがまぶしすぎるのか?
ボクを前にしたレディは誰もが恥じらいを見せ、目を背けていく。
よし、そうと分かったら明日はもう少し輝きを抑えて迫るとしよう!
はははははは!
2回目
街を歩いていると偶然ナンパ中の虹谷と出会った主人公。やはり惨敗する彼に、「振られたみたいだな」と声を掛けると、「振られてなどいないさ。あの子は恥ずかしがっていただけだよ」との弁。ナンパに割く時間を野球に使えばもっと上達するのではと尋ねてみるも、ナンパを通じて観察眼と揺さぶりのテクニック、さらには体力や精神力を培っている他、可愛いマネージャー目当てで他校の偵察も行っているのだと熱弁を振るう彼のペースに乗せられ、気付けば自分もナンパに挑戦してみることになってしまう。
- 成功パターンでは、あまりにも初々しい様子が逆に功を奏したのか、ナンパに成功。しかし、そのショックで彼は立ちながらにして気絶してしまう(たとえ六股していても)。これでは仕方ないので代わりに自分と遊ぼうと棚ぼたを狙う虹谷だったが、タイプじゃないとバッサリ。「ふっ・・・他になびかない一途なレディもステキだよ」と決してめげない不屈の精神を見せつけるのであった。
- 失敗パターンでは、あえなく撃沈。ショックの表情を浮かべるが、「落ちこんでいるヒマはない!」「言ったはずだ!ナンパは挑戦の道であると!さぁ次だ!」と虹谷に励まされ、連戦を重ねるも全敗。今後も共にナンパの道を究めようと彼に誘われるも、「もう勘弁して・・・」とのみ呟くのであった。
はっはっはっ!それでいいのさ、○○!
今日の千本ナンパでキミはあざやかに成長した!美しい連敗街道だったよ!
さぁ、これからも一緒にナンパの道を究めようじゃないか!あの虹を越えて!
SRイベント『ノーレイン、ノーレインボー』
1回目
練習試合において8回を3点のリードで迎え、最後を託された虹谷は女子の声援を受け余裕綽々といった様子。しかし、ボコボコに打ち込まれてしまい……。
- 「はげます」を選んだ場合、今日は運が悪かったなと励ますことに。「なんという屈辱だ・・・今のボクの心は雨の前の曇り空のようさ」と落ち込む彼のため、調子を取り戻すまで女子抜きで(もちろん虹谷は不満げ)練習に付き合ってやることにするのであった。
- 「活を入れる」を選んだ場合、試合中にヘラヘラしてあの情けない投球はなんだ、女のことばかり考えているからだと虹谷を諫める主人公であったが、ファンサービスは人気選手の務め、自分が女子の声援なしに真面目に野球できると思っているのかと開き直られてしまい、閉口。その後、夜遅くまでグラウンドに残っている彼を見つけ、こんな時間まで練習とは殊勝なところもあるじゃないかと見直すが、モブ女子とデートの待ち合わせをしていただけと判明し、先程の発言を撤回する羽目になるのであった。(イベント終了)
2回目
いくら練習を重ねても状況は一向に改善せず。極端に悲観的になってしまった虹谷のため、主人公が方向性を示してやることになるが……。
やっぱりダメなんだよ!
ボクの七色の変化球は消えてしまった!
投球を重ねるほどキレがなくなっていく!
