大学サッカーではそこそこ活躍したらしいが選手ではなく指導者の道を進み、
しばらくは小学生の指導をしていたらしいがモンペ保護者からの抗議により辞めされられた過去がある。

熱血スパルタ指導という触れ込みだったが、
蓋を開けてみればグラウンド5周(サッカーコート1面の5周なら1730m)程度で音を上げる千尋谷高校の部員がサッカープレイヤーとしては貧弱すぎる(高校サッカーの1試合の平均走行距離は8～9km)だけであり、
水を飲まずに練習した事を誇る矢部坂を𠮟るなど指導面は非常に的確かつ堅実、
後述の戦術面もさることながら練習を飽きさせない工夫や、強豪相手にまずは得点という目標を達成させるなど、
モチベーションのコントロールに長けた名将の片鱗を見せている。

千尋谷高校通常ルート

千尋谷高校限定ルート

タカハラ氏が改革しなかった世界では千尋谷高校ではなく同地区で全国大会常連の鴎河高校の監督に就任している。
全国大会で敗れ目標を失っていた葛城を更生させ、より高い壁として主人公に立ちはだかる。

戦術

スタミナと連携に裏打ちされたハイプレスを理想の戦術として掲げている。
というのも千尋谷のチーム事情がある。

ボール支配率やパス成功率を重視した高度なパスサッカーは全員の技術が高くてやっと成立するものなので、今までの人生でロクに練習してこなかった千尋谷イレブンには無理、
唯一まともなサッカー経験者の樋口こそいるものの、“戦術：樋口”が通用する化物級の能力ではなく、
徹底的に引いて守りカウンターで1点をもぎ取るサッカーをしようにも正確なロングパスの出し手はいない。

となれば作中で言っている通り、ある程度誰にでも身につく基礎体力を徹底的に鍛え上げ、
ハイプレスからのショートカウンターを仕掛け続けるのが勝利に一番近い戦術という事になる。

なお鷗河高校でも同様の戦術を使っているが、
葛城の正確なビルドアップのおかげでより高い位置からのボール奪取が安定するようになっている。