もはや曇り空は決壊し今、ボクの心にはどしゃぶりの雨が降っているのさ・・・
- 「ストレートを鍛えるべき」を選んだ場合、七色の変化球にこだわりすぎだと喝破し、決め球を磨いて緩急のついた投球を磨くべしとアドバイスを贈る。さらには、かつて虹谷自身が語った「ボクの決め球は虹のアーチを越えて大いなる天空へ向かう」という言葉を引用し、ストレートを鍛えるのだと方針を提示。「女の子に声をかけるときと同じさ!回りくどいアプローチよりも直接的な表現で訴えるほうがいい!」と納得した様子の虹谷は、晴れやかな笑顔で更なる高みへ成長すると誓うのであった。
- 「変化球を磨くべき」を選んだ場合、最大の武器たる七色の変化球を磨くほかないとアドバイス。「・・・そうか、そうだね。ボクは武器を鍛えるべきだ。なにせ、この武器でたくさんの女の子たちを魅了してきたのだから!」と納得した様子の虹谷は、晴れやかな笑顔で更なる高みへ成長すると誓うのであった。
3回目
かつて打ち込まれた因縁の相手とのリベンジマッチを迎え、「ハーッハッハッハ!歴史の目撃者になるといい!このボクの、あざやかな復活劇のね!」と虹谷は高笑い。あえて女子の入場をシャットアウトし、自らの心に浮かぶ女子の声援の身を頼りに試合に臨んだ彼は、段違いの切れ味鋭い投球を披露し、次々と打者を切って取るが……。
- 失敗パターンでは、2回目の選択に関わらず、内容がほぼ共通。カーブとフォークで簡単に相手打者を2ストライクに追い込むも、投じる度にフラれた記憶が一つ一つフラッシュバックし、冷や汗ダラダラ。精神的に消耗しきった結果、決め球がど真ん中にすっぽ抜けてしまい、痛打を浴びてしまう羽目に。試合後、最後の失投さえなければと主人公に悔やまれるが、「ああ、女の子たちとの思い出が強烈すぎたみたいだ」「さすがはボクの選んだ最高のレディたち!大きな刺激を与えてくれるよ!」とポジティブに応じるのであった。
カーブ!カリンちゃんは不思議な言葉で世界をだます、26の秘密って何!
フォーク!セツカちゃんのおにぎりにはワサビがたっぷりで泣けた!
さ、最後は・・・不眠症になりそうなくらいのサトリちゃんの氷の眼差し・・・
- 成功パターンでは、2回目の選択次第で最後の決め球のセリフのみ変更。見事相手打者を三球三振に切って取り、虹谷誠の復活を高らかに宣言するのであった。
スライダー!押しに弱そうに見えても強固な意志でスルーしてくるコフデちゃんの微笑み!
カーブ!さわやかな笑顔で緊張をほぐしつつも一撃で黙らせるチユちゃんのように!
トドメはストレート!炎のような殺意とえぐるような鉄拳!シズカちゃんの極上スマイルと共に!(「ストレートを鍛えるべき」選択時)
締めはフォーク!笑顔のまま的確に心を突き刺してくる毒舌撫子、シグレちゃんのごとく!(「変化球を磨くべき」選択時)
今、虹はふたたび大いなる天空の高みに・・・
見てくれたかい、○○。虹谷誠の復活を。
ボクの心は今、晴れ渡っている!
そう、絶望の雨のあとには栄光という名の虹が架かるんだ!
降臨バージョン
変化球投手、虹谷誠があざやかに変身。『天使降臨(エンジェルフォール)』で、対戦打者を三振に切って取る。
(パワプロアプリR~PRのプロフィールより)
変化球投手、虹谷誠が妄想パワーでパワーアップした姿。単なる女好きから変態へと進化した。・・・進化?
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより)
ユニークボーナス:あざやかな神話
プロフィールにもある通り、円卓強化での妄想力を鍛え上げた虹谷をイベキャラ化したものになっている。
別Verイベント『虹谷☆エボリューション!』
笑いが止まらない虹谷に「ボクが幸せな理由を当ててみてくれ!」と言われた主人公の答えは……。
- 「美術館に行くから」を選んだ場合、どうせ週末行くと話していた美術館の受付嬢が可愛いからとかそんな所だろうと答えるが、「・・・キミ、ボクをなんだと思ってるんだい?」と不興を買ってしまい、絵画の中に閉じ込められたレディを差し置いて他のレディにかまけるなんて高尚なる美術品に対する冒涜だと叱られる羽目に。絵の中から健気に訴えかけてくるレディには、直接触れることができないからこそ最大限の愛を示さねばならないと諭すように語りかけてくる彼に、妄想じゃないかと主人公はやんわりツッコミを入れるも、むしろその言葉がインスピレーションを与えてしまったようで、妄想の力を以て絵の女性をフレームから解放してやらねばと使命感に駆られ始めた虹谷は、その場を離れて行ってしまうのであった。
いや、当然のことだよ。さすがのボクも、絵の中ではレディの涙をぬぐってあげられないのだから。
代わりに最大限の愛を示すのさ。揺らぐことのない愛を、絵画の中から健気に話しかけてくれる彼女にね。
もう・・・そう?
そうか!ボクの使命はそれだったんだ!
ボクの溢れんばかりの妄想力で彼女をフレームという名のオリから解き放ってあげなくては!
- 「ボランティアがあるから」を選んだ場合、どうせ週末行くことになっているボランティアに新たな出会いを期待しているのだろうと答えるが、彼はボランティアがあること自体忘れていた様子。どうやら懇意にしている女子との予定を入れていたらしく、葛藤の末日常に疲れたボランティアの女性を癒すのも自分の使命だとボランティアを優先することを選んだ虹谷は、例の女子へ謝りに行くと言い出したにもかかわらず、その後は無言で目を閉じてじっとするのみ。どうしたのか尋ねてみると、落涙している脳内の彼女を慰めているのだという答えが返ってき、ついに空想上の女子に手を出し始めたのかと主人公はおののくのであった。
だが今週末はあの子との予定が・・・
最近、ボクを絶えず癒してくれるエンジェルがいてね。
だから今週末はあの子のために使うと決めていたんだ!だが、ボランティアも捨てがたい!
心苦しいけれど、あの子ならこの使命を理解してくれるはずだ。謝ってくるよ。
まさに今、謝っている最中だよ。涙に頬を濡らした彼女を慰めているところなんだ。
- 「特に興味はない」を選んだ場合、そもそもお前が幸せな理由に興味はないと主人公は答え、「いや、そうなのかい?寂しい男だね」「ボクは逆にキミの未来が心配になってきたよ」と虹谷は目を閉じるが……。
- 成功パターンでは、「なんだって!?○○がモテモテに!?」とにわかに目を見開き、「素っ気なさが逆に魅力となりキミはモテモテになっていたんだ・・・ボクの妄想の中でね」と彼は告げ、妄想かとがっかりする主人公に、「バカにしてはいけないよ。妄想できたということは、キミの中にはモテモテの可能性があるのだからね」とまるで自己啓発セミナーのような言葉をかけるのであった。
- 失敗パターンでは、「・・・やっぱりそうか。キミ、今のままだと寂しい人生を送るかもしれないよ」「将来、キミは人への興味が薄れた冷めた人生を送ることとなるようだ」と彼は告げ、何を根拠にそんなことを言うのだという問いには「ナンセンスだよ!ボクの鍛え抜かれた妄想力で出た答えに根拠など必要ないだろう!」と返答。所詮は妄想に過ぎないと判明し、「なんだよ、もう!!本気で心配しちゃっただろー!!」と憤慨する主人公なのであった。
SRイベント『ノーレイン、ノーレインボー』
2回目
- 「ストレートを鍛えるべき」では、通常バージョンから展開に変化はなく、最後に「この後、虹谷は無事スランプを脱出した」という一言が添えられる。(イベント終了)
- 「変化球を磨くべき」では、通常バージョンから展開に変化はなく、最後に「この後、虹谷は無事スランプを脱出した」という一言が添えられる。(イベント終了)
- 「愛を深めるべき」では、女子抜きで調子を崩したのだから、逆に愛を深めてみようと主人公は提案。取り巻きの女子を連れてこようとするも、自分の原動力は確かに愛だが、それはもう自分の中に備わっているもののはずなので女子抜きでやりたいとの答えを受け、虹谷の意見を尊重することにするのであった。
3回目
かつて打ち込まれた因縁の相手とのリベンジマッチを迎えた虹谷は、何やらぶつぶつ呟いてばかりで、主人公に心配される始末。ふと正気に戻り、「このボクの、あざやかな復活劇を見ているといいよ!」と答えるも、今一つ不安は拭えない。
しかし、いざマウンドに上がると、脳裏に浮かんできたエンジェルたちの声援(幻聴)を背に切れ味鋭い投球を続け、ついには決め球のフォークが天使の羽を纏ったように見えたことで、脳内エンジェルの顕現を確信しつつオリジナル変化球・天使降臨を体得。そのまま完封勝利を収めてしまう。
彼を祝福した主人公は、全ては自らの愛により現世に降臨した脳内エンジェルたちのおかげだという彼の答えに「思ってたよりヤバいやつだった・・・」とドン引きするが、素質があるのだから怖がることはない、目を閉じて心の声に耳を傾けるのだと諭され、言われた通りに妄想を試みてみるが……。
まずはスライダー!素顔のガードが固く掴みどころのないビビちゃんのように!
次はカーブ!デートに誘うたびに値段交渉をするマネちゃんのように、したたかに!
さあ、ラスト1球。ボクの心に住むエンジェルたちよ見ていてくれ・・・
トドメはフォーク!全てのエンジェルたちの微笑みをのせて!
今、球の周りに天使の羽が舞ったような・・・
そうか!エンジェルが力を貸してくれたのか!ならば『天使降臨』と名付けよう!
- 「見える!」を選んだ場合、実際に脳内エンジェルたちの姿が視界に立ち上ってき、それを「キミの心の中に住んでいた理想とも言える存在さ」と説明する虹谷の勧めに従って彼女たちと戯れることにするが……。
- 成功パターンでは、「ありがとう、○○。これは真実の愛に気付かせてくれたキミへのお礼だよ」と虹谷に微笑ましく見守られつつ、そのまま幸せに脳内エンジェルと戯れ続けるのであった。
- 失敗パターンでは、モブに話しかけられて我に返ったことにより、恥ずかしさの極致に達し、尻尾を巻いて逃げ去る羽目に。一方、何をやっているのか訊かれた虹谷は、「決まっているだろう。ここにいる彼女とデート中さ」と返答し、「じゃ、そろそろ行こうか。もう暗いし、送って行くよ」と決して脳内彼女の存在を疑うことなく堂々退場。「・・・疲れてんのかな。後でメシでもおごってやろう」と心配されてしまうのであった。
- 「見えない!」を選んだ場合、「いや、そんなの見えないし。だいたい何だよ、エンジェルって」「それは妄想!お前の隣には今、誰もいないの!はい解散!」と冷たく一蹴し、虹谷を精神崩壊へと追い込む。「う、ウソだろう?そんな・・・ありえない・・・」と大いに動揺した彼は、話しかけてきた生身の女子に向かって「これも妄想か。ふ、ふふふ・・・」とだけ呟き、1人歩き去ってしまうのであった。なお、最後のナレーションによると、結局立ち直るのに数日を要したという。
最終兵器バージョン
変化球投手の虹谷誠が、新たな姿であざやかに登場!紫色のリボンは、姉の彩理さんにもらったものらしい。
(パワプロアプリR~PRのプロフィールより)
変化球投手の虹谷誠が、新たな力を得て最終兵器バージョンで登場!リボンをほどくことで、最終兵器モードになるらしいぞ。
(パワプロアプリSR~PSRのプロフィールより)
ユニークボーナス:あざやかなウェポン
5周年の[好敵手]猪狩守、6周年の[キング]阿麻央真、7周年の白霧凍子に続くパワプロアプリ8周年を記念したキャラクターとして実装。
別Verイベント『最終兵器』
長髪が試合で邪魔にならないのか主人公が虹谷に尋ねると、「フッ、それは愚問だね。なぜなら、僕は姉さんに守ってもらっているからね!」という答えが返ってきて驚くことに。「単に、姉さんからもらったリボンで髪の毛をまとめているだけのことだよ」と付け加えられて、唐突にシスコンをカミングアウトされたかと思ったと笑うと、確かに姉のことは大事に思っているが、それはあくまで一般的な姉弟愛の範疇での話だと釈明される。
そこで、リボンについてある質問が思い浮かんだ彼は、それを投げかけてみることにし……。
- 「毎日結んでもらってるの?」を選んだ場合、選択肢の通り毎日髪を結んでもらっているのか質問。いつまでも自分のことを小さい子供だと思っているのか、好んで髪の毛をいじってくると頷かれる。
- 「いつもらったんだ?」を選んだ場合、選択肢の通りリボンをもらった時期について質問。小学生の頃から定期的に紫のリボンを贈られており今のリボンは先月もらったものであると聞かされることとなり、いつも紫色であることに隠された意味でもあるのかと疑い始めた彼に、「いや、単に似合うからじゃないのか?」と苦笑混じりに応じる。
いずれにせよ、リボンを外すよう頼んで、解いた容姿を「ワイルドな見た目」「なんだか強そう」と評すると、これからは気分転換したい時にでも外すようにしようかと一度は上機嫌な反応を得たものの、虹谷はそこではたと立ち止まって、「ボクがそんなことをしたら姉さんが悲しむんじゃないかな?」と考え込むようになってしまい、「やっぱり、シスコンなんじゃ・・・」と再び疑惑の目を向けざるを得なくなってしまうのであった。
SRイベント『ノーレイン、ノーレインボー』
3回目
フッ、髪の毛を解放した今!ボクの全身には新たな力がみなぎっている。
これこそ最終兵器モード!これまで出会った素敵な女の子との思い出がボクの力となるのさ!
かつて打ち込まれた因縁の相手とのリベンジマッチを迎え、「フフフ・・・歴史の目撃者になるといい!このボクの、あざやかな復活劇のね!」と不敵に笑う虹谷。髪の毛を解いて”最終兵器モード”を解放したと宣言した彼は、これまで出会った女子との思い出を力にトントン拍子で2ストライクを奪っていく。
まずはスライダー!とりつく島もなく、きっぱり拒絶するシキちゃんのように!
次はカーブ!少し困った笑顔を浮かべてするりと逃げるナギちゃんのように!
トドメはストレート!!すでに心に想い人を宿しているカナデちゃんのごとく無慈悲な一撃!(「ストレートを鍛えるべき」選択時)
最後はフォーク!美しくも威圧的な笑みを浮かべたミサちゃんのような切れ味で!(「変化球を磨くべき」選択時)
- 成功パターンでは、そのまま相手打者を圧倒。完全復活だと主人公に讃えられ、「フフフ、要は心の問題だとあざやかに気がついたからね。だから、髪を縛っているリボンを・・・」としたり顔で解説しているところでポケットに入れていたはずのリボンがないことに気づき大騒ぎ。最終的に見つかりはしたものの、以降彼が最終兵器モードを使うことは決してなかったのであった。
- 失敗パターンでは、決め球がすっぽ抜けてアッサリ打ち返されてしまうことに。最後の失投さえなければ完全復活だったのに一体どうしたのだと主人公に尋ねられ、「・・・投げる瞬間に髪の毛が目に入ったんだ」と真実を打ち明けるのであった。
コンボイベント
『アツい眼差し』
尾根瑛人とのコンボ。近頃尾根からの熱視線に晒されて調子が悪くなっているのだが、相手のハートが女子である以上こちらから邪険に扱うことができないと虹谷から相談された主人公のは……。
- 「わかった、任せろ」を選んだ場合、メッセンジャー役を買って出て、虹谷が熱視線に困っていると尾根に伝えることに。後日、視線に苦しむこともなくなった上、熱心に自分のビデオを撮影する女子のおかげで絶好調の虹谷を尻目に、他校のスパイかもしれぬと警戒した主人公がその女子の跡をつけてみると、そこには尾根の姿が。ビデオを受け取って「これで誠ちゃんを思う存分じっくりたーっぷり見ることができるわね」と喜ぶ彼を目にし、思わず身震いしてしまうのであった。
- 「自分で言えよ!」を選んだ場合、他人任せにするなと叱咤し、尾根に直談判する虹谷に同行することに。意を決し、前々から視線を感じていたが、その気持ちには応えられないと切り出す虹谷に、彼を見つめていたのは投手としての技術を学ぶためだと尾根は説明し、本命は別にいるとキッパリ宣言。そして、頬を染めつつ主人公に秋波を送るのであった。
- 「付き合っちゃえよ」を選んだ場合、いっそのこと付き合ってみればとあえて極端な提案をしてみることに。それだけはあり得ないと即答されたのを受け、すぐさま答えられるくらい心が決まっているのならはっきり伝えてやるべきだという結論に持っていき、尾根をフりに向かう虹谷に同行する。しかし、尾根が頻りに視線を送っていたのは変化球の制球について研究するためと図らずも判明し、安心しきった虹谷は、和やかなムードの中、尾根と互いの技術を教え合うのであった。
『保健室にて』
虹谷彩理とのコンボ。虹谷が熱を出し、保健室で彩理に看病されているという話を聞いた主人公は様子を見てみることに。彼女曰く、最近のハードな練習が祟ったようだとのことだが……。
- 「心配だね」を選んだ場合、普段元気な分こたえると主人公も心配。自分がマネージャーに復帰したことではりきってしまったのかもと語る彩理から、ケガで入院していた彼女を楽しませるためボールに色々な変化をつけて投げているうちに数々の変化球を習得していったことが野球選手虹谷のルーツだといういかにも姉思いなエピソードを聞くこととなる。しかし、後日すっかり健康を取り戻した虹谷にその話をフッてみると、「・・・そうだっけ?きっかけなんてもう覚えていないよ」「ま、きっかけはどうであれボクをはりきらせるものといったら女の子の声援に勝るものはないよね!」との答えで、「いつ、どこでこんなふうになっちゃったんだろうな・・・」とほとほと呆れ果ててしまうのであった。
- 「女の子の声援で目覚めるよ」を選んだ場合、虹谷はタフだから女子の声援でもあればすぐに目を覚ますだろうと主人公は軽口を叩くが、彩理が虹谷の女好きに気付いていないことを思い出し、うるさくすれば目を覚ますかなとなんとなく思っただけだ、と慌てて取り繕う羽目に。実際集めた女子に声を掛けてもらうと、飛び起きた虹谷は「やあ、レディたち!ボクを呼んだかい!?」「ふふふ、心配無用さ!今からボクのあざやかな変化球を見せてあげるよ!」と先程まで浮かべていた苦悶の表情はどこへやら、笑顔を弾けさせる。そんな彼に、今日はもう帰って休めと忠告すると、「大丈夫さ!ボクは女の子のためなら不死鳥にだってなれる!」と能天気な返事が返ってくるも、彩理も加勢したことで帰宅させることに成功。先程の醜態を「責任感が強いからみんなの応援に応えようとしたのかな」と好意的に捉える彼女に半ば呆れる主人公なのであった。
- 「練習内容を調整しよう」を選んだ場合、負担が軽くなるよう練習メニューを調整すると主人公は受け合うことに。彩理に感謝されつつ「これからもよろしくね。この子、頑張り屋さんで今日みたいに疲れを隠しちゃうから」と頼みにされ、内心「いや、虹谷のことだから疲れに気付いていないだけかも・・・」とツッコむのであった。
『あざやかな2人』
桜沢樹とのコンボ。練習を終え、河川敷を歩いていた主人公と虹谷は、女性の悲鳴らしき声を聞き付け現場に急行するも、現役アイドルの桜沢に出会ったファンの女子が上げた歓喜の嬌声であったと判明。主人公が拍子抜けする一方、状況を理解する気のない虹谷は心配するフリをしてナンパを始め、その女子に逃げられてしまう(なお、「おっと、行ってしまったか。恥ずかしがらなくてもいいのにね」などとといつものおめでたい思考回路でショックを受けることは見事回避)。
助けにきたつもりが申し訳ないことをしてしまったと主人公は虹谷に呆れつつ落ち込むが、困っていた自分としては助かった、ああいう状況は苦手なので、簡単に会話できる虹谷が羨ましいと桜沢は切実な思いを吐露。ならば女性との接し方を伝授してやろうと虹谷が言い出して……。
- 「どんなモノなんだ?」を選んだ場合、彼女の有無で展開が分岐。どんなものか気になって、女性への接し方について教えてもらおうとする主人公であったが、あざやかさが足りないので説明するだけ時間のムダ、冴えない人間が自分のやり方を真似られるはずがないとこきおろされてしまう。
- ここで、彼女がいる場合は、「・・・いや、そうとは限らね~ぜ?これで結構スミに置けないところがあるみて~だし・・・」と桜沢から援護してもらい、虹谷も「なるほど、ボクらと違ってひっそりと輝く者もいるということか」「いいだろう、つつましやかなキミにあざやかな幸あれ!」と見直してくれるが、ナチュラルに見下した発言にイマイチ釈然としない主人公なのであった。
- 彼女がいない場合は、「ま、気にすんなって。虹谷の言い分はともかく騒がれるのも大変なんだぜ?」と桜沢にフォローしてもらい、「フッ、ボクたちの苦労を知らずに済むんだからキミは本当に幸せ者だよ」と調子に乗り続ける虹谷に、「お前はノリノリだろ」と内心ツッコむのであった。
- 「桜沢にはいい機会だ」を選んだ場合、女性に慣れるにはいい機会じゃないかと主人公も加勢し、手本を見せてやると息巻いた虹谷は猛ダッシュで夜の公園へ。早速女子学生を捕まえてナンパを始めたちょうどその時、彼を止めようとする主人公と桜沢も遅れて到着し、以下成否判定でパターン分岐。
- 成功パターンでは、桜沢が「そこのお前!逃げろ!」と声を掛けたことで女子学生は逃走、手本を見せるつもりだったのに何のつもりだとおかんむりの虹谷だったが、主人公と桜沢2人ともに指摘されたことではじめて自らが怖がられていた事実を認識し、一件落着。「女の子にビシッと声をかけてさすがはアイドルだ」「そう謙遜しないでくれ。ボクのほうがレディとの接し方を教えられてしまったほどだよ」と他2人に盛り立てられた桜沢は、自分なんてまだまだだとあくまで謙虚に応じ、それならこれからは2人であざやかさを磨いていこう(やはり主人公抜き)と虹谷に誘われるのであった。
- 失敗パターンでは、集団で取り囲もうとしていると勘違いされ、その女子学生に逃げられてしまう。手本を見せるつもりだったのに何のつもりだとおかんむりの虹谷だったが、主人公と桜沢2人ともに指摘されたことではじめて自らが怖がられていた事実を認識。これで一段落かと思いきや、通報を受け駆け付けた警官が迫ってき、3人とも慌てて逃げる(なお、最初主人公は2人のあざやかな逃げ去り方に見惚れてしまう)羽目になるのであった。
『虹谷、絶体絶命!?』
オクタヴィアとのコンボ。手頃なシモベを探しているというオクタヴィアに捕まった主人公はキッパリと断りを入れるが、彼女は実力行使も辞さない様子。一波乱起こるかと思ったその時、それは自分が喜んで引き受けようと虹谷が立候補し、「このボクを忘れるなんてツレないね!キミのようにステキな女性を笑顔にするために生まれたこのボクを!」と熱烈なラブコールを送り始め……。
- 「虹谷に譲る」を選んだ場合、虹谷に押し付けられると快くシモベの座を譲ろうとする主人公だったが、虹谷と共にシモベ候補扱いを受けることとなり、大誤算。誠と呼んでほしいとおねだりした虹谷は「イヤよ。私は好きに呼ばせてもらうわ」と一蹴され、「自己主張の強さがまた魅力的だね・・・」としみじみ。さらには、通りがかりの取り巻き女子に「やあレディ!今日も麗しいね!」と挨拶し、今度行くデート先について「エンジェルが望むところならどこでもさ!キミの笑顔の花が咲く場所を探して・・・ね」と語るなど、軽薄そのものな言動を披露し、「口八丁手八丁の、八方美人はキライなの!」とシモベ候補認定を取り消されることとなってしまう。そして、「くっ、レディにモテモテのボクにはシモベ候補は無理・・・」「キミにうってつけの役目ということか!」と妬ましげに主人公を見つめ、「失礼なヤツだな!」とツッコまれるのであった。
- 「虹谷を止める」を選んだ場合、ロクなことにならないと主人公は虹谷を止めようとし、以下成否判定。
- 成功パターンでは、優れた投手なので見逃してやって欲しいと懇願することにするが、だからこそシモベにしたいのだ、有望な人材なのでムチャをさせるつもりはない(ので安心して欲しい)などといった答えが返ってき、虹谷は一層乗り気に。彼を餌食にするわけにいかないと断固決意した主人公は、シモベになれば他の女性と出会えなくなるかもしれないぞと説得することで何とか翻意させるも、案の定オクタヴィアの逆鱗に触れてしまい、厳しく締め上げられることになるのであった。
- 失敗パターンでは、捕まったが最後、二度と逃げられないぞと忠告するが、虹谷には逆効果。二度と離してくれないほどの強い愛ならば、自分はそれ受け止めてみせようと宣言してしまう。後日、教室で深く息をつく彼は、心配する主人公にこれはオクタヴィアとの海中デートをより長く、より深く行うために肺活量を鍛えているのだと説明、「・・・あんまり深みにハマり過ぎるなよ?」と心配されるのであった。
ん?今のは深呼吸さ。オクタヴィアちゃんの愛を、より深く受け止めるためのね。
彼女はよく海中デートに誘ってくるからね。
より長く、より深くデートをするために、肺活量を鍛えていたのさ!
パワサカ
天空中央高校編
全てにおいて頂点を目指すことを校是とする天空中央高校において、全国区の強豪である野球部の絶対的エースを務め、誰からも一目置かれる存在として登場。自らが考案し、野球部を復調へと導いたエンジェルナイン計画をサッカー部にもたらしたことで、結果的に万年地方大会止まりだった彼らの変革を促すこととなった。
彼自身は夏の甲子園で優勝を果たすなど順風満帆なキャリアを歩んでおり、それが一部サッカー部員にはあまりにまぶしく映ることも。しかし、不調であっても疲れていても、納得いく変化球が決まるまで投げ込みを続けることを毎日の日課にしているというパワプロアプリの描写からは想像できない努力家な一面を見せ(キャラ崩壊と言っちゃキャラ崩壊)、"天才・虹谷"への劣等感コンプレックスからイマイチ殻を破りきれないでいた鳳爽矢の成長に一役買った。
パワプロ2024-2025
七色の変化球をあやつる超一流投手。誰もが認める天才だが、女好きにも「超」がつく。姉の彩理の前では真面目ぶっている。
(パワフルプロ野球2024-2025公式サイトより)
